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ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

久しぶりのコンサート!

2011年05月10日 10時24分22秒 | 音楽

 武蔵野のアルテ友の会には入っていないのですが、毎回、チラシが郵送されてきます。以前、古楽のコンサートを武蔵野市民文化会館小ホールで相当聴いていたから登録されているのでしょう。

 最近は土日も出勤の職場ということもあって、ほとんど足が向かなくなったのですが、たまたま、予約受付開始の日とコンサートの日が、ともに私の公休となっているから喜んで申し込んだのが、大好きなクイケンのラプティットバンドのブランデンブルク。今日の10時から延々と家の電話でかけ続け、NTTの「大変込み合っております」のおばさんアナウンスと話中のコールを聴き続け、ようやく15分後にかかりました。

 うれしーーーー!

 その昔、栃木市の「蔵の街音楽祭」で、クイケンと輪になって踊った演奏者との宴会を思い出します。彼、野菜が大好きなようで、根菜の煮付けなど、嬉々として食べていましたっけ。普段の姿は、そこいらにいる「おばさん」風でした。

 先日、ユーチューブでいろいろ見ていたらバッハのマタイ受難曲のあのペテロの否認のあとのアリアが出てきて、聴いているうち、またヴァイオリンを弾きたくなりました。

 やはり、バッハに始まり、バッハに終わるんですよね。

 このチラシに、気になることが書いてあったのです。都下に新設されたホールのオープニングで予定されていたのが予算の都合で急にキャンセルになり、武蔵野でやることになったとあったのです。まさか、八王子のオリンパスホール?古楽をやる予定だった??ほとんど、ありえないと思いましたが、古楽を知らない人間が計画を立てていたのか・・・、と不安になりました。実際は、ラプティットバンドのサイトのスケジュールに残っているように、どうも小金井の新設ホールだったようで、ほっとしました。八王子には、有名な古楽奏者も住んでいますが、市のホールで古楽演奏されることはまずないといっていいくらい、古楽に疎い地元ではないでしょうか、悲しいけど。

 先日、スタッフがオリンパスホールで「白鳥の湖」を見てきたとのこと、非常に感動したそうです。でも、あまりしられていないバレエ団とオケだったようで。映画で、この白鳥の湖をテーマにしたものが最近ヒットしているようです。宣伝も見ましたが、ちょっと怖くて見られません。ヒロインのバレリーナ役は、あの「レオン」で小生意気な女の子を演じた彼女です。きれいに成長したのですね。

 バレリーナになろうとは思わないのですが、最近、体が固いからと開脚をするようになったら、今度は逆におかしくなり今日の午後、新橋の清水治療室に予約を入れました。50代は更年期もあり、なかなか体が思うようにいきません、とほほです。腰痛と手指のしびれ、早く改善したいなー。


カーボン製の弓

2011年02月25日 11時32分12秒 | 音楽

 先日、町田のクロサワ楽器でドイツ製のヴァイオリンとカーボン製の弓を買った友人宅に遊びに行きました。例の、クラシックカラオケ体験です。

 そして、ドイツ製のヴァイオリン本体、なかなかいいと想いましたよ。新しい楽器なので、調弦がとても難しいのですが(新しくってペグがうまく回らない!)、これも使いこなせば大丈夫でしょう。友人のマンションにはすぐ下にヤマハ音楽教室があり、彼女は隔週で初心者体験コースに通い、これからは毎週の本科コースになるそうです。

 ピアノを子どもの頃に習っていたため、音感がよく、フツー、初心者では最初からヴァイオリンを弾いてもいい音はでないけれど、彼女は割りとしっかりした音を出します。ただ、微妙に音程が合わないと、自分でも気持ち悪くてしょうがないといっていました。そうですよね。

 最初に出した音をすぐに直す方法、まあ、ごまかしですけど・・・。

 それに、オーディションがなければ、初心者だって、市民オケに入れるんじゃないのかしら。彼女がその気なら・・・。

 以前、ピアノが弾ける友人から聴いたのですが、アマオケで本番で人が足りないから、とにかくチェロを持ってステージにのってくれって。弾いた振りするだけで弾かなくていいからって。まあ、そりゃないだろうと思いますが、自分が弾けないところは弾くフリをするのは、いわば当たり前のことです。それがうまい人って、けっこういるんですよー。

