譜面13枚に及んだメドレー、当初のタイトルは「大メドレー」でした(まんま)
小田さん「TBSもこれでいい、ってゆってる♪」
しかし、要さんがそれを許さず(笑)
決起集会で、正式タイトルは『22'50"』と発表されました。
クリスマスの約束2009、幕張メッセ収録観覧レポその5。
序(笑)→
その1→ その2→ その3→ その4→
以下ネタバレです。
会場での録音、録画は一切していないので、実際の内容と同じではありません。
『22'50"』が終わって…
ここで再びセット替えです。
ステージ前方の段、より客席に近い所に、全員が並びました。
「みんなどうもありがとう。(ささやくように)
スポーツの団体戦を戦うように、みんなで、歌い倒す。
いつかそんなことができないか、音楽が大好きなみんなが集まれば、きっとできるはず。
と、ずっと考えていました。
そして、今日、それを実現することができました。
こうして集まってくれたアーティスト、バンド、そしてストリングスのみなさんのおかげです。
練習の時はうまく伝えることができませんでしたけど、心から、感謝しています。どうもありがとう。
さて、わがままついでに、さっき要が言ってくれたように、もう一曲…しかも、僕の曲を、当初の思いどおり、ユニゾン、すなわち斉唱で、思い切り、歌い倒します。
そして、この曲で、今年のクリスマスの約束はおしまいです。どうもありがとう」
『たしかなこと』
小田さんが望んでいたとおりの、斉唱で。
「たしかなこと」をユニゾンで歌っているアーティスト一人ひとりの
晴れやかで、無垢な表情を見ていたら…
あの、22分50秒を乗り越え、歌いきったからこそ、
このユニゾンが、こんなにもまっすぐに心を打つのかもしれないな…と、思いました。
このとき、歌っている彼らと、聴いている私たち、
同じ気持ちを共有してた。
忘れないで どんな時も きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ
今、彼らの斉唱を、繰り返し聴いています。
その風に吹かれるごとに、
心の内がすーっと、浄化されていくような、清冽な気持ちになります。
力強く、まっすぐな歌声。
音楽には、もっと力があるんだと、
この先にはもっと、世界が広がってるんだよ、と、
小田さんが言っているような気がしました。
「たしかなこと」が終わっても…
拍手はまだまだ、つきることなく続いています。。
すると、ステージに、動きがありました!!
「…もう一回?」
え…?ざわざわ…
「もう一回、22分50秒、やります!」
わああああーーーーーー!!!!ヽ(´ ∇ `)ノ
熱狂する観客、もう手がつけられません!
まもなく午後11時になろうとしていたと思います。
ここからもう一度、22分50秒つづく大メドレー…
この時点で、帰れなくなった人たち、決定(笑)
セッティングのためしばし休憩。アーティストのみなさんは、そのままステージ上で待ちます。
やがて、準備が整いました。
『22'50"』、2回目のスタートです!!
客席は、始まる前から全員が総立ち。
一回目の、息をのむような緊張感からすっかり解放され、
感情のおもむくままにさらに熱く、激しく、
手拍子をし、跳ね、大声で歌っています。
もう何がなんだか~!(笑)
全力で一度歌い終えた後の、二度目の22分50秒。
一回目のさらに上を行く、溢れるパワーと情感で歌いきった、アーティストのみんなに拍手!
