(多少ネタバレを含みます。『METAL RESISTANCE』未聴の方はご注意ください。)
明日も仕事なので、夜中にこんなことを書いている場合ではないのだが、BABYMETALのニューアルバムを入手した日、というのは、これからの人生でもう何度もあるとも思えないので、簡単に「記録」しておきたい。(もう日付は替わっているが、3月29日の話として、以下記す)
タワーレコードに予約した盤の発送メールは昨日来ていたが、出勤で家を出るまでには届なかったので、当初の目論見通り、(フラゲのために)職場近くで店頭受取予約していたタワーレコードに向かう(というか、本来「出勤」のための出発なのだが)。
午後からの仕事だったので、11時過ぎに電車を降り、駅近くのビル内のタワレコの階へ入る。
大々的にBABYMETALコーナーはあるが、旧譜のみで肝心の新譜を置くべきスペースはぽっかり空いている。「あれ…?」と思いながら、カウンターで「あの…BABYMETALの新譜は?」と問うと、「ごめんなさい、まだ商品が到着していないんです」との返事。
まあ、まだフラゲ日だし、夕方には来てるだろうし、と気を取り直し、少し早めの昼ご飯を食べに、先日のラーメン屋へ。
『ヘドバン』10号のKOBAMETALのインタビューを読みながら(何度目だ?)ラーメンをすする(阿呆である)。
食べ終わり、まだ仕事始まりまでは少し時間があるので「念のため」と、再度タワレコのあるビルへと向かう。夕方にはまた移動があるのでそのときには受け取れるし、と、昨日までは思っていたのだが、もう気持ちは、1分でも早く手に入れたい!聴きたい!モードになってしまっていたのだ。
と、その時!
6階のタワレコへと向かうエスカレーターで、『METAL RESISTANCE』の紙袋(タワレコの29日・30日店頭特典)をさげた、男子高校生らしき人とすれ違った!
『METAL RESISTANCE』が本当に買えるのだ!
勢い込んで店に入ると、さっきまで空だったスペースに、ずらりと『METAL RESISTANCE』が並んでいる!
早速カウンターで予約の引き取りをし、当然のようにクジは外し、特典のファイルとともに、『METAL RESISTANCE』の紙袋に入れてもらい、ウキウキとレジを離れる。隣のカウンターでも同じように『METAL RESISTANCE』を購入されていた。
で、まだ仕事までほんの少し時間があったので、Wi-Fiのつながるところに座り、パソコンに『METAL RESISTANCE』をインポート、すぐにウォークマンへインポート。
職場へと歩きながら、「何か一曲聴きたいな」と思い、(一曲目から聴かないのは邪道だけど、「Road of Resistance」→「KARATE」→…の順に聴く時間の・心の余裕はない。)5曲目の「Amoreー蒼星ー」を選びボタンを押す。
すっ、と息を呑む音の後、SU-METALの声が伸びやかにアカペラで歌い始める。
そして…
激速メロスピが疾走しはじめる!
わーん。
「これは駄目だ…」と必死にこらえながら、ほとんどしゃくりあげる寸前の状態で、顔に力を入れて職場まで歩き続けた。
これはもう、神曲、だ。
たった数十秒で、降参、であった。
もちろん、ベース・ソロはもろ「Eagle Fly Free」なのだが、それも含めて”ハロウィンの1曲目”然とした(例えば「Just A Little Sign」とか)劇的な疾走感。
ブリッジの「も~しも君を…」のところ、SU-METALの声による何とも心地よい織り合わせは、まるで遊佐未森を聴く心地よさだ(個人の感想です)。
それでいて、「二十四時間走り続ける」とか、とりわけ「愛よ地球を救え」という歌詞にはニヤリとさせられるくすぐりがあり(「イジメ、ダメ、ゼッタイ」と同趣)、そこに、最後の最後で「紅月」への言及があるところなど、鳥肌ものである。
しかし、何よりも、SU-METALの歌う「文語」の美しさよ!
さくら学院の(「SUN!」だったか)で、中元すず香が百人一首の一首を即興で歌った映像のことを想起してしまった。彼女の「ひとの心を揺さぶる」歌(声)の天才ぶりを露わにする映像だったが、あの感動をそのまま激走美メロ・スピードメタル(ジャーマン・メタル)へと化した、そんな曲である。
事前の情報から、「紅月」とのかぶりをほんの少し懸念していたのだが、全くの杞憂だった。
メジャー調を主調としながらのこの「ほろ悲しさ」は、ある意味「My Graduation Toss」のメロスピ版という趣も感じさせる。
いずれにせよ、SU-METALだから可能な神曲である。
いやあ、続きを聴きたくて聴きたくて、その後はじまった仕事をしながら「仕事よ、早く終われ、早く終われ」と願ってしまいました。申し訳ない。こんなことは初めて(久しぶり?)です。
まだ4回ほどしか通して聴けていません。家で、よりよい機器で聴くと、また迫力・厚み・音像空間のすみずみにまでしみわたる気品が確認でき、格別です。
もう、さすがに寝なければならないので、続きはまたじっくり少しずつ書きます。
「META!メタ太郎」が、YUIMETALのソロで(歌パートが)はじまったぜ!という驚きと感激。
「Tales of Destinies」(だんだん慣れて来ましたが、それなりにプログレも聴いてきたこの耳にも、何が起こっているのかさっぱりわかりませんでした。仰天・驚愕・唖然、それでいてキャッチーという、謎のキラーチューン)の後のタメとその後の「THE ONE」の大団円感の恰幅の大きさ。
単に素晴らしいというのではなく、僕たち熱狂的なBABYMETALファンにも「何じゃこりゃ!」という驚きを与える。
これが、BABYMETALの大きさなのでしょう。
それを痛感させる、何とも凄いアルバムです。
では、また。
明日も仕事なので、夜中にこんなことを書いている場合ではないのだが、BABYMETALのニューアルバムを入手した日、というのは、これからの人生でもう何度もあるとも思えないので、簡単に「記録」しておきたい。(もう日付は替わっているが、3月29日の話として、以下記す)
タワーレコードに予約した盤の発送メールは昨日来ていたが、出勤で家を出るまでには届なかったので、当初の目論見通り、(フラゲのために)職場近くで店頭受取予約していたタワーレコードに向かう(というか、本来「出勤」のための出発なのだが)。
午後からの仕事だったので、11時過ぎに電車を降り、駅近くのビル内のタワレコの階へ入る。
大々的にBABYMETALコーナーはあるが、旧譜のみで肝心の新譜を置くべきスペースはぽっかり空いている。「あれ…?」と思いながら、カウンターで「あの…BABYMETALの新譜は?」と問うと、「ごめんなさい、まだ商品が到着していないんです」との返事。
まあ、まだフラゲ日だし、夕方には来てるだろうし、と気を取り直し、少し早めの昼ご飯を食べに、先日のラーメン屋へ。
『ヘドバン』10号のKOBAMETALのインタビューを読みながら(何度目だ?)ラーメンをすする(阿呆である)。
食べ終わり、まだ仕事始まりまでは少し時間があるので「念のため」と、再度タワレコのあるビルへと向かう。夕方にはまた移動があるのでそのときには受け取れるし、と、昨日までは思っていたのだが、もう気持ちは、1分でも早く手に入れたい!聴きたい!モードになってしまっていたのだ。
と、その時!
