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ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

マレの聖ジュヌヴィエーヴ教会の鐘

2016年04月12日 11時38分40秒 | 音楽

 先日、知り合いが来た時にCD好きなものをともらってもらいましたが、その時にはじいていたのが、映画「めぐり逢う朝」のサントラ盤でした。同じ合奏団に私もかつて所属していたので、師匠のバロック談義に必ず出てくるその映画のこと、知り合いはとても興味があったようです。でも、私にとってもそのCDは、自分の原点的なものなのでつい強くだめっ!といってしまいました。反省して、CDをお見せするだけはしました。

 この映画は、日本で封切りの時に確か、渋谷の文化村ルシネマだったと思いますが、夫とその友人と3人で行きました。私は非常に感動したのですが、男性陣は今一つだったようでした。

 それでも、この映画がフランスのバロックブームに火をつけたのです。今、久しぶりに聴いてみたら、もう25年前の録音ですが、そうそうたるメンバーなのです、演奏者が。もちろん、ジョルディ・サヴァールはガンバ奏者として、またこの映画の音楽監督として素晴らしい演奏をしていますが、なんと今まで気がつかなかった、大好きなファビオ・ビオンディがヴァイオリンを弾いていたのです!ファビオ、すごーい!!そう、最後の曲に素晴らしい演奏を聴かせてくれます。この曲は、いいですね~。たまりません。

 


テルミン

2016年03月18日 16時43分59秒 | 音楽

 最近のアヲハタジャムのCMで流れる演奏が、すごく素敵です。テルミンですよね。浮遊感があり、いっしょに空を飛んでいるような気持になります。まるで、天上の音楽みたいです。

 演奏者がわからないのが、残念ですが、演奏家に日本人もいるんですね。みつけました!竹内正実さんとおっしゃる方。いいなーーー。楽器の名前も、かわいいと思ったら、発明した方のお名前ですって。

 この演奏はかなり難しいと思います。ヴァイオリンのように、弦の上という制限がないんですから。右手で旋律(音程)、左手で音量と簡単に書かれていますが、この旋律を決めるのが大変でしょう。中途半端な音程を出せば、確実に気持ち悪くなるはずですから。それに、ヴィブラートも難しそう。でも、そうして出来上がった演奏は、本当に美しい響きです。いやー、感動です。電子楽器でこれだけ美しい響きって、すごいです。

 そういえば、夫も、テルミンに興味津々でしたっけ。


本田美奈子さんの「私を泣かせてください」

2016年02月16日 10時58分02秒 | 音楽

 先述のヘンデルのアリアをユーチューブで探していたら、日本語に訳した歌詞で、あの本田美奈子さんが歌っているのを見つけました。

 ぜひ、こちらを聴いてみてください。

 彼女が亡くなって、もう10年以上になるんですね。でも、こうして、彼女の歌が聴けるのは、本当にうれしい。もっともっと、歌いたかったでしょうに・・・・。


トーンキュンストラーって?

2016年01月08日 15時22分24秒 | 音楽

 まったく名前を聞いたことがないオーケストラです。ま、私はそれほどオーケストラに詳しくないからでしょう。

 ドラマ再放送「京都地検の女」を見ていて、その合間のテレ朝の宣伝で、佐渡裕指揮トーキュンストラー管弦楽団とあって、びっくり、耳を疑いました。すごいなー、東急ストアって、オーケストラも持っているんだって。

 京王ストアもあればいいのに、じゃなくて、先日の小金井の京王バス事故で、京王も大変ですよね・・。バスが回送中で本当によかった・・・。


佐藤豊彦さん

2015年11月01日 12時36分34秒 | 音楽

 昨日は、朝早く家を出て、友人の診察に付き添いました。そのあと、彼女を誘って、ランチしてから弦楽器フェアに行きました。もちろん、リュートの佐藤豊彦さんのレクチャーコンサートが目当てです。

 私たちは新宿から都営新宿線で九段下まで行き、そこからお堀を見ながら田安門を通り、日本武道館の脇を見ながら、時間があるからと北の丸公園のベンチでしばらくぼーっとしていました。都会のど真ん中に、こんなに緑のオアシスがあるなんて、素敵ですね~。この前BSで見た映画「すーちゃんまいちゃんさわ子さん」のピクニックのシーンを思い出しました。

 それから、科学技術館に入って、ずーっとレクチャーコンサートが始まるまで近くの休憩所で座っていました。30分前になっても会場には入れません。関係者に聞くと、15分前に会場とのこと。この弦楽器フェア恒例のコンサートは、実は地下のサイエンスホールで行っているのですが、リュートの佐藤豊彦さんのだけは、展示会場と同じ1階の大きな部屋で行うのです。だから、地下のホールに行きたい人も間違えていたり、少し混乱して来ていたので、「15分前に会場で45分から演奏です」なんて、余計なお世話までしてしまいました。