そして、22分50秒×2回、プラス前後のトーク中もアンコール中もずっと立ちどおしで、拍手と手拍子を送っていた、
自ら含め決して若いとは言えない(笑)観覧の皆さんにもはくしゅ…
みんな、常軌を逸した、興奮状態だったんだなあ…
と、突然、小委員会メンバーから、小田さんに手渡されたのは…
花束と、寄せ書きの色紙と、フォトアルバム。
小田さん、とうとう、涙腺決壊です…
ドームラストの胴上げの時のように、
台湾ツアーのアンコールの時のように、
両手で顔を覆って、小田さんが泣いてる…
小田さーーーーん!!(涙)
小田さんの涙に、よりいっそう大きくなる拍手。
他のアーティストたちも、目を真っ赤にしています…
拍手のほかに、小田さんを…彼らを称えるすべがあるのなら、
どうか教えてほしい。
その涙に、どうしたらこたえることができるんだろう。。
…と、気づいたら、歌が始まっていた。
『たしかなこと』
ステージの上と、観客と。
完全に、心がひとつになって、
一緒に、歌いました。
雨上がりの空を見ていた 通り過ぎてゆく人の中で
哀しみは絶えないから 小さな幸せに 気づかないんだろ
時を越えて君を愛せるか ほんとうに君を守れるか
空を見て考えてた 君のために 今何ができるか
忘れないで どんな時も きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ
大橋さんが、竹善さんが、
目に涙を浮かべながら、歌っています。
真夏の7月にスタートして、この日を迎えるまでに
どれほどの苦労があったのか…
これまで慣れ親しんできたはずの音楽というものに、
もう一度、新たに出会った夜。
またひとつ、新しい扉があいたような…夢のような出来事を、
現実の体験として、差し出してくれた。
君にまだ 言葉にして 伝えてないことがあるんだ
それは ずっと出会った日から 君を愛しているということ
小田さんに、
私達の、この…同じように言葉にならない気持ちが、
ほんの少しでも届くように。
涙をこらえ、じっと聴いている小田さん。
目を潤ませ、笑顔で歌う33人のアーティストたち
我らがファーイーストクラブバンド、演奏チーム
今年還暦を迎えた照明の松本さん、スタッフの人たち
きっと袖で男泣きしてるであろう副社長
どこかでカメラを回してるはずの船越さん
この場にかかわった、すべての人たちへ。
アーティストと観客3000人とのユニゾン、大・斉唱。
みんな、声の限りに、歌いました。
大きな、大きな歌声…
「ほんとにどうもありがとう。
また、みんなに会える日を楽しみにしています。
どうもありがとう!」
花束をかかえて、目を赤くした小田さんが、
手を振りながらステージを後にします。
しかし、もちろんすんなりとは帰しません。
アーティストもみんな一緒になって、アンコール!アンコール!
小田さん、再度登場です!!
うわああああああ(意味不明な叫び)
もうこのまま、朝までいっちゃうよ~!!
「本当にみんな、帰れなくなるから…」と、
最後の最後に、全員で歌ってくれたのは、
『この日のこと』
こんなに woo 見なれた この街さえ 違ってみえる
この空の青さが 心の中 つきぬける
愛も 夢も やさしさも 流されるから
せめてこの歌だけは ただ消えてゆかないように
想いは いつかきっと 届いてくれるんだね
決して忘れない かわした言葉を その笑顔を
今日という この日のことを
まるで僕らは 広い海に浮かんだ 小さな船のようだね
やがて 離れても その時きっと 振り返るだろう
今日という この日のことを
今日という この日のことを
「どうもありがとう!
また会おうぜ!!」
会場がぱっと明るくなって、我に返ると…
すでに11時半をまわっていました。
このまま、ずっと余韻に浸っていたい気持ちで、
小田さんたちがいたステージの上を、眺めていた。
この日、「クリスマスの約束」で、何が起こったのか。
収録直後は、うまく言葉にすることができなかった。
放送を見終えた今でも、何かをうまく言えるわけではないけれど…
ただ「この日のこと」の、歌詞そのままな気持ち。
決して忘れない かわした言葉を その笑顔を
今日という この日のことを。
「アーティストのみんなへ
もう、お願いや変更のメールではありません。今スタジオに入って、放送に向けた収録の最終ミックスをしているところです。
なんだか、もうずいぶん前のことのように感じます。懸命に歌っているひとりひとりの声、あの時は気がつかなかった、みんなの本当に楽しそうな表情。新たな感動に襲われ、当日、そしてそれまでのいろいろな思いがよみがえってきます。
本当は、ステージ上でもっともっとみんなに感謝を言葉にして伝えようと考えていたのですが、すべてが終わってからにしよう、きっとその方がいいと思い直しました。今回の企画は、みんなに大きなリスクを負わせることになるものでした。にもかかわらず、快く参加してくれたみんなの優しさには、ただただ感謝するばかりでした。でも忙しい中、リハに来て、さらに予習に復習に、ずいぶん時間をとられてしまっているわけで、こんなことやってもらって本当に良かったんだろうかと、申し訳なく思う毎日でした。きっと、こんな面倒なことを引き受けるんじゃなかったと思ってるんだろう、とみんなの表情を見ていましたが、「難しいー!」と言いながらも楽しそうに取り組んでくれているのを見て、大丈夫かも。と、少しだけほっとしたりしていました。
