小村俊美blog~心・街・釣り・そして日々~

臨床心理士の独り言(小村臨床心理士事務所所長)

ほとんど釣りを中心とした趣味の世界のブログです

迷い

2009年12月17日 | インポート

発達関係の仕事で思う事があります

 時々、親さんが全く気づいていない事に出会います。親さんはすごく元気が良い子だと感じておられるのが、実はADHDの疑いがあったりします。このことをお伝えして医療や療育に結びつけるのが私の役割です。

そんな時、どのタイミングでどのような話し方をするのか、すごく気を使います。親にしてみれば心理の専門家が医者に行きなさいと勧めるわけですから…。

 発達専門の医師と伝え方の話しになった時「この仕事で一番気を使うところ」と言っていました。でも、「最近は子どもの将来につながるケアの立場に徹してきちんと伝えている」と話していました。

 診断名によるメリット、デメリットを考えると学校教育の中では診断はすごく大切と思っています。苦手な部分を毎日させられて、「お前はダメだ」というメッセージを受け続ける子ども達をあまりにも多く見たような気がしています。やはり子ども達のためにはきちんとお伝えするほうが賢明と考えています

と言いながらもその場面はいつも緊張です

写真は本文とは関係のない海士町、明屋海岸です2008_068_2