2016年末のGDO企画「松山英樹×石川遼 対談インタビュー」、お楽しみいただけましたでしょうか。シーズン終盤に某所で行った今回の対談の取材時間は3時間に及び、「テレビや動画じゃ話せないことがある!」という、おふたりのご要望もあって記事で展開してきました。
全4回にわたってお送りしましたが、ここでは本編には収まりきらなかった、こぼれ話をお届けします(全2回)。“プレーオフ”の1ホール目は好きな色と数字について。話があっちこっちに飛びますが、超リラックスムードの小ネタですのであしからず。
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■好きな色ってありますか?■
石川:うーん…好きな色とかないですね…ラッキーカラーもない。ゲンもあんまり担がないな。でも、赤いパンツをはくと気合いが入るのは確か。でもそれが空回りすることもあるから難しい。優勝争いをしてなくても、赤いパンツをはいていたけど、そこはモチベーションのギャップなんかもあったりして難しいんだ。英樹は黄色?
松山:そのイメージが結構強いんだよね。(2010年に)「アジアアマチュア選手権」に勝ったときと、その後すぐに出た「日本オープン」と…最終日は黄色のパンツだったから。
石川:(2011年)「三井住友VISA太平洋マスターズ」に勝ったときも黄色でしょう?
松山:そうそう。もうね、VISAのときくらいになったらさ「黄色を着なくちゃいけないかな…」みたいな感じだった。「松山は黄色、黄色」って言われるから、だんだん黄色が好きじゃなくなってきたよ。最近は白、水色が好きかな。赤も好きなんだけど、赤が好きなのは結局、タイガー(ウッズ)が着てるから。
石川:それ、間違いない(笑)。おれも同じだと思う。考えだしたら、おれはネイビーかな。あと茶色も好きだな。茶色とひとことで言っても、濃さによって色々違うのが楽しい。
松山:おれは、グレーも好きだな。ダスティン・ジョンソンとかって、上下でグレー&グレーを着たりする。あれ、めっちゃカッコよく見えるんだよな。人のウエア。まあでも、要するに勝ってる人のことを見ると、その色がカッコ良く見えるんだよ(笑)
■好きな数字はありますか?■
松山:3番。あと1。アマチュアのときに、ボールの1ダースのケースには、1、2、3、4って数字がふられたボールが3つずつ入っているでしょう。1と3は試合で使って、2と4は練習ラウンドで使っていた。
石川:おれはいまは54かな。単純に、全ホールでバーディを獲ったときのスコアということで。宮里藍さんの影響もあります。僕らが中学生くらいのとき、「ビジョン54」(宮里のメンタルトレーナーであるピア・ニールソンとリン・マリオットによる教え)が有名になった。でも、おれも3は好きだな。
松山:1と3を試合で使うとさ、結局2と4ばかり余っていくんだよ。なぜか2と4だとスコアが悪い気がして…。
石川:変えられないもの、あるなあ。おれはボールマークがそうなんだ。アメリカの50セントのコインはずっと一緒。あと、グリーンフォークも絶対に代えない。
松山:遼のやつ、グリーンに刺しやすそうなんだよな。
石川:2009年の全米プロで買ったんだ。お土産のつもりだったんだけど、カッコいいから自分で使いはじめた。6年以上使っていたら、2cmくらい削られるんだ。練習ラウンドでは、もらったものを使っても、試合はそれ。あれ、ゲンは担がないとか言いつつ…
松山:結構あったね。おれは25セント(クオーター)が多いかな。アメリカに行く前は結構大きいやつを使ってたんだけど、「それ、アメリカでは注意されるよ」って誰かに言われたんだ。あとは日本の国旗が入っているやつ、白と赤のやつ。だいぶ汚くなって、白じゃなくて黒っぽくなってきた…。グリーンフォークはあんまり使わないな。直すときはティペグで代用している。(石川は)最近、ティペグを代えた?
石川:そうなんだ。(昨年1月末に)ケガをする前に米ツアーの会場でごっそりティペグをもらったんだけど、復帰するまでに日本で練習していたら、5月くらいになくなって…。あるコースの練習ラウンドで、落ちていたのをひとつ拾ったんだ。ボロボロのプラスチック製の。ウッドで使っているんだけど、それが不思議と、いまもなくならないんだ。
松山:あのティペグ、めっちゃ飛ぶよね。ティ自体が。後ろにも前にも飛ぶんだけど、遼は絶対に発見してる。打った瞬間に、どっちに行ったか分かるくらい。でもさ、おれは調子が良いときにしか、打った後のティが見えないんだ。
石川:おれは、いいショットのときはティが(飛球線の)後ろに飛ぶんだよね。
松山:おれは……折れてる。
石川:英樹は結構長めのティをしっかり刺して、なおかつインパクトで“厚め”に当ててるんだと思うな。だから折れる。
松山:確かに日本のコースでプレーするときは、長めのティじゃないとダメなんだ。ティグラウンドで(米ツアー出場時と)同じ長さを刺しているつもりなんだけど、アドレスでの見た目で、ずいぶん低くまで刺してしまったように感じる。
石川:ああ、日本のコースはティグラウンドの芝が米国より長いからね。それはあるなあ。
以上、GDOニュース
二人とも、洋服の色とか、ティペグなど、色々気にしていますね。
私もティペグが打った後、飛んで探すのが大変だったので、ティペグが中折れして飛ばないものを探して使用しています。
ボールの数値も私も奇数を好みますが、最近は何を使っても一緒だから気にしなくなりました。2,4も平気で使います。
ゴルフってメンタルの占める部分も大きいということですね。