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喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・4月8日は花まつり・慶徳寺へ

2009-04-06 16:19:08 | Weblog
蔵の街・喜多方から、ぽかぽか陽気で春霞です。
4月8日は、花まつりです。 潅仏会と言います。 仏像に香水をそそぎかけること、お釈迦様の降誕を祝して行う行事です。花で飾った小堂を作り、水盤に釈迦の像(誕生仏)を安置して参拝者が小柄杓でを甘茶を釈迦像の頭上にそそぎます。
また甘茶を持ち帰って飲みます。606年に元興寺で行われたのが始まりなそうです。

その4月8日に慶徳寺へ伺おうと思ってましたが、急用が出来て行けなくなりました。花祭り当日の様子を紹介しようと考えてましたが、残念です。

それで本日は慶徳寺の紹介です。ブログにて数回紹介してますが、喜多方市慶徳町豊岡です。曹洞宗・源翁和尚が応安元年(1368)会津に始めて開基した名刹です。
数年後の永和元年(1375)熱塩に示現寺を開基しています。

本日の画像は本尊・金色に輝く釈迦如来坐像です。仏像で最高位にあるのがやはり釈迦如来です。印相・仏像の手の形、本尊の印相は禅定印(定印・法界定印)です。釈迦と大日如来・千手観音像などの印相です。座禅でおなじみの掌を上に向けて両手をへその前で重ね親指を接する印相です。印相は数十種類ありますが、仏像を拝顔するときはぜひ手指の形を見てください。印相で仏像の尊名が判ることもあります。

慶徳寺と言えば天井絵です。天井一面に極彩色で枠の中に丸い形に素晴らしい絵が描かれています。その数は百数十枚でしょうか、花鳥山水ですが、花の絵が一番多いようです。仏画も数枚あります。お勧めの天井絵ですので是非一度は訪れて拝見して観て下さい。
天井絵は熱塩温泉・示現寺にも素晴らしい絵があります。

源翁和尚が先に住んでいた庵が慶徳の鎮守豊岡稲荷神社で毎年7月のお田植え祭りは有名です。ご神体の白狐は那須野の殺生石が三つに砕けたその一つで、源翁和尚の徳を慕って飛来したものと言い伝えられています。