とうとう陽があるうちに、セントーサの空から雷雲は去らなかった。14時47分から止まったままの最終ラウンドは、インスタート2組を含めて、計5組13人がこの日のうちにホールアウトできなかった。
最終組は2ホール半を残した優勝争いは、2月1日の朝7時30分から改めて決着をつけることになった。
最後の最後まで、波乱の展開。
V争いの渦中にいた小林伸太郎は、しかし最終日のサスペンデッドを「天の恵み」と感じている。
この日の最終ラウンドは、1番から連続バーディを奪うなど、さい先の良いスタートも、「ショットが苦しくなってきて」。
5番でダブルボギーを打った。
「腐らず、パーでしのいで自分の流れが来るのを待っていた」と今週、絶好調のパットで懸命に気力をつないで再び、V争いに加わってきた。
同じ組の宋永漢 (ソンヨンハン)がまだ、16番ホールで微妙な距離のパーパットを残しているため、小林の16番のスコアはまだ、当ホームページ上では反映されていないが、4メートルを沈めた15番に続いて6メートルを決めて、実は連続バーディを記録している。
つ まり通算10アンダーは、首位と2打差。月曜日の残り2ホールでもスコアを縮められたら、「プレーオフの可能性もある」。翌週の「レオパレス21ミャン マーオープン」に向けて、1日正午の飛行機でシンガポールから発つ予定だが、キャンセルも辞さない覚悟。飛行機代をふいにするにも大いに価値のある、優勝 争いだ。
「明日もソンさんのミスを期待するのではなく、自分のプレーに徹する。再開の7時半までに頭を整理して、ナチュラルにやれれば」。1日持ち越された人生最大のチャンスに胸躍る。
谷原は、ただ笑うしかなかった。最終日は4日連続のサスペンデッドが決まって、競技は1日持ち越されることになり、最終ラウンドの最後のたった1ホールをこなすために、翌月曜日には再びコースに戻ってこなければならなくなって、どうにも気持ちの持っていきようがない。
もちろん、「明日は最後にせめてバーディを獲って・・・」とは思うが、そう言いながらも途中から思わず「ハハハハハ・・・」。
当 初の予定では31日夜の便で、帰国するつもりだった。それが、自身の分はもちろんキャディの石井恵可さんや、マネージャーに家族の分。「すべてパー」。現 状の暫定順位でいうなら4位タイの賞金をいただいても「チャラですよ」と、余分にかかった経費を計算して、思わずため息。
「参った。参りましたよ」と、つぶやくにはまだ早い。勝負はまだ、決着がついていない。谷原の可能性も、まだ消えていない。
「も う、今から18番ホールをプレーしてきますよ」と、苦笑いでそんないたずらも、してみたい気分。こんな経験は、今までにも米ツアーなどでもあるが、今回も 「これがアジアと思うしかない」。月曜日は、右バンカーからの2打目からリスタート。気を取り直して、V争いに舞い戻る。
以上、日本ゴルフツアー機構記事(昨日)
結果は、宋選手が優勝した。
スピースは準優勝で、小林が4位タイ、谷原は6位タイという成績でした。
国内ツアーでは、女子も男子も韓国勢に負けています。
奮起してほしいですね。
頑張らないと視聴率が落ちてスポンサーがつかなくなる可能性大です。
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