社会福祉法人さざなみ福祉会

てんかんや精神障害者の人の作業所などを運営しています

ある作品展

2007-06-02 09:04:28 | Weblog

 

 

段ボールで表現した人形や動物

障がい者施設のユニークな作品展

下川 悦治(2007-06-01 18:51)
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展示場入り口(撮影:下川悦治)

 福岡市南区で絵画や木工などでの創作活動をしている無認可の共同作業所「工房まる」が、福岡市中央区天神の「ソラリアプラザ」で作品展を開いているというので、早速出掛けてみました。あいにく作業所関係者とは会えませんでしたが、展示物をじっくりと見ました。

段ボールでできた人と動物(撮影:下川悦治)
 段ボールで制作された人形、動物などが展示されているのと、それらの制作風景の写真が展示されています。一見しただけでは障がい者が作った、ということは分かりません。備えてあるパンフレットをよく見れば「工房まる」が障がい者施設であることが分かります。パンフレットによれば「障害のある人が豊かな自己表現を行える環境づくり、そして、『仕事』『生活』『ケア』をサポートする」ことを目的としていて、19人が利用しているとのことです。企業のロゴマーク、商品のパッケージデザインなどもしています。

 この作業所の利用者のなかには個展を開く人もいて、その質の高さには驚くばかりです。障がい者であることをあえて強調しない展示方法には、作品の質に対する自信があるように思われます。

【関連サイト】
「工房まる」のウェブサイト