奥穂より望む ジャンダルム
昨年12月御大が重度の徐脈で倒れた日の夜、ワンコからメッセージが届いた。
それが、どのような形で実現するのかは分からないが、そのメッセージの真ん中にあるジャンダルムと合言葉を胸に、今年は頑張ろうと思う。
Gendarmerie ジャンダルム
憲兵と訳すのが正確なのかもしれないが、登山用語として定着しているジャンダルムには、尾根上の通行を邪魔する岩稜という意味があるらしい。
だが私には、山小屋で聞いた「主峰を守る前衛」という言葉こそが相応しい。
確かに、異様ともいえる岩稜は敵に回すとこのうえなく厄介だと思うが、守り神と受け留めればこれほど頼もしい威容もない。
今年も当分続くだろうコロナ禍も、その時々に対応していかなければならない問題も、受け止め方で違ってくるものがあると思う。
ともかく私にとっては、ジャンダルムは大切なものを守る!との意味。
それをワンコからのメッセージと受け留め、今年も頑張ろう!!!
そんな気持ちに力を与えてくれる、山の達人の言葉を記しておく。
「一歩踏み出せるなら、もう一歩も踏み出せる」 (トッド=スキナー)
「岳 みんなの山」(石塚真一)
一つ、 困難は自分一人で乗り越える
二つ、 誰かの困難は自分一人でも全力で助ける
三つ、 山では笑う
「生き抜くことは冒険だ」長谷川恒男 (本のタイトル)