とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

「生贄」の猿鬼伝説・大沢に残る「小串祭り」

2015年02月06日 | 日記
6日、「ぞんべら祭り」を撮り終えて、能登半島の上部に位置する大沢地区に行きました。



能登半島には生贄伝説がいくつか残っております。その一つ輪島市大沢には「小串祭り」があります。


大沢地区・静浦神社に伝えられる魔よけ(人身御供)の神事。昔、この里に猿鬼が住み、毎年娘の御供えを強いられた村民は、氏神に助けを求め難を逃れた。その後二度と災難が起こらないようにと、女子の黒髪を思わせるぎんば草(海藻)を髪飾りを思わせる串を神前に供え、安泰を祈願するお祭り。


め竹を櫛(串)にした飾り


女の黒髪を模したぎんば草


お祓いを受ける


直会で御神酒をいただく町会長さん

お祭りの様子は昨年のブログを見ていただければ詳しくありますが、大沢地区は今もっと燃えています・・・?
NHK朝ドラ「もえ」のロケ地としてです。




海からの強風から家を守るため、海に面した所は竹の「間垣」で囲まれています。




間垣の裏側は頑丈な支えで作られている


大沢地区の集落から少し山道を進むと「桶滝」があります。上部は岩を突き抜けた穴の中心に水が流れ落ちる滝です。


帰路、青空が覗いていたのですが冷たい風が吹くなか間垣の通りを散歩している二人を見たので、撮らせて貰いました。

今日は二つのお祭りを紹介しました。神事ですが生活に密着した行いを今に伝えるものとしてのお祭りでした。



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