ハッチと私の日常

20年暮らした猫も亡くなり、25年以上連れ添った夫も病死、仕事も辞めて還暦過ぎた女性が被災猫ハッチと暮らす日々

朝日歌壇7月25日

2021年07月25日 13時50分16秒 | 短歌

馬場あき子選

「美しき戦いの終わり」とう文字が雨に濡れてる蘋果(りんご)日報 寝屋川市 今西富幸

 中国はこの先どうなってしまうのでしょうか、見ていてつらいです。民主化に逆行しています。りんご日報が廃止に追いやられてしまいました。国が弾圧をする政治は、国民を幸せにはしないと思います。人を黙らせる暗黒国家って、どうなんでしょう。私は夜中近くにジェット音響かせる横田基地を黙らせたいけどね。

佐佐木幸綱選

角栄を文字で倒した人がいた少し猫背の猫ビルの主(ぬし)     草加市 永吉謙一

マリトッツォ一つで緩む頬持てば行列厭わぬ夏至の日の午後     中津市 瀬口美子

 一首目は、永田和宏氏も選んでいます。立花隆氏の追悼歌。人並外れた好奇心の持主です。自分が冒されたがん細胞にも興味を持って調査しましたよね、すごい人でした。二首目、ついに出ました、マリトッツォの短歌が!!うれしいです。イタリア人になったつもりで、街に出て叫びましょう、「マリトッツォ!!」。

高野公彦選

戦没者の遺骨の混じる土砂使い基地つくらるる日本国沖縄      江別市 成田強

 先日の熱海の土砂災害で、盛り土の土が問題になりましたが、その土砂に遺骨が混じっているなんて、信じられません。人類の文明が生まれてからずっと、遺骨というものが特別なものだったはずです。GHQは、東京裁判で処刑されたA級戦犯7名の遺骨を太平洋の海に密かに散骨したそうです。さらに、すでに処刑して埋葬したBC級戦犯の墓も掘り起こして散骨しろなんていっていたそうな。最近判明した事実だそうです。この歌は、さらに埋葬すらしていない遺骨の混じった土砂を基地に使うということみたいですが、呪われてしまいそうですけど。沖縄は本当にひどい目にあってきた歴史がありますが、それを本土の人間は知らなさすぎです。知ろうともしない。同じ国民なのに。

永田和宏選

咎人の移送のごとく人目避け厳重警備の中聖火行く        さいたま市 大浦健

 聖火リレーは、リレーの形でつないで行ったのは少なかったと思います。このコロナ禍で、無理しても「聖火」を行う意味はなんでしょうか。平和の祭典?去年から世界中が平和ではなかったし、いまだにそうじゃないですか。競技も本当に公平にできるのでしょうか。ドーピングは、故意に行うものだけれど、コロナ感染は、感染したくてそうなったわけじゃない。このオリンピックのメダルって、本当に価値があるのかと疑問です。国民は熱中症予防とコロナ感染予防に備えながらテレビを見て浮かれてしまう、戦後すぐに敵国だった米兵にギブミーチョコレートと言っている日本人と同じなんですよ、今も昔も変わっちゃいない。温暖な日本の夏だって?冗談じゃない、命の危険がある日本の夏。こんな国へ、ようこそ。

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