真夜中に再放送していたNHKのドラマ「透明なゆりかご」再放送の、見なかった分をNHKプラスで見直しました。どの回もすばらしくて泣けるドラマです。女性の妊娠出産についてとてもリアルに取り組み、それも産婦人科医は男性!ぜひ、男性にも見てほしいと思いました。
これほどまでに女性の体は大変だということをわかってほしい。出産経験がない私が言うのもおかしいのですが・・。最終回のひとつ前、9回は最近の新聞でも取り上げられている児童への性暴力がテーマでした。今までの性教育の「寝た子を起こすな」的な発想ではどうしようもないのです。本当に小さなうちから例えばフランスのように、親でも触ってはいけないプライベートゾーンをしっかり教え、何が起こっているのかわからないという状態にさせないことです。何より、自分の立場を利用して行為を行うなんて人間として本当に許せません。加害者が義理の父親とか、実の父親の場合もあるし、教師という立場を利用した例も多い。そして、親子ではない場合に、恋愛と思わせたり、本当に卑怯です。何より、性行為はお互いの同意があってすることです。恋愛というものが理解できない子供を自分の思うようにさせるなんて、女子どもは奴隷じゃない!
日本の性犯罪防止の対策も、遅れていると思います。何より、男性目線で法律が成り立っているんだから。
確かに性風俗が文化だった時代はありました。でも、今は違います。男女同権ですし、ともに人としての尊厳があり、売春は犯罪なのです。性欲をコントロールできない人間は、犯罪予備軍ですよ。女性も、もっと自分の体を大事にしなくてはいけない。体を売るようなことをしたら心と体のバランスが壊れると思う。男は、女性に売春婦と処女を求めるんですよ。愚かです。幼稚の極みですよね。
性教育って、ただ単に男女の性行為のことだけじゃなく、もっともっと根源的な「人間としての尊厳」をしっかり学ぶ授業にしてほしい。早急に対策すべき問題ですよ。そもそも、恋愛だって、まずは相手を知ることから始まるでしょ。