ケルベロスの基地

三本脚で立つ~思考の経路

BABYMETAL探究(『METAL RESISTANCE』フラゲ前日寸感)

2016-03-28 18:43:08 | babymetal
さあ、いよいよ明日、ニューアルバムのフラゲ日である。

もちろん、ワクワクはしているのだが、この不思議に落ち着き払った気持ちは何なのだろう?

素晴らしいものに違いないことがもう間違いない
おそらく、そうした安心感・絶対的な信頼、なのだろう。

前日にこんな気持ちになるなんて予想もしていなかった。
多少の不安感も混じった、ワクワクドキドキを感じるだろうな、と思っていたのだ。

こんな気持ちになったのは、近日に襲われた”春のBABYMETALの怒濤”の所為だ。

仕事がまた忙しくなって、まだあまり堪能しきれていないのだが、

① WOWOWでの横アリライヴ放映
② 「The ONE」の公式MVの公開(スタジオ音源の降臨)
③ 『ヘドバン』10号

これらを通じて、今、上記のような静かな心持ちで、明日のアルバム入手を待っているのだ。

③については、今ここに書くのはネタバレ・興を削ぐことになるので、書かないが、やはり涙腺崩壊だった。昨日の午前中に、タワレコへ行って、まだ店頭には並べられていなかったので、スタッフの方に訪ねて、倉庫から1冊出していただいた。(お手数をおかけしました。ありがとうございます。)
それを手に、昼を食べようとラーメン店に入ったのだが、はじめのYUI・MOAのところを読み始めると、もう「やばい…」状態になり、慌てて、KOBAMETALのインタビューまでめくって、読みながら(鳥肌多多)、ラーメンを食べて午後の仕事に向かったのだった。
仕事終わりに電車の中で、YUI・MOAのインタビュー、そして、SU-のインタビューのある言葉に、涙腺決壊したのだが、隣に人がいなかったので、事無きを得た(またそのうち詳しくは書きます)。

①、たいへん素晴らしかった。これもまだ、通して2回しか見ていないのだが、ベース・ドラムスの音がゴリゴリと聴くことができ、SU-METALの圧倒的な歌声もあり、まさに「最新が最高」だということをありありと感じた。
この放送も、娘と一緒に見ていたのだが、オープニングから二人ともじっと画面を見つめるだけであった。ライヴ会場ではこんなにアップで表情を見られなかったから、どの映像も新鮮な美しさに満ちていて、ありがたく堪能させてもらった。黒と赤がこれまで以上に映える、美しくド迫力のステージに圧倒されていたのだが、娘が「うわ。」とはじめて声をあげたのが、神バンドソロだった
凄まじい。
僕も小神様のソロから「うわ。」と嘆声をあげていた。これも、過去最高のソロ回し、だったのではないか。
(ほんとに、BABYMETALのライヴって、記憶が飛んでますよね。それが改めて確認できました。恥ずかしながら、SU-METALの銅鑼叩きも、覚えてませんでした。娘に「あれ?銅鑼叩いたっけ?」って訊いたら、「叩いたやん」と笑われましたが)

で、翌朝、②があったことを知る。
このスタジオ音源、とてつもなく感動的なサウンドだ。SU-METALの声の響きもそうなんだけれど、なぜかこの曲全体が懐かしい響きに満ちている、と感じてしまうのだ。
とりわけ、「Tell me why.終わりがあるなら、Tell me why.教えてほしい」の後の、ギターソロの始まり。ここで、なぜか、泣けてくるのだ。
例えば(あくまで一例だが)松田聖子の「チェリー・ブロッサム」を思い起こさせるような、そんな、青春時代の甘さ・懐かしさを纏った、何ともいえないポップなメロディーラインのソロだ。(その前の歌詞との響き合いもあるのだろう)。

これで決まり、であった。

すでに音源をダウンロードして毎日リピートしている、「Road of Resistance」「KARATE」。
正規の音源はまだだが、ライヴでも体験した「あわだまフィーバー」「YAVA!」。
それらで始まる『METAL RESISTANCE』の、ラストの「The One」が、こんなに素晴らしい(爽やかな、音楽的に豊かな、で、なぜか懐かしい甘酸っぱさに満ちた)音像世界である、なんて。

これは(僕にとって)大名盤であることはもう確定である。

なおかつ、『ヘドバン』等によれば、その前の「Tales of The Destinies」が、以前勝手に期待・想像した激走メロスピではなく、それどころか、その予想を遙かに超える、神バンドでさえ演奏が難しそうなプログレ・メタル(そんな予想なんて事前にできるはずはない!)だそうで、他の楽曲も、とんでもない多様なメタルのてんこ盛り、だそうだ。どれもこれも、楽しすぎる、という印象。

何かもう凄すぎて、きょとんとしてしまう
僕は、今、そんな心理状態なのかもしれない。

みなさん、さあ、明日です。
堪能しましょう!泣きましょう!