何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

ワンコ物語 空の彼方への道

2018-05-01 12:00:00 | ひとりごと
「ワンコ物語への道 ①」 「ワンコ物語への道 ②」 「ワンコ物語への道 ③」より

ねぇワンコ
今月のワンコお告げの本二冊は、それぞれバラバラに読んでいるとメッセージが分かりにくかったけれど、
合せて読むと、伝わるものがあったよ ワンコ

キーワードは、夢と道だね

「物語のおわり」(湊かなえ)は、人生の岐路にあって『夢を追い求める人、夢をあきらめる人、夢を手助けする人、夢を妨害する人』が未完の小説「空の彼方」を読み、新しい一歩を踏み出そうとする物語なのだけど、
「蒼き山嶺」(馳星周)も、登山を通じて、夢を追う環境と能力がある者、現実と妥協せざるをえない者、宿命により夢を諦めるしかない者が描かれているんだよ

私の場合はさ、
小難しいことではなく、努力と が足りなかっただけなんだけど、
そして、今でも諦めきったわけではないのだけれど、
生来の応援団気質と、年齢的なものもあり、
頑張る人や大好きな人の夢が叶うように応援することに徹することも悪くないな、とは思い始めているんだよ

そりゃ、それは方法論としては当初の道とは全く違っているけれど、
最終目的としては、そう違っているものではないんじゃないかなあ?なんてね

そんなことを思いながら「蒼き山嶺」を読み返していると、味わい深い件に気づいたんだよ。

『自ら歩くところが道なのだ』

向こうに達するために、山を越えようと、海を越えようと、空の彼方に掲げるものが確かなら、
自分が歩いていくところが、道になる

そう思った時に、この春の家族旅の写真が目に浮かんだよ ワンコ

いつもは、お山のてっぺんから待つ日の出を、
ホテルのお部屋で、窓越しに待っているのは、少しばかり変な気分だったけれど、
ワンコと私に、真っ直ぐ光の道が届くのを拝し、
神聖な気持ちになったよね ワンコ

それでも、時にはグズグズと思い悩むこともあるのだけれど、
そんな時、若者仕事仲間が私の側で口ずさんでいた歌が、ふと耳に届いたんだよ

♪自分のこと大切にして 誰かのことそっと 想うみたいに♪

不覚にも涙ぐんでしまったさ
これは、小田和正氏の「たしかなこと」という歌なんだよ

歌詞をよくよく聴いてみるとね、そこには
「時をこえて」とか「空を見て考えてた」なんて件があるんだよ

でさ、短編集「物語のおわり」には「時を超えて」という章があるんだよ
そこには、こんな言葉があるんだよ
『夢を叶えるために必要な努力とは何だと考えているのか。
 リミットを設けるのか。
 夢を叶えるために何を守り、何を失う覚悟ができているのか』

ワンコの仕業だな
これからもグダグダ愚痴ることもあると思うけれど、
自分のためにも、応援する人のためにも、
「歩いたところが道になる」と云えるよう頑張るよ ワンコ



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