 ところで、カーボン弓も使わせてもらいました。私は、正直いって、好きにはなれませんでした。やはり、本物の木のぬくもりというか、木の重さが必要ではないかな、と思いました。極力、自然のもので音を出したほうがいいです。人工的なものは、いやだなー。音色も、カーボンのでは、深い音が出ないような気がします。まあ、サイレント楽器で満足する人には、そんなことはどうでもいいのでしょうけれど。

 木で作った楽器で出てくる音色が、いいのです。深い音が出ます。下手な私でも、26歳から(子ども時代にも3年間)53歳までですから・・。父には、10年経てばいい音色が出るよといわれましたが、10年前に、いい音色はでなかったなー・・・。

 それでも、ヴァイオリンは一生かけても足りない楽器だと思います。バッハに始まりバッハに終わる・・・。いつか。無伴奏が全部弾けるようになったら・・。

 ヴィオラも好きですが、この前ケースを開けて弓の毛がめちゃくちゃ取れていたのにびっくり!しばらく弾かなかったからしょうがないのかな。楽器は、弾かなくても、頻繁にケースを開けて、撫でて愛でて話しかけなくてはいけないんですね。かわいそうなことをしました。

 本番というものがなくなった今、ヴィオラはしばらく弓の毛の張替えをしないでおきます。ごめんね・・・。

 さて、そのうち、G線上のアリアを一緒に弾けるといいけれど。私は原曲アリアで、チェロやセカンド、ヴィオラの伴奏をあちこち弾いてみたいです。調を変えてヴァイオリンのソロにしたというのは、バッハの時代の100年後なんですものね。


ヴァイオリンのお稽古

2010年11月29日 22時46分09秒 | 音楽

 横浜線沿線に住む、大学時代の同級生に会いに、楽器を持って出かけてきました。彼女が通販で買ったヴァイオリンを見に、そしてちょっとレッスンをしようということでした。彼女は珍しいレークランドテリアを2匹飼っていて、それがかわいくて、なかなかレッスンどころにはなりませんでした。

 通販のヴァイオリンには、駒がはずしてあって驚いたのですが、彼女はどうも、使うときに駒をつけるものだと勘違いしたそうです。でも、その駒もちょっと太くて少し問題あるかな、というしろもの。それでもきちんと調弦してみれば、音はちゃんとでます。ペグがとても動かしにくいのは、きちんとした固い木で作っていないのかもしれません。折れちゃいそうで怖い・・・。肩当てを2種類持参し、気に入ったほうを置いてきました。やはり、それがあるとないとではかなり違うようです。

 初心者は、弓を弦に直角にまっすぐ弾くことが難しいようです。でも、時間をかけて慣れれば大丈夫。ストックで買って持っているというドミナントの弦に全部替えてみたら、音は格段に良くなりました。それにしても、すべての弦にアジャスターがついているのが驚きでした。チェロみたいですね・・・。

 1、2ヶ月に一度、一緒に練習したら、きっと合奏などで楽しめるようになります。続けることが大事です。


クイケンの室内楽

2010年10月11日 17時38分44秒 | 音楽

 夫は外出許可をもらって、昨日、武蔵野市民文化会館の小ホールでのヴィーラント・クイケンの室内楽コンサートを聴きに行きました。私は遅番勤務なので、彼を病院に迎えに行き、昼過ぎに出勤。夫は面倒な経路で三鷹まで行き、帰りは立川の駅ビルで、長野のいろは堂のおやきまで買ってきました。本当、具合悪くても買い物は大好きのようです。

 室内楽を生で聴くのは最後かもしれないとのこと。それなら、私の演奏を病室で聞かせちゃおうかな(いい迷惑でしょうけど)。

 CDなんかより、絶対に生で聴くほうが、幸せです。その空間にいられる至福の時間は、一生の宝ですから。

 父の展覧会の期間中に、アーノンクールのコンサートがあります。彼が行かれると本当にうれしいのですが・・・。

 副作用なのか、病状悪化なのか、声がかすれてきています。喉がちょっと痛いとのこと。木曜日は私が休みを入れているので、様子を見に行ってみます。

 それにしても、3時過ぎの目に直撃するまぶしい時間は、運転はつらい・・です。午前中しか、動けないよねー。役に立たない運転手です、私は。眼鏡にサングラスってわけにはいかないし、とほほ。


エイジング?ヒビを入れるなんて!

