今日は午前中、地元の公民館分館の歴史懇話会に参加してきました。といっても、毎回、テーマに沿って地元の方が講師を務めるのを聴きに行くだけです。今回は、今年2月に、都の文化財に指定された、稲荷講の膳椀倉についてでした。とても面白くて、帰宅後は図書館のデジタル電子書籍に入っているというので、さっそく読んでみました。かなり前に地元の民俗学に関係することを当時の人たちから聞いた内容が、こうして残っているのは本当にありがたいことです。
今日の話の中でも、とても興味深い「とんぼまたぎ」や「逆さ臼」など、面白い話が出てきました。村よりももっと小さな集合体を昔は「庭場(ニワバ)」と言ったそうです。通称部落と置き換えますが、そうなるとちょっと別の意味にもとられるから、難しいですね。
昔の村の生活を想像することができて、楽しかったのですが、そこは昔のこと、やはり男尊女卑の時代ですから、なんとも・・・。女性が無賃家内労働をしていたわけです。それで成り立っていた社会は、高度経済成長期も同じです。誰が養っていると思っているんだ!と怒鳴る夫や父に、誰が家事労働をタダで奉仕していると思っているんだ!と言ってやりましょう。専業主婦の能力は、そりゃあ、会社で働くサラリーマンよりも優れていると、私は思います。そして、さらに共働きで主婦している女性の能力はもっとすごいのです。この女性の分刻みの仕事の対処能力を、お金に換算したらものすごいことになりますよね。女性はもっともっと社会に出て、男性より稼いでほしいと思います。その力は十分にあるのですから。女は黙っていろという時代は、終わったのです。
100年人生には異議を唱えますが、男性は定年後が長くなるので、定年前に趣味や副業を見つけて、会社以外に自分の居場所を作るべきだと思います。地域のコミュニティに参加するのが一番だともいえますが、どうでしょうか。定年後にずーっと家にいたら、それこそ奥さんに「終わった人」扱いされるのは当然でしょう。会社がすべてではありません。児童や学生が、学校がすべてじゃないのと同じ。その点、女性は高いコミュニケーション能力があり、どこでも居場所を作ることができるのです。はやく、女性中心の社会にならないかなああ・・・。
そうそう、イランでついに、女性のサッカー試合観戦が認められたそうです。あの、アジアのチャンピオンを決める試合、私が大好きなアントラーズが優勝した試合だったのです。うれしいことじゃありませんか!
社会は、もっと自由になるべきです。女性が車を運転するのも、イスラム圏でも当たり前になってほしいし、単に宗教のせいにして、人権を縛るのは間違っています。