54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

あの世は頭の中にある

2006年04月13日 | パラレル
火曜に「文化環境論」という授業をとったんですけど、シャーマンとか、呪術とか、怪しげな授業です。でもおもしろそう。
私は幽霊を信じません。

芸術家には霊感のある人が多いという。

ラマチャンドランの「脳のなかの幽霊」では、側頭葉が宗教的神秘的体験と深い関わりがあると書いている。
側頭葉てんかん患者に治療のために側頭葉に電極を刺して電気刺激を与えると、患者は生き生きとした意識体験をする。明瞭なクオリアを感じる。これはしばしば宗教的体験、神秘的体験と表現される。

芸術家は側頭葉を酷使するのかもしれない。それにより生じた明瞭なクオリアがしばしば神秘的体験、霊感として感じられるのかもしれない。
あるいはゴッホやドストエフスキーは側頭葉てんかんだったといわれている。


さて、霊感や神秘的体験は側頭葉によってもたらされる。ゆえに科学的に説明されうるし、霊感は脳が生み出す幻なのだ、と私は結論した。

が、別の観方もできるだろう。

側頭葉はこの世とあの世をつなぐメディア(媒体)である。

芸術家は時に「アイデアが降りてくる」という表現をする。
アイデアはどこから降りてくるのだろうか。
天から?
いや、頭の中からである。

あの世は頭の中にある。。


表現することは生きることである。(参照:「生きるということのススメ」

頭の中に浮かんだ考えは、頭の外に出ることによって、はじめて生きるのである。
つまり、表現するということは、あの世からこの世へと生まれてくることであり、まさに「生きる」ことなのである。

何も表現できない人間は「死んでいる」のと同じなのである。
頭の中にとどまっているというのは「あの世」にいるのと同じなのである。
人間は表現してはじめて「生きる」ことができるのである。

頭の中という「あの世」から、外の世界という「この世」への出産。

何かアイデアがひらめいたとき、それを表現せずにはいられない。
それはアイデアが生まれようと欲しているからではないだろうか。
ミームは生まれたいのだ。
頭の中に浮かんだ以上、表現されずにはいられない。
妊娠したら出産しなければいられないのだ。
中絶というのは生命に対する冒涜だ。

アイデアを殺さないでくれ。ミームを殺さないでくれ。


芸術家には霊感をある人が多い、という話から、側頭葉による神秘的体験、そしてあの世が頭の中にある、、、。でもって表現することは生きること。
アイデアが飛躍していって、理系の話と文系の話が混ざり合って、わかりにくかったかもしれません。

霊感のない私は芸術家には向いていないのかも。

しかしながら、この記事を書いている間、アイデアの飛躍を体験している間、私はとてつもなく幸福感に包まれていた。。


かなりがんばった。。

ちなみに、、

あの世の52%は犠牲で出来ています
まあね、、

あの世の38%は税金で出来ています
そうなのか!!

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2 コメント

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直伝 (桑原 圭子)
2006-04-14 07:35:48
とても参考になりました。☆タイムリー☆



パラレルさんが ☆媒体☆ そのもの



クオリアに 生きられることを



ご両親に感謝しましょう。
返信する
参考になりましたか、、 (54)
2006-04-14 07:45:37
私自身が媒体、、、

頭の中にあるものと世界をつなげるのは私自身だから、、、

なるほど!



今の私があるのは良くも悪くも両親のおかげです。。
返信する

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