2010年08月02日 19時10分06秒 | 音楽

 今日は、病院に行く前に府中の楽器屋さんに、弓2本と預けた楽器を取りに行きました。

 ヴィオラダガンバも製作しだしたSさんは、古楽器演奏家にもモダン演奏家にも信望厚く、いつも忙しくて自分の楽器作りもままならない様子でした。とにかく、ストラディヴァリのような芸術的な楽器を作りたいと研究を重ねているようです。ストラディヴァリのことを話し出したら、忙しいのに話が終わらないのです。今日も、ストラディヴァリの寿命が来たなんていった音楽評論家を酷評していました。彼は本物に触れたことがあるんですね、きっと。だからこそ、その魅力にとりつかれているのです。確かに、ニスも秘密があるそうで、彼自身のニスも、製作後2年半でぐんと変わってくるそうです。うーん、すごい・・。そこで、いつまでたっても自分の楽器が出来上がらないという知人から、最近の新聞に載ったという信じられないヴァイオリン製作の話をききました。

 こちらです。

 おいおい、私の愛読紙だったなんて、ちょっとショック・・・。そして、その友人曰く、「ぼくの楽器にはヒビ入れないでね!」とのこと。本当、信じられません。

 ヒビを入れたくてはいったわけではなく、焼き物だってわざといびつにしていたわけでもないのに・・・。あざといエイジングとしか思えないです。そんなのばかりだからイヤになるんだって言っていました。

 100年後にはいい音色になるなんていわれても、そこまで生きているわけないんだから、そのときいい音色出せない楽器は、いい楽器ではないのです。

 私の楽器は、20年前にSさんから買ったもの。19世紀末のフランス製のヴァイオリン。アマチュアならこれで十分です。もっといい音色を出せない私が悪いんですから・・・。

 こういう状況になって、楽器があってよかったと思います。音楽することができるだけで、幸せ・・・。でも、もうヴィオラは弾かないかもしれません。先客の人が、ヴィオラを探しているそうですが、まあ、私の安物ではだめでしょうね。アマチュアですし・・・。もう、ヴァイオリンだけで十分です。とはいえ、マイナー楽器のヴィオラのおかげで、いろんな人と合奏する楽しみを味わえたのも事実。

 弟子仲間の宴会では、ヴァイオリンでバッハのドッペルです。楽しみ!


弓の毛の張替え

2010年07月31日 11時54分12秒 | 音楽

 お世話になっている府中の楽器店から暑中見舞いのはがきが来て、そろそろ夏休みに入るとわかりました。店主のSさんは最近、ヴィオラダガンバも作るので大忙し。今のうちにお願いしないと、夏休み明けになりそうなので、さっそく今日電話して、ヴィオラとヴァイオリンの弓の毛の張替えを依頼しました。そしてすぐに持参し、月曜日の昼に引き取ります。忙しければその次の月曜日でも(彼のところは火曜水曜休み)といったら、生きているかわからないから早いほうがいいよって!?確かに、相当忙しいようでした。

 9月上旬にはVn弟子仲間で合奏兼宴会の予定です。夫の入退院で、どうなるかまだわからないけれど・・・。心の支えとして、仕事と趣味は持っていたほうがいいですね。まあ、仕事は生活の支えであって、心とはいかないけれど。

 最近、タオルをミシンがけして、保冷剤を入れて首を冷やすものにしています。けっこうききますね。もう、格好なんて気にしません。


バッハの無伴奏ヴァイオリン

2010年07月18日 13時49分37秒 | 音楽

 おとといからの捻挫のために、今日明日は家でじっとしています。夫は日に日に、むくみがひどくなる一方。明後日、東海大学八王子病院に、こちらの病院で受けた検査結果を持って行ってくるようです。

 私は自室で久しぶりにクラシックのCDを聴いてすごしています。ルーシー・ファン・デールの演奏でバッハの無伴奏ヴァイオリン。ヴァイオリンは、いいよねー。また練習したくなってしまいました。シャコンヌは当然弾けないけれど(自慢にはならない?!)その前の曲くらいは弾けるようにしておこうかな。

 金平糖袋作りながら、無伴奏を聴く。夏のひととき、いいねー。

 バッハはやはり、すごすぎる。何と素晴らしい旋律。きっと考え抜いて構築している建物みたいな作曲なのでしょう。暑い夏も作曲したのかな。シャコンヌは楽譜を見ながら聴いていました。

 暑い夏、肌が弱いのであごに当てたガーゼのハンカチにもかぶれて膿んで困っていた頃を思い出します。弦楽器は、つらい夏です。さて、弓の毛の張替え、早くしなくては。きびしい夏の出費なり!?

