goo blog サービス終了のお知らせ 

ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

いじめについて

2007年03月05日 14時20分11秒 | 社会
 先日、NHKの「日本の、これから」という討論番組でいじめ問題を取り上げていて、ついつい見入ってしまいました。
 いじめという行為自体は、いままでも、そしてこれからもなくならないでしょうけれど、「いじめられるほうも問題がある」という考えには、抵抗を感じます。
 学校で存在するいじめ、それは社会に出ても同じこと。会社でも陰湿ないじめが行われています。セクハラみたいなものでしょうか。日本人は、正直、民度が低いので、どこへいっても、そういうことがあるのです。
 私はこどものころから、いじめにあって来ました。それは、外見で言われたことです。目が悪くて、眼鏡をかけていれば(幼稚園児の頃から)いじめられるものですよ。
 そして、小学校に上がってからも変らなかったけれど、友だちもいたし、それほど気にしないことにしました。いまのような、あまりに陰湿ないじめではなかったからです。
 私の親は、私のランドセルを黄色にしました。最初、私はとてもいやでした。女の子なんだから、赤いほうがよかったんです。でも、親としては、男だから黒、女だから赤というような生き方をしてほしくなかったんでしょう。彼らの理想を勝手に押し付けたんです。
 でも、それは後年、私がジェンダーをはじめとする社会問題などに興味を持たせるきっかけにもなったと思います。それは感謝しないと・・・。
 人と同じことをしていないと安心できないという、今の子供たちのあり方(大人もそうですね)、それ自体が問題です。だいたい、いじめられる児童には、他の子と違う個性があるのではないでしょうか。違っていていいんです。同じであること、言いたいことを言わないで周りに合わせることばかりに腐心するのは、おかしいです。
 でも、その個性と自由が、わがままや無責任になってはいけません。
 戦後生まれの、偏差値教育を受けた親は、かなり「わがまま」である可能性があります。なんでも、学校の先生を退職に追い込むまでいじめるそうです。
 
 いじめられる子は、不登校になります。いじめるほうは、多少の登校停止を受けても、反省しない限り、同じことになってしまいます。学校に行く権利を、いじめられる側は、仕方なく放棄せざるをえないのです。でも、自殺するくらいなら、学校なんか、行かなくてもいいんです。マイノリティーが不遇を受けることこそ、おかしいんじゃないでしょうか。
 大勢の意見が、本当に正しいとは限らないのです。
 
 人にされて嫌なことはしてはいけない、それが大事なルールではないでしょうか。
 人種差別も男女差別も、みんなそうです。決して人を貶めてはいけません。

 いじめられている人へ
 自分の世界をしっかり持って、素敵な感性をもっと伸ばしてください。
 いまは生きているだけで、いいんだから。学校から逃げましょう。

 文部科学省、教育界へ
 いじめ対策をもっと研究して、これ以上、自殺しないようにしてください。
 ちょっと関係ないけれど 少子化対策といいながら、公的機関の病院でさえ、産婦人科をなくしている国の意識を疑います。日本の政府って、案外、バカ? 
 不登校の児童に対して大学への進学を選べるよう、きちんと方策を考えてください。
 根本的に、児童福祉、教育に携わる職員を増員すること。老人、子どもに関係する職員は当然増やしていいものです。他のところで税金の節約をしてください。

 人生は長いから、今のいじめだけで、諦めないで。

 自分がされて嫌なことは、絶対に人にしないこと!!