僕らの演奏は、予想していた遙か先へと着地しました。もしかしたら、まだ着地していないのかもしれません。観客の拍手は、まだ今も続いているような気がするのです。あんなことが、起こるんですね。今、あの日のことは、奇跡に近いことだったのかもしれないと思っています。音楽にはまだ、隠されていることがたくさんあるのかもしれません。今年のクリスマスの約束は、間違いなく、僕の望んでいたとおり、アーティストみんなで作った『クリスマスの約束2009』になりました。すごい、22分50秒でした。
また会える日まで。小田より」
2009年12月25日放送「クリスマスの約束2009」より引用
「たしかなこと」「この日のこと」作詞・作曲 / 小田和正より歌詞引用
小田さん「TBSもこれでいい、ってゆってる♪」
しかし、要さんがそれを許さず(笑)
決起集会で、正式タイトルは『22'50"』と発表されました。
クリスマスの約束2009、幕張メッセ収録観覧レポその5。
序(笑)→
その1→ その2→ その3→ その4→
以下ネタバレです。
会場での録音、録画は一切していないので、実際の内容と同じではありません。
『22'50"』が終わって…
ここで再びセット替えです。
ステージ前方の段、より客席に近い所に、全員が並びました。
「みんなどうもありがとう。(ささやくように)
スポーツの団体戦を戦うように、みんなで、歌い倒す。
いつかそんなことができないか、音楽が大好きなみんなが集まれば、きっとできるはず。
と、ずっと考えていました。
そして、今日、それを実現することができました。
こうして集まってくれたアーティスト、バンド、そしてストリングスのみなさんのおかげです。
練習の時はうまく伝えることができませんでしたけど、心から、感謝しています。どうもありがとう。
さて、わがままついでに、さっき要が言ってくれたように、もう一曲…しかも、僕の曲を、当初の思いどおり、ユニゾン、すなわち斉唱で、思い切り、歌い倒します。
そして、この曲で、今年のクリスマスの約束はおしまいです。どうもありがとう」
『たしかなこと』
小田さんが望んでいたとおりの、斉唱で。
「たしかなこと」をユニゾンで歌っているアーティスト一人ひとりの
晴れやかで、無垢な表情を見ていたら…
あの、22分50秒を乗り越え、歌いきったからこそ、
このユニゾンが、こんなにもまっすぐに心を打つのかもしれないな…と、思いました。
このとき、歌っている彼らと、聴いている私たち、
同じ気持ちを共有してた。
忘れないで どんな時も きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ
今、彼らの斉唱を、繰り返し聴いています。
その風に吹かれるごとに、
心の内がすーっと、浄化されていくような、清冽な気持ちになります。
力強く、まっすぐな歌声。
音楽には、もっと力があるんだと、
この先にはもっと、世界が広がってるんだよ、と、
小田さんが言っているような気がしました。
「たしかなこと」が終わっても…
拍手はまだまだ、つきることなく続いています。。
すると、ステージに、動きがありました!!
「…もう一回?」
え…?ざわざわ…
「もう一回、22分50秒、やります!」
わああああーーーーーー!!!!ヽ(´ ∇ `)ノ
熱狂する観客、もう手がつけられません!
まもなく午後11時になろうとしていたと思います。
ここからもう一度、22分50秒つづく大メドレー…
この時点で、帰れなくなった人たち、決定(笑)
セッティングのためしばし休憩。アーティストのみなさんは、そのままステージ上で待ちます。
やがて、準備が整いました。
『22'50"』、2回目のスタートです!!
客席は、始まる前から全員が総立ち。
一回目の、息をのむような緊張感からすっかり解放され、
感情のおもむくままにさらに熱く、激しく、
手拍子をし、跳ね、大声で歌っています。
もう何がなんだか~!(笑)
全力で一度歌い終えた後の、二度目の22分50秒。
一回目のさらに上を行く、溢れるパワーと情感で歌いきった、アーティストのみんなに拍手!
そして、22分50秒×2回、プラス前後のトーク中もアンコール中もずっと立ちどおしで、拍手と手拍子を送っていた、
自ら含め決して若いとは言えない(笑)観覧の皆さんにもはくしゅ…
みんな、常軌を逸した、興奮状態だったんだなあ…
と、突然、小委員会メンバーから、小田さんに手渡されたのは…
花束と、寄せ書きの色紙と、フォトアルバム。
小田さん、とうとう、涙腺決壊です…
ドームラストの胴上げの時のように、
台湾ツアーのアンコールの時のように、
両手で顔を覆って、小田さんが泣いてる…
小田さーーーーん!!(涙)
小田さんの涙に、よりいっそう大きくなる拍手。
他のアーティストたちも、目を真っ赤にしています…
拍手のほかに、小田さんを…彼らを称えるすべがあるのなら、
どうか教えてほしい。
その涙に、どうしたらこたえることができるんだろう。。
…と、気づいたら、歌が始まっていた。
『たしかなこと』
