合奏団の会計をここ5年ほどやっています。今期まではずっと同じ団長でしたが、彼が長く代表の顔だったところ、もう疲れたということで、新しい団長にかわり、その下で、なんとも会計も苦労しています。
そもそも、私たちの合奏団は、練習が平日午前中ということで、男性は定年後のおじさまたち。女性は主婦中心。そういえば、女性は独身は皆無です。そういう趣味のグループで、長く会計をやっている私は、けっこうケチ。無駄なことを排除して、去年無事、15周年記念演奏会を終え、団員も増えて、お金も以前に比べたらかなりたまりました。で、新団長は、いろいろ、計算し数字をこねくりまわし、団としての剰余金は使うべきという姿勢を出したのです。しかし、意味もなく、お金があるからと使うのは、私は納得がいきません。今ある分は、次回の自主演奏会の費用にすればいいのですが、団員の中にも、5年毎の演奏会に、参加できずに辞めていく団員にも考慮すべきだという考えもあるようで・・。毎月集める団費、指導の先生にお渡しする謝礼、そして楽譜のコピー代などの経費、それ以外は、せいぜいが忘年会や新年会の費用を団で負担するとか。それ以外、どう使えっていうのかしら。私には、税金の無駄遣いみたいだと思います。
いま、チェロは7人いて、ヴィオラは5人。ヴァイオリンの人にぜひ、ヴィオラ持ち替えてもらうためのヴィオラの楽器がほしいと痛切に思っているので、出来れば、ヴィオラを団で買ってほしい。なんて、それも無理でしょう。そして、団費を減額するとか、先生への謝礼を増額するとかした場合、もし、団員が減ったときに、また金額を元に戻すのは、そう簡単に出来ないと思うのです。
だいたい、そういうこまこました文書を作ってコピーすること自体、私には無駄遣いだと思いますよ。せっかく、音楽をやりたくて集まっているのに、お金やら団の運営やらでぐちゃぐちゃするのって、悲しいです。定年後のおじさまは、会社人間でそのまま来ているから、何かと、規約やら組織やらうるさいこと言って、形ばかりにこだわる。大事なのは、中身じゃないの?せっかくの楽しみの練習が、嫌な思いが増えてきました。音楽って、お金ではかえられないものだし、それを求めて集まってきているのに。
お金があるからといってお歳暮を倍額にするとかって、信じられないことになっています。みんなに諮ってから決めるというけれど、そういうのって、非常識ではないかしら。文句を言ったら、新団長に「あなたのお金じゃないでしょう」って。もう、会計も辞めてしまいたい。
結局、帰り、一緒になった団員とお茶して愚痴りまくり、家に帰ってから、私の前の担当者の会計原簿を調べてみました。わかったのは、意外と、ころころと団費の金額を変えていること。そんなものでいいのかー、と、ちょっとびっくりでした。
相手の頭が固いと、頭に来ていた私自身も、頭が固かったのかもしれません。フレキシブルに物事をとらえ、これからのことを考えることにします。でも、お金って、嫌ですよね。趣味の団体は、営利目的でやっているわけじゃないし、お金のことばかりうるさくいう新団長に、ちょっと辟易してしまいます。たった20数名のこの団体に、会社の経営みたいなこと、持ち込まないでほしいです。あーあ、頭が痛いな。明日から、地獄の3日間が始まるのに・・・・(明日の夜も、きっとヴィオラは私一人ぼっち)。さて、日曜日の女子大オケの本番、うまくいきますように!