6階のタワレコへと向かうエスカレーターで、『METAL RESISTANCE』の紙袋(タワレコの29日・30日店頭特典)をさげた、男子高校生らしき人とすれ違った!
『METAL RESISTANCE』が本当に買えるのだ!
勢い込んで店に入ると、さっきまで空だったスペースに、ずらりと『METAL RESISTANCE』が並んでいる!
早速カウンターで予約の引き取りをし、当然のようにクジは外し、特典のファイルとともに、『METAL RESISTANCE』の紙袋に入れてもらい、ウキウキとレジを離れる。隣のカウンターでも同じように『METAL RESISTANCE』を購入されていた。
で、まだ仕事までほんの少し時間があったので、Wi-Fiのつながるところに座り、パソコンに『METAL RESISTANCE』をインポート、すぐにウォークマンへインポート。
職場へと歩きながら、「何か一曲聴きたいな」と思い、(一曲目から聴かないのは邪道だけど、「Road of Resistance」→「KARATE」→…の順に聴く時間の・心の余裕はない。)5曲目の「Amoreー蒼星ー」を選びボタンを押す。
すっ、と息を呑む音の後、SU-METALの声が伸びやかにアカペラで歌い始める。
そして…
激速メロスピが疾走しはじめる!
わーん。
「これは駄目だ…」と必死にこらえながら、ほとんどしゃくりあげる寸前の状態で、顔に力を入れて職場まで歩き続けた。
これはもう、神曲、だ。
たった数十秒で、降参、であった。
もちろん、ベース・ソロはもろ「Eagle Fly Free」なのだが、それも含めて”ハロウィンの1曲目”然とした(例えば「Just A Little Sign」とか)劇的な疾走感。
ブリッジの「も~しも君を…」のところ、SU-METALの声による何とも心地よい織り合わせは、まるで遊佐未森を聴く心地よさだ(個人の感想です)。
それでいて、「二十四時間走り続ける」とか、とりわけ「愛よ地球を救え」という歌詞にはニヤリとさせられるくすぐりがあり(「イジメ、ダメ、ゼッタイ」と同趣)、そこに、最後の最後で「紅月」への言及があるところなど、鳥肌ものである。
しかし、何よりも、SU-METALの歌う「文語」の美しさよ!
さくら学院の(「SUN!」だったか)で、中元すず香が百人一首の一首を即興で歌った映像のことを想起してしまった。彼女の「ひとの心を揺さぶる」歌(声)の天才ぶりを露わにする映像だったが、あの感動をそのまま激走美メロ・スピードメタル(ジャーマン・メタル)へと化した、そんな曲である。
事前の情報から、「紅月」とのかぶりをほんの少し懸念していたのだが、全くの杞憂だった。
メジャー調を主調としながらのこの「ほろ悲しさ」は、ある意味「My Graduation Toss」のメロスピ版という趣も感じさせる。
いずれにせよ、SU-METALだから可能な神曲である。
いやあ、続きを聴きたくて聴きたくて、その後はじまった仕事をしながら「仕事よ、早く終われ、早く終われ」と願ってしまいました。申し訳ない。こんなことは初めて(久しぶり?)です。
まだ4回ほどしか通して聴けていません。家で、よりよい機器で聴くと、また迫力・厚み・音像空間のすみずみにまでしみわたる気品が確認でき、格別です。
もう、さすがに寝なければならないので、続きはまたじっくり少しずつ書きます。
「META!メタ太郎」が、YUIMETALのソロで(歌パートが)はじまったぜ!という驚きと感激。
「Tales of Destinies」(だんだん慣れて来ましたが、それなりにプログレも聴いてきたこの耳にも、何が起こっているのかさっぱりわかりませんでした。仰天・驚愕・唖然、それでいてキャッチーという、謎のキラーチューン)の後のタメとその後の「THE ONE」の大団円感の恰幅の大きさ。
単に素晴らしいというのではなく、僕たち熱狂的なBABYMETALファンにも「何じゃこりゃ!」という驚きを与える。
これが、BABYMETALの大きさなのでしょう。
それを痛感させる、何とも凄いアルバムです。
では、また。