最近の報道はさすがに津波のリアルさを競う報道はなくなってきました
原発以外では、今は復興のために頑張っているニュースや美談が大半になりました。こういうニュース何となく明るくなります。
しかし!!
阪神震災の時、マンションがつぶれ、3階が2階の高さになり、そこから脱出し疎開してきた高校生のカウンセリングをしました。順調に恐怖心は薄れてきましたが、被災地の高校生が頑張る姿が放映されるようになるとだんだん調子が悪くなってきました。
その生徒さんは「私は敵前逃亡した人です。もう帰っても誰も相手にしてくれないでしょう」とか「自分はこのまま受験をすれば本当にダメになる」と言っていました。
被害者が自責の念を持つ典型的なトラウマ反応が現れました。
これから、各学校で「命の授業」などが行われる際にはぜひ専門家の意見を聞くことや、疎開生徒さんの状況把握が必須となると思います。
今年の県の教員研修にはこのテーマを入れたいと考えています
家の庭の大輪の椿です