ステージの上と、観客と。
完全に、心がひとつになって、
一緒に、歌いました。
雨上がりの空を見ていた 通り過ぎてゆく人の中で
哀しみは絶えないから 小さな幸せに 気づかないんだろ
時を越えて君を愛せるか ほんとうに君を守れるか
空を見て考えてた 君のために 今何ができるか
忘れないで どんな時も きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ
大橋さんが、竹善さんが、
目に涙を浮かべながら、歌っています。
真夏の7月にスタートして、この日を迎えるまでに
どれほどの苦労があったのか…
これまで慣れ親しんできたはずの音楽というものに、
もう一度、新たに出会った夜。
またひとつ、新しい扉があいたような…夢のような出来事を、
現実の体験として、差し出してくれた。
君にまだ 言葉にして 伝えてないことがあるんだ
それは ずっと出会った日から 君を愛しているということ
小田さんに、
私達の、この…同じように言葉にならない気持ちが、
ほんの少しでも届くように。
涙をこらえ、じっと聴いている小田さん。
目を潤ませ、笑顔で歌う33人のアーティストたち
我らがファーイーストクラブバンド、演奏チーム
今年還暦を迎えた照明の松本さん、スタッフの人たち
きっと袖で男泣きしてるであろう副社長
どこかでカメラを回してるはずの船越さん
この場にかかわった、すべての人たちへ。
アーティストと観客3000人とのユニゾン、大・斉唱。
みんな、声の限りに、歌いました。
大きな、大きな歌声…
「ほんとにどうもありがとう。
また、みんなに会える日を楽しみにしています。
どうもありがとう!」
花束をかかえて、目を赤くした小田さんが、
手を振りながらステージを後にします。
しかし、もちろんすんなりとは帰しません。
アーティストもみんな一緒になって、アンコール!アンコール!
小田さん、再度登場です!!
うわああああああ(意味不明な叫び)
もうこのまま、朝までいっちゃうよ~!!
「本当にみんな、帰れなくなるから…」と、
最後の最後に、全員で歌ってくれたのは、
『この日のこと』
こんなに woo 見なれた この街さえ 違ってみえる
この空の青さが 心の中 つきぬける
愛も 夢も やさしさも 流されるから
せめてこの歌だけは ただ消えてゆかないように
想いは いつかきっと 届いてくれるんだね
決して忘れない かわした言葉を その笑顔を
今日という この日のことを
まるで僕らは 広い海に浮かんだ 小さな船のようだね
やがて 離れても その時きっと 振り返るだろう
今日という この日のことを
今日という この日のことを
「どうもありがとう!
また会おうぜ!!」
会場がぱっと明るくなって、我に返ると…
すでに11時半をまわっていました。
このまま、ずっと余韻に浸っていたい気持ちで、
小田さんたちがいたステージの上を、眺めていた。
この日、「クリスマスの約束」で、何が起こったのか。
収録直後は、うまく言葉にすることができなかった。
放送を見終えた今でも、何かをうまく言えるわけではないけれど…
ただ「この日のこと」の、歌詞そのままな気持ち。
決して忘れない かわした言葉を その笑顔を
今日という この日のことを。
「アーティストのみんなへ
もう、お願いや変更のメールではありません。今スタジオに入って、放送に向けた収録の最終ミックスをしているところです。
なんだか、もうずいぶん前のことのように感じます。懸命に歌っているひとりひとりの声、あの時は気がつかなかった、みんなの本当に楽しそうな表情。新たな感動に襲われ、当日、そしてそれまでのいろいろな思いがよみがえってきます。
本当は、ステージ上でもっともっとみんなに感謝を言葉にして伝えようと考えていたのですが、すべてが終わってからにしよう、きっとその方がいいと思い直しました。今回の企画は、みんなに大きなリスクを負わせることになるものでした。にもかかわらず、快く参加してくれたみんなの優しさには、ただただ感謝するばかりでした。でも忙しい中、リハに来て、さらに予習に復習に、ずいぶん時間をとられてしまっているわけで、こんなことやってもらって本当に良かったんだろうかと、申し訳なく思う毎日でした。きっと、こんな面倒なことを引き受けるんじゃなかったと思ってるんだろう、とみんなの表情を見ていましたが、「難しいー!」と言いながらも楽しそうに取り組んでくれているのを見て、大丈夫かも。と、少しだけほっとしたりしていました。
僕らの演奏は、予想していた遙か先へと着地しました。もしかしたら、まだ着地していないのかもしれません。観客の拍手は、まだ今も続いているような気がするのです。あんなことが、起こるんですね。今、あの日のことは、奇跡に近いことだったのかもしれないと思っています。音楽にはまだ、隠されていることがたくさんあるのかもしれません。今年のクリスマスの約束は、間違いなく、僕の望んでいたとおり、アーティストみんなで作った『クリスマスの約束2009』になりました。すごい、22分50秒でした。
また会える日まで。小田より」
2009年12月25日放送「クリスマスの約束2009」より引用
「たしかなこと」「この日のこと」作詞・作曲 / 小田和正より歌詞引用