録画しておいた13日放送のNスペを、昨日じっくり見ました。すごかったです。映像だけで、すごいというのは何ですが、さらに現実には、地震や余震、停電での埃や匂いなど、大変なことになっていたと思います。女性の係員の姿も見ましたが、何日もあの棟に缶詰め状態で、食事やらトイレなど、大変だったんじゃないでしょうか。
原発事故のニュースは当時、テレビで見ていましたが、現場の映像はあまり見られなかったと思います。当然、東電本社の会議室と現場とでは相当な温度差があるし、目まぐるしく変わる状況に、本当に対処が難しかった非常事態でしたから。本当に、手に汗握る再現ドラマでした。ただ、運がよかったから、それで済んだのです。建物が爆発して壊れたときにも、死者がいなかったのは、幸運でしかないし、あの原発事故で下手したら炉が壊れて日本そのものが壊滅状態になるところだったのですから、。
原爆を2度落とされたその国が、自分の原発事故で崩壊する、そんなことがありえた事故でした。
日本だけじゃなく、地球を壊すということになりかねない、本当に恐ろしいことだったのです。放射能汚染に、日本には責任があるはずです。当然、国も東電も責任を取るべきなのです。現に、いまだに戻れない住民がいます。5年経ったから何もしないでいい訳がありません。彼らの生涯に、国が責任をもつべきです。
こんなに恐ろしいエネルギー、使っていいわけないじゃないですか。再稼働なんて、またこういうことになったら、今度は運が悪いことになるのかもしれませんよ。絶対に安全だなんていえません。稼働しないことこそが、安全なんじゃないでしょうか?