小村俊美blog~心・街・釣り・そして日々~

臨床心理士の独り言(小村臨床心理士事務所所長)

ほとんど釣りを中心とした趣味の世界のブログです

思い出

2012年08月21日 | 心理

午前中は警察署のスーパーバイズ

午後は研修受講

「臨床法医学から見た児童虐待」をテーマに島根大学竹下教授の講演

15年ほど前に法医学が児童虐待の防止にどのように関わるのかという視点で熊本大学の故恒成先生講義を受け、その後親しく指導を受けていました。島根医大の法医学教室へも生体診断について口添えを頂き、県の事業の中で大学と連携を取ることが出来ました。

久しぶりの法医学研修で「島根で虐待防止のために新しいシステムを作ろう」という気持ちで動いていた当時を思い出しながら聴いていていました

現役の時には解剖台に乗った幼児の写真をいつも机の中に置いて、絶対このような結末にはしないという戒めにしていました。その写真の子どもが命を賭して虐待防止の仕事を支えてくれていると感じていました。

法医学から発信されるメッセージは本当に「自分がしっかりしないと」というものを受け取ります。児童相談所の職員や市町村担当者は感性を鍛える意味でも法医学系の研修をしっかり受けて欲しいものです

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