つうさんのごちそうちょう2

ごはんと乾杯と音楽と小田和正ファンの記録(2005〜過去ログ)

忘れられない夜をつくろう・1

2008-11-30 14:28:20 | 小田和正ドーム2008きっとまたいつか
東京ドーム2日間が終わって、すっかり抜け殻のようになっております。
あれは夢だったんじゃないかな?
 
ツアー中、一度も当たらなかったオンステージシート。
どうやら、ここでやっと、くじ運を使ったらしいです

ステージから見た東京ドームは、てっぺんまで人がぎっしりで、
でも、ひとりひとりがとってもよく見えた。

2階スタンド席の一番うしろで、大きく手を振ってた人たち。
思わず立ち上がって手拍子を始める人。
小田さんはみんな見えてたよ。

こんなにたくさんの人が、小田さんの歌を聴きに来ている。
小田さんが、どこまで走るつもりだったのか、考えると恐ろしい…
もしケガをしていなかったら…スタンドをよじ登りかねませんわ。

超満員のスタンドに、ペンライトが光ったら、すごくキレイだろうな~とは思った(笑)
(小田さんのライブではペンライト類は禁止されとります。)
「とんぼになった気分@テアトロン」になるからダメか…


それと、何がびっくりって、
あんなにたくさんの観客に囲まれて、その中心で演奏しているファーイーストクラブバンドの、なんつーか…
横浜BLITZとなんら変わらぬリラックスさ加減(笑)

いなぴーの笑顔、万作さんと有賀さんのアイコンタクト、楽器に囲まれ楽しそうな木下さん、淡々と弾いてる栗尾さん、計り知れない情熱を隠した園山さん(笑)

小田さんがたまに、ひと言ぼそっと何か言う時があって、
瞬時にその意思をくんで対応するバンドメンバー。

アリーナツアー以上に、花道があちこちに延びていて、
それぞれが旅に出ても、振り返ることなく、ぴったり息のあった演奏ができるなんて。
なんという信頼感、結束の固さなのかと、そこも驚愕でした。


小田さんは、一週間ほど前の幕張でのリハーサルで、
自転車に乗って「そんな必要はまったく無いのに」猛スピードで走り回っていて転倒し、脚を怪我してしまいました。(2日目に、腰じゃなくて脚のケガだった、と言っていました。)
それで、花道を走ることができなくなってしまったことを、とっても悔しく思っていると。

リハから全力で、みんなのこと楽しませようと一生懸命で、
自分が頑張ることで、みんなを喜ばせよう、スタッフにむくいようとしていた小田さん。

ずっと野球が大好きで、だから野球場にもきっと特別な思い入れがあって、
そのグラウンドを縦横無尽に駆け回るのを、小田さんもファンもとっても楽しみにしていた。

それなのに…
私も悔しいです。小田さんの気持ちを思うと、悔しくてたまらない。
なんでこんな、ひどい!と思う。

思えば3年前、さいたまアリーナのクリ約でも首と肩を痛めてたし

15年前の横浜スタジアム初日、派手に転倒して流血し

日頃から、一生懸命がんばってる小田さんなのに…どうして…


何度か、ステージ間近で見た小田さんは、
笑顔というよりは、なにかこう張りつめた…というか、
みなぎっている力が、青い炎のように発光しているというか…
うかつに近づいてはいけないような、強い意志、オーラにつつまれていました。

でも表情はやわらかくて、走れない悔しさを秘めつつも、
みんなを楽しませようと、できるかぎりの距離を歩こうとしてる。

MCは、ドームだろうといつもの小田節全開で、
でも、歌い始めると、まさに身を削るよう。
何万人ひとりひとりの感情を、強く熱くゆさぶり続ける。

ドームという巨大な空間が、小田さんの歌声、小田さんの音楽でいっぱいになって、
ひたひたと静かな幸せに満ちている…

小田さんは、ものすごく、愛情深い人なんだと思いました。
うまく言葉にできませんが。

ドームも、アリーナも、ホールも、ライブハウスも、
小田さんにとっては変わりはないのかもしれないです。

忘れられない、たくさんの夜を、ありがとう。小田さん。


MCレポに続きます!

20年前の東京ドーム

2008-11-30 04:12:43 | オフコース
OFF COURSE ”The Night with Us”
  1989年2月26日、東京ドーム 演奏曲メモ


若干、記憶違いの部分があるかもしれません。
 

(SE. ムーンライト・セレナーデ)

1. 緑の日々
2. 君住む街へ
3. LAST NIGHT

4. 夏の日
5. こころは気紛れ
6. 逢いたい

7. 時に愛は
8. 言葉にできない

(あなたに会えて ほんとうに…の所で小田さんが歌えなくなる)

9. きかせて
10. たそがれ
11. 夏の別れ

12. IT'S ALL RIGHT(ANYTHING FOR YOU)
13. she's so wonderful
14. 君が、嘘を、ついた
15. ぜんまいじかけの嘘
16. Tiny Pretty Girl

17. YES-YES-YES
18. 生まれ来る子供たちのために


(SE. 君住む街へ)

アンコール1
19. Yes-No

アンコール2.
20. 眠れぬ夜
21. 愛を止めないで
22. いつもいつも


(SE.アマポーラ)


退場を促すアナウンスを遮るように、みんな必死で拍手をした。
でも、もう決して現れることは無かった…と思う…

記憶の中で、果てしなく広かった東京ドーム。
ステージまでの距離が、切ないくらい遠くに感じていた。

20年ぶりにドームで観た小田さんは、
ライブ中ほとんど後姿しか見れなくても
スタンド前を歩く姿がまったく見えなくても
思ってたよりずっとずっと近くて、
東京ドームってこんなに狭かったっけ?と。

20年後、こんな風に思える日が来るなんて、考えられなかった。

2008年11月26日、27日。
なんだか、すべてのことに感謝したい夜でした。

20年、あっという間だったな。

そして私は「20年前とまっったく行動が変わってない」と太鼓判をもらいました~(わはは)