「不起訴相当」。
検察審査会の判断は、何にもとづくのか。
レイプ被害にあったジャーナリストが世に問う。
法と捜査、社会の現状。
真実は、ここにある。
これが、先日の書評に載っていた、本の帯の文面です。図書館ではなく、自分で買いました。
彼女のあの時の無念がわかるから、読まなくてはいけない本だと思うから。
悔しいですね、日本の社会のジェンダーギャップは、縮むどころか、広がるばかり。女性活躍なんて、嘘っぱちもいいところ。あわよくばという恐ろしい男性がこの社会にはうようよいます。本当に、腹が立つ。
先日、地元でもデートDVに関する講座があったのですが、参加はたった6人。寝た子を起こすなと思っているのでしょうか?それこそ、社会を変えなくては、被害は少なくならないでしょう。
酔った相手に合意なんかあるわけない。女性にとって、合意のない性交は暴力被害以外の何物でもない。被害のほとんどは、知り合いからのものです。日本の国は、いまだに男性中心社会、頭来ますね。
彼女は、女優の杏さんにそっくりな、本当に目の覚めるような美しい女性です。だからといって、性暴力を受けていいわけがないし、絶対に許させることじゃあないのに、有名な「山口敬之」というジャーナリストにレイプされました。彼の反論は、矛盾だらけなんですよ。こちらをご覧ください。
この本を手にすることが、彼女に勇気を与えるのです。そして、この社会を変えることになるかもしれないんです。若い人も、子供や孫を持つ人も、多くの人に読んでもらいたい本です。人の尊厳が踏みにじられることが、どんなに恐ろしくつらいことでしょうか、想像してください。
今年の夏、交通事故の簡易裁判に立ち会い、真実が正義にはならなかったことに愕然としました。正しいことが通らない、ゆがめられてしまう、恐ろしいことです。真実が通らないことに、恐怖を覚えました。男社会なんですよ、いまだに、くっそーーー!