今日はいつものように、テートアテートでおいしいワインと食事を楽しみ、帰宅してからは見たいテレビがなかったので、カルトナージュしながらユーミンの「日本の恋と、ユーミンと」を延々と流しながら作業をしています。ついつい、曲に入り込んで、涙することも・・。あの日に帰りたい、とかね・・。
先日は月に1回の、地元公民館の視聴覚室開放デーに出かけました。いろんなジャンルの音楽を持ち寄ってみんなで聴くのが楽しいのです。私は、ついに手に入れた深町純の「オン・ザ・ムーブ」を持参。このCD(当然、昔はLP)の最初の曲が、野田秀樹の夢の遊眠社の芝居のカーテンコールでかかるので、もう懐かしくて、テンション上がります。
ほかの人が持ってきたのは、昔の昭和歌謡のシングルレコード。その中に、昔のTBS水曜劇場「おはよう」というドラマの挿入歌で歌っている本人も出演していたという後藤明の「春・夏・秋・冬」。なんと!深町純が編曲していたんです。当時は彼はたくさんの編曲をしていたそうです。
昔の曲って、なかなか面白くてびっくりです。今となっては信じられないくらい純な歌詞だったり、ついつい大笑いしてしまいました・・・。
私もこの20日で61歳になります。人生、長いねえ。いろいろありました。若いころは、本当にいろんなことしていました。ご迷惑も散々かけてしまったし、たくさん傷ついて、たくさん傷つけていたかも。それも、もう時効ですね。若いころは、夢中で何かをしていた、恋愛も仕事も。
今は、夫は死んじゃったけれど、富士山が見える中古マンションに猫と暮らせるなんて、けっこうそれだけでも幸せです。
私は自由が大好きだから、というよりも、自由がなければ生きていられないから、便利と引き換えに個人情報やら何やらを受け渡す気はありません。便利と引き換えに「管理される」社会になるのでしょうね。だから、あまり長生きしたくないです。
何を食べたいかなんて、自分で決めること。AIに導かれるなんて、絶対にイヤ!
昔は、匂いがあった。臭いかもしれないけれど、それは懐かしいものです。無臭無害がいいなんて、肌がつるつるがいいなんて、ばかばかしい。皺も毛もすべてが、生きている証拠。
恋愛には特有のにおいがある。もうすっかり忘れてしまったけれど。匂いを忘れたとき、人は人でなくなるんじゃないかな。何でも消臭するなんて、また火事になるかも?!