<LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 事前情報◇27日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6535ヤード・パー72>
2019年のゴルフ界の話題をさらった渋野日向子が、いよいよラストランを迎える。今季39戦目の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」があす28日、宮崎県の宮崎CCで開幕するが、例年以上に盛り上がりを見せているのが賞金女王争い。トップの鈴木愛を約1500万円差で追う渋野だが、開幕前の心境を語ったその表情には笑顔すら浮かんでいる。
夜もすてきな笑顔です 渋野日向子の最新ドレス姿を激写【写真】
フルではなかったものの、前半戦の出場権を持ちながらシーズンインした2019年。自身の初戦となった「ヨコハマタイヤPRGRレディス」でいきなり優勝争いに加わると、その後の快進撃はここで語るまでもないほどのものだった。
「全英AIG女子オープン」を含め、先週までに国内外で5勝。「リコーにこんなに早く出られるとは思っていなかった。この試合に出るためにみんな頑張っていると思う。1年目から経験させてもらっているのはありがたいですし、頑張って良かったなと思います」。大きく羽ばたいたこの1年の成長に驚きとともに、満足感も漂う。
2週前の「伊藤園レディス」では消極的なプレーに終始し予選落ち。賞金女王レースから脱落したかに見えたが、翌週には鈴木との直接対決を制して、再び名乗りを挙げた。渋野戴冠の条件は最低でも今大会での『優勝』か『単独2位』。そのうえで鈴木、申ジエ(韓国)の成績次第という厳しい状況だ。そのなかで周囲は騒ぎたてるが、本人は「緊張感は特にない」と言い切る。
持ち前の積極性を取り戻して臨む最終決戦だが、今の段階では、「100の内10くらいしか賞金女王のことは考えていない」と、自身にプレッシャーをかけることはない。「エリエールは無欲でやっていたけど、最終日は負けたくないという気持ちだった」と、勝ちたいという一心で目の前の鈴木に競り勝った。あくまでも女王ではなく、勝ちたいという素直な欲求を満たすための勝負に徹し、見事にやりきった。
「狙って勝つのが強い選手だと思いますけど、特に考えないようにします」と今週は今のところ冷静。しかし、「応援してくれた人たちのために頑張りたい」という気持ちは先週と変わることはない。その気持ちを最後まで強く持ち続けることができるかが、渋野の進撃を後押しすることになる。
バチバチ対決第1ラウンドは鈴木、ジエが回る最終組の一つ前の組。「4日間ぜんぶアンダーパーで回るのがいい締めくくり」と、まずは初日から好スタートを目指す。ルーキーイヤーで国内外5勝に加え、公式戦2勝を果たすのか? 世界が注目する日本のスーパールーキーが、総仕上げの宮崎決戦に挑む。(文・高桑均)
以上、アルバニュ-ス
申ジエ、鈴木愛と賞金女王を争う試合になります。
面白そうですね。楽しみです。
渋野は狙って獲れるか?
注目したいと思います。