54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

緑の線路

2005年11月30日 | クリエイティブな思考への挑戦
砂漠になる前の荒地。どこまでも続く渇れた大地に私はいた。
綱引きの綱ほども太い茎が何本も絡み合ったものが一本の道のように続いていた。
その「緑の線路」に沿って私は歩いていた。

緑の線路の上を列車が走ってきた。植物で覆われた「緑の列車」。
これに乗れば目的の場所へ行けると思った。しかし近づいてくると列車の中で2匹の恐竜が暴れているのが見えた。
なんということだ、もうおしまいだ。ということはあいつらも殺られたのか。
緑の列車はもの凄い勢いで通り過ぎていった。


私の村は突然現れた2匹の恐竜によって壊滅させられたのだ。父も母もみんな殺されてしまった。私は命からがら逃げてきたのだ。隣町まで行ってこの危機を伝えようとしていたのだ。
私の仲間は列車で隣町まで行くはずだった。しかし・・・。
まずい、このままでは何も知らない町の人々はあの2匹の恐竜に殺されてしまう!
なんとかして列車より速く隣町まで行かなくては!なんとかして列車を止めなくては!

。。

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