目がさめて天気を確認・・
暑いのは相変わらず、でもお天気もいい。今日はいよいよ、ウクレレピクニックの日だ。
朝食の支度をバッ済ませ、ハズの昼と夜も冷蔵庫にならべ、家を飛び出す。
暑い・・。電車に乗るとホッとする。乗り換えて行くことも考えたが、暑い中駅をウロウロ歩いて体力消耗したくなく、
ウチの最寄り駅から会場付近駅まで乗り換え無しで行けるのでそうすることにした。
この暑い中の演奏とひとつの大きなイベントがあるもの・・。
このウクレレピクニック、以前はウチからだと、かなり遠くのソレイユの丘で開催されていて、今まではとてもとても行く気になれなかったイベントだが
去年から横浜の赤レンガ倉庫広場で開催されるようになった。
去年も見に行き、ウクレレレッスン仲間たちとステージでの演奏を楽しんだ。
今年も関内駅に下車、会場までを10分強ほどか・・テクテクと歩く。今年もやってきた、赤レンガ倉庫。
去年よりもお店のブースの並び方などが違っていた。
ステージも砂場のステージと海のステージの2種類。砂場のステージはやや小型で少人数のユニットが演奏したり・・
子供達が遊べるような工夫もあった・・。
レッスン仲間たちの待つ砂場のステージ前に行くまえに腹ごしらえ・・。赤レンガ内のお店に入ったが、あまり冷房が効いてないような。
なまぬるい空気の店内でサンドイッチを急いで食べて、お仲間達と合流。この時点でもぅ、暑さがピークな感じ・・。お仲間の顔を見渡すと
女子は皆、殆どメイクが取れ・・・男子も皆、汗ダクダク・・。
各自、凍らせてきた飲み物などを体にあてたり、溶けたお茶を飲んだり・・まさしく熱中症との闘いの時間だ。
お仲間の数名が、この砂場のステージで演奏。これを応援しながら観たあと・・暑い中、練習場所の芝生のコーナーへ移動。ここはあまり大きな
木が植わってなく・・陰のあるところは、すでに他のグループ達に取られてしまっていた。しかたなしに、
やっと1本、ポツンとあった木のほんの少しの陰の下に荷物などをまとめ置き、練習開始。
ありがたい事に海風があり、暑いながらもなんとか我慢できる・・・。ここで最後の音合わせを数回・・。あとは本番まで一休み。
歩くと体力消耗。今日ばかりは赤レンガ倉庫内にあるおしゃれなお店などはいっさい見ない。出店のブースも後回し。
演奏までは疲れていけない。ドーナツショップにお仲間と入り、ジッとして時間を待つ。出番近くの時間になり、出場者控えの方へと
向かう。集中する様子は人それぞれ、おしゃべりしたり、音を出したり・・
舞台へ出る。緊張よりも日差しの強さにクラッとなりそうに。舞台の後ろには横浜港の海が広がる。
気持ちいいステージだ。横浜ならではの雰囲気。
演奏開始・・走らないように注意を払う。ラインをつないだ方たちの演奏も順調。曲、最後の方、ちょっとしたパフォーマンスが入ることになっている。
数名の人が舞台の上を歩きながら弾く。観客の皆様が楽しんでいる雰囲気が伝わってくる
ついに終わった・・・。なんだかあっけない(笑)アナウンスの方が、これは相当練習された演奏でしたね~。なんて言っていた。
そのとおりだ・・。私は参加しなかったが合宿があったり、集合練習あり・・勉強会でも練習・・していたよう。
終わると気分がホッとする。つぎは、ギネスブック記録に挑戦!!だ。私達グループの演奏時間が、このギネス記録に挑戦に参加する人達の
集合時間だったのだが、会場は沢山の人でゴチャゴチャ状態。まずは順番に並ぶところから・・
舞台からかなり離れたところまで参加者の列が続く。。並びながら課題曲を確認したり・しながらジッと待つ。
列が動き出す。舞台の前で一斉に弾く予定だ。
舞台前への入り口付近で、ギネス認定委員の方やスタッフの方が鋭い目で確認しながら人数をカチカチとカウントする。
舞台にはタレントのコニシキさんやプロデューサーの方、ミュージシャンが勢ぞろいして皆が並ぶ様を見ながら曲の練習を待つ。
まずは、何人が揃うかが大事。どうやら人数はスウェーデンの記録を抜いたようだ・・だがまだまだ安堵は出来ない。
1人ひとり確実にウクレレを持っているか・・ただ立っているだけは当然ダメ。厳しいチェックが入る。
そして練習。大音量のメトロノームの音に合わせ、曲を弾く。ちゃんと弾かないとダメ(当たり前だが)エァーウクレレは厳禁。唄もちゃんと唄って・・
こちらもコードはわかっているものの歌詞かウロ覚えなのでお仲間の背中にカンペを張りつけたり、こちらも張りつけられたりしながら
入念に準備。
とにかく厳正な審査の為に準備が色々・・。審査員の方が歩きやすいようにスペースを確保だとか・・。すぐに本番でない。
暑さと戦いがらの我慢の時間でもある。
舞台のミュージシャン達がそんな準備の待ち時間、皆の気持ちをほぐそうと、
色々な曲を弾いてサービスに余念がない。お笑い系の方、タイマネちゃんも熱演奏・・!!思わず皆からオオーッと声があがる。
これをプロデュースするのは大変だったろうな・・。舞台上でのプロデューサーの方、マイクを片手に必死の形相。
なんとか成功させたい・・
声を張り上げ、色々な采配をする。練習も何度かする。だから、だぶんいつもはもっとアロハなフワフワムードのアーチストも、
今だけは顔は少し笑っていても本気モードがビンビンと伝わる。
ついに本番。練習の時よりも声をはりあげ、しっかりしたストロークが会場いっぱいに響く。
舞台のリードアーチスト達も、真顔だ。とにかく音が崩れないように・・しっかりと弾く、唄う、という事に皆の心がギュッと集中。
なんだか一瞬、感動でウルッとなった。こんなに大勢で弾くのは初めてだ・・・。
ハワイのウクレレフェスティバルもすごいが、これは別もので、こちらは記録挑戦。ひとつの曲をこの人数で一斉に弾く。
ウクレレが好きで弾く人がこんなにたくさん・・・。
テレビカメラや報道のカメラがあちこち動きまわまり、ギネスブック委員の方の鋭い目が、皆の手元をチェックして回る。
曲終盤、演奏時間も記録を抜いたようだ・・。舞台のリードアーチスト、スタッフも手と口は動かしながも、最後の追い込み、と
必死の目で皆を眺めまわす・・。
ついに終わった。ところがこれで、ハイ、OKです。
という訳でない。しばらく委員による確認作業の時間が。
やっと結果発表。
ギネス認定決定
2134名・・・5分以上弾き続けた・・
ギネス記録に参加出来ていい記念となった一日だった!