小村俊美blog~心・街・釣り・そして日々~

臨床心理士の独り言(小村臨床心理士事務所所長)

ほとんど釣りを中心とした趣味の世界のブログです

児童福祉司養成講座

2010年09月07日 | 心理

出雲部の講座も最終日になりました

今日は一日中研修担当しました。午前は児童虐待の背景と考え方、午後ははアセスメント演習を行いました。受講者は児相新任職員、市町村関係職員、里親の方約40名です。

今日の研修会は児童虐待防止に取り組む県の姿勢の啓発の意味も含めてTV取材が入りました。

昨年、10年前に行った実態調査と比較調査を行いました。その中で明らかになってきた虐待者の成育歴、性格特徴などと、最近学校で多くなってきたいわゆるモンスターペアレントと言われる人との共通する部分が多いように感じています。児童虐待の増加と、モンスターの増加は相関性をもって今後さらに増えるように思えてなりません

今日の研修で最も伝えたかったことは、相談と言うものは、受付ける組織によってその組織の相談システムに合せられることが多く、硬直しがちなところがあります。(たとえばDV相談はこうしなければならないとか、児童相談所はこういう流れだとか)これを見直して欲しいという事でした。

私は相談内容によって相談システムを変化させる勇気が無いと、児童虐待やDVについて柔軟的な即応対応は難しいと思っています。

今日の研修で「相談内容合せの相談体制作り」をイメージしていただいたかなと思います。金曜日に西部研修で今年の講座は終わります。2008_730 2008_731


最新の画像もっと見る

コメントを投稿