晴れたら、エエなぁ

こんどの休みは晴れるかな?晴れたら何しよ?やりたいことが・・・いっぱいあることの幸せ?を噛みしめるイヌ人の独り言

則 弘祐 氏

2010年08月11日 | 釣り
丸っこい顔の、ヒゲづらのおじさん・・・

そんな印象だった。

中学生のころから(ブラック)バス釣りに夢中になっていて、
「フィッシング」や「アングリング」といった雑誌に登場してきて、
講釈をたれている・・・そんな感じだった。


なんだけど、いつからか?

モロに影響を受け

「バスはトップ(ウォーター)だっ」なんてことを言い出すようになっていた。

その頃、日本にもアメリカを真似してバス釣りトーナメントのプロが誕生した頃であった。
必然、釣りもトーナメント志向になる。
ヒトよりたくさん釣る。ヒトよりデカいサカナを釣る。
そんな具合である。

トップ(水面)の釣りは、そうそう釣れはしない(と言い切っていいと思う)。
効率も悪い。
だからこそ、釣れたら面白いし、うれしい・・・ということになる。
雑誌なんかでは、水柱を上げながらルアーに喰いつくことがある、
なんて書いてあったりする。そんなシーンを見れるのはトップの釣りだけである、とも。

ホンマにそうかいなぁ?

なんて思っていたが、実際にそんなことがあった。
大学生の頃に行った河口湖でのこと。
ルアーの着水と同時に、バスが跳ねながら喰ってきたのである。
9cmくらいのペンシルベイト(ペラもカップもないルアー)に
20cmそこそこの小型のバスである。
びっくりしたねぇ~。

大学生になって入部したハイキング部は、山だけでなくバイク、釣り、
その他いろんな外遊びが好きな連中が集まっていた。
釣り好きな先輩が、「(バス釣りの)得意なのは何だ?」と訊いてきたとき
「得意じゃないけど、好きなのはトップです」と応えたら、気に入られた。

トップしかやらないわけじゃないけれど、トップが一番好きである。

則氏がかいた本


バスの生態から、釣り方指南まで。
買ったのは、高校生の頃だ。

先輩は「バイブル」だと言った。
彼は、竿やリールまで真似ていた(ワシは金がなくて、そこまでできんかった)。


則弘祐=「バスの人」といった感じであったが、実は「マス」もやる人であった。

バスルアー、マスルアー、そしてそれらを操るロッド(竿)
豊富なラインナップの「スポーツザウルス」というメーカーの代表であった。
プラスチック製のルアーはともかく、他の商品は正直高価すぎてワシは、
買う気にはなれんかった。
他のメーカーもそうであるが、高価な、しかもマニアな商品ラインアップしかない
ところがいくつもある。「よく倒産しないなぁ」なんて思っていたが、
「スポーツザウルス」は2003年に一度倒産した。
(現在、復活)


ワシが「トップが好きだ」と言っていた頃、トップをやるヒトは少なかった。
店にもトップのルアーはあまり置いてなかった。

いまでもバスプロは健在だし、トーナメントもあるけれど、一時のトーナメント志向の
反動か?「トップ」をやるバサー(バス釣りをするヒトをこう呼ぶらしい)は増えた。
しかも年がら年中トップをやるヤツもいる(昔はサカナの活性があがる夏しか釣れない、
とさえ言われていた)。ずいぶんマニアな人間が増えたものである。


トップの釣りの楽しさを広めたのは、間違いなく則氏だと思う(が?)


そんな則氏、7月30日に亡くなられたそうだ。


夏の間に、トップだけの釣りをしてみようかなぁ・・・なんて考えた





丸っこい顔の、ヒゲづらのおじさん・・・安らかに


                                曇天の朝に
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