 夫が大好きな佐藤豊彦さんのコンサートは、だいぶ昔に二人で行ったことがありました。そして夫が亡くなる1年くらい前、東京でのコンサートを楽しみにしていたのですが、佐藤豊彦さん本人の腱鞘炎で中止になったこともあり、夫のためにどうしても聴きたいと思っていたのです。友人も付き合わせてしまいました。

 演奏はレクチャーも含めての1時間、あっという間でした。ビウエラ、そしてルネサンスリュートに持ち替えての演奏。ガット弦の話や、楽器のルーツなど、とても興味深い話でした。夫が聞いたら喜んだことでしょう。

 日本の琵琶は、くりぬきで、リュートは板を張り合わせたもので、日本の気候では割れてしまうそうです。ということは、日本でリュートを保存して演奏するのって、かなり難しいのかしら?それに、弦楽器フェアのコンサートは、製作者の楽器を使うのですから、癖や何やら調整する時間がほとんどないわけで、そのことを考えると、とんでもなく大変な演奏だと思います。

 たまたま、今朝は日曜美術館で「正倉院展」を放送していました。例の、正倉院の琵琶も登場しました。8世紀の物がこうして残っているというのは、本当にすごいことですが、それは日本が島国だということと、ヨーロッパではいつも侵略や何やらで常に新しいものに代わってきたから残っていないということなんだそうです。日本はどんどん入ってきて、そのまま。文化の違いを感じました。

 弦楽器フェアでは、試奏ができるので、あちこちで、まるで腕自慢?をしているようにいろんな曲が流れていました。腕に自信がないと、そんなことできませんよね・・・。私はもうすっかり、楽器に触ることも少なくなりました。ヴァイオリンは、新しい楽器で、そんなにすぐにいい音色がでるのでしょうか、ちょっと疑問。それこそ、中古の世界だと思うのですが。


リュートの佐藤豊彦氏

2015年08月26日 21時55分46秒 | 音楽

 先日、弦楽器フェアの案内のはがきが届きました。昔、ちょこっと行っていたのです、夫と。フェアの期間中、展示の弦楽器を使った演奏会もあり、演奏グループには古典四重奏団もいて、そりゃもう、とっても面白かったのでした。でも、夫の死後はもう行かなくなりました。

 今年の案内も、無駄になるのかな、と思っていたら、イベントの欄の一番下に、なんとあの有名なリュート奏者の佐藤豊彦氏のレクチャーコンサートが載っていたのでした。最初は全然気がつかないで、ネットで彼のことを調べていて発見したのです。

 夫は、彼のコンサートのチケットを買って楽しみにしていましたが、腱鞘炎で中止となり、がっかりしたことがあったのです。夫の代わりに聴きに行くしかないですね!

 弦楽器フェアは、10月30日金曜日から11月1日日曜日まで、科学技術館で10時から18時までです。入場料は千円、佐藤豊彦氏のレクチャーコンサートは、展示会場フィッティングルームにて、10月31日土曜日、15:45~16:45。これは、聴き逃せませんですよ!!!かれはもう、リュートの巨匠といってもいいのではないでしょうか。

 思えば、夫と知り合って、最初に私が古楽を聴いたのが、コンラート・ユングヘーネルのリュートでした。始めて聴くリュートでしたから。夫が大好きだった佐藤豊彦氏のリュート、一緒に聴けたらよかったね・・・。

 案内のはがき、取っておいてよかった!


今日の古楽の楽しみ

2015年08月13日 09時00分08秒 | 音楽

 今日はほぼ最初から聴くことができました。アンサンブルがテーマで、フラウトトラヴェルソの菊池かなえさん、バロックヴァイオリンの大西律子さん、ヴィオラダガンバの福沢宏さん、そしてチェンバロで案内役の大塚直哉さんが、スタジオでの生演奏もあり、楽しいひと時でした。

 大西律子さんは、いつだったか、コンサートの時に、サインしてもらったことがありました。名前と一緒に、かわいいクマさんの絵も描かれていて、うれしかった~。

 夫が古楽マニアだったので、昔は本当に一緒にいろいろ聴きに行きました。私には猫に小判みたいでしたが・・・。なんたって、大好きだった今はないカザルスホールでの巨匠レオンハルトのリサイタルで、私はちょっと寝てしまったのですから。

 清里音楽祭も、結婚してからは毎年、夫と彼の親友と3人で男女別の相部屋C会員で参加していました。最後の回は、私だけ欠席(ばかでしたね)。この清里音楽祭は、小林道夫さんが音楽監督で、毎回必ず声楽と古楽が入っているんです。有田正広さんも本間正史さんも、鈴木秀美さんも、桐山建志さんも演奏していました。そうそう、アントネッロのメンバーとして、西山まりえさんも、登場しました。

 今日聴いた曲の中で、バッハのヴァイオリンソナタ4番がありましたが、私はこの曲、発表会で演奏したんです。ファビオ・ビオンディの演奏を模範にしました。懐かしかった・・・。遠い昔です。

 昔、小林道夫さんがクリスマスのころ、毎年恒例で上野の文化会館小ホールで、バッハのゴルトベルク変奏曲を弾いていました。結婚前に夫と一緒に