 シャコンヌつながりで、別のCDも聴いてみよう。


篤姫を聴きながら・・

2010年06月29日 13時25分38秒 | 音楽

 今日、久しぶりにヴィオラを弾きます。おととしの「篤姫」鹿児島演奏旅行以来、実に1年半ぶりのヴィオラです。

 ユーチューブで懐かしい篤姫のメインテーマを聴き、この宮崎あおい主演の大河ドラマがまれに見る秀作であることに気づきました。龍馬伝も、篤姫には届かないと思います。

 サントラ盤、買いたくなりました。

 弦楽器は、毎日練習しないとだめだということがよくわかりました。ハ音記号もすっかり忘れて、私は完全に初心者になってしまいました、あーあ。

 最近は、この湿気と高温でダウンしそうです。まさに、暑姫!?


前田りり子さんのコンサート

2010年01月17日 23時05分36秒 | 音楽

 昨夜は、バロックフルートの前田りり子さんのコンサートでした。初台の近江楽堂で、昼夜と2回の公演で、私たちは夜の部。

 ヘンデルの作品を中心に、彼女ともう一人、フルートで2本になったり、通奏低音はチェンバロと肩のせチェロ。足に挟むというか、下に置くチェロと違い、サイズも小型の割りに音がよく出て、しかも速いパッセージもこなせるという優れたまさにヴァイオリンのような楽器で、素敵でした。実は、弦楽器派の私は、フルートよりもこちらのソロを堪能したのでした(ごめんなさい)。

 ヘンデルの曲は、さすがでしたね。すばらしいの一言。ヘンデルは、本当にメロディーメーカーなので、私は日本女子大西生田の管弦楽部の定演でのソプラノのヘンデルの独唱の伴奏を、感動しながら演奏したことを思い出しました。あの時は、オンブラマイフやメサイヤからの曲などをはじめて弾いたのでしたっけ。バッハとはまた違った魅力があるのです。

 さて、久しぶりのクラシックに酔いしれ、さらにお酒をと思ったところ、昨夜は土曜日で、オペラシティの居酒屋はなんとコンサート後に駆けつけてもラストオーダーが終わっていて入ることもできませんでした。そして、初台の商店街にある「らんぽう」という創作料理の居酒屋に行きましたが、ここがなかなかすごいのでした。料理も変わっていて面白かったし(刺身を塩昆布と一緒に食べるとか)、イードンの黒豆マッコリを飲んだり(これがものすごくおいしい!)、あっという間に11時近くなって、帰りは終電となってしまいました。友人がコンサートも招待してくれて、その後の宴会もご馳走してくれて、本当に申し訳なくて・・・。無職の身の上は、なんとも情けないものです。

 就職活動をこの年でしているというのは、たいていの友人は眉をひそめるものです。先日は、別の友人に、パートが近所だったのでランチに誘ったけれど結局断られたというのは、そのパートがクビになったのを話したからなのか、無職になるというのは、案外、友人を減らすということにもなるのかとちょっとすねて考えてしまいます。でも、昨夜の友人は、それでも友人でいてくれるというのは本当にありがたい・・・。

 私は、夫のように嘘をついてまで仕事していることにはしたくないけれど、たとえどんなにお金がなくなっても、友人に借金することだけは絶対にしません。お金の貸し借りをするという時点で、それは友人関係がなくなることを意味するから。そんな、当たり前のことなのに、なぜ人は、失業の身の上を警戒するのでしょうか?

 最近、夜にハクビシンが来るようです。今日は、昼間に、初顔の黒猫もいました。外の動物模様も、新しくなりつつあるのかしら。黒猫は、ノラなのかどうなのか、気になります。寒い時期に捨てられるというのは、つらいよね。わが身に置き換えて考えてしまいます。

 


ホグウッドとN響

2009年10月04日 22時01分10秒 | 音楽

 今日のN響アワー、ホグウッド指揮のハイドンでした。ホグウッド、懐かしかったですね。それに、ハイドンのシンフォニーは104番「ロンドン」。最後のシンフォニーだったとは知りませんでした。 

 この曲は、西生田の日本女子大オケの定演で、私はヴィオラで参加して演奏した曲なのです。聴きながら当時のことを思い出して、ワクワクドキドキしました。

 ハイドン、素敵ですねー。N響も、わくわくさせる演奏をしてくれました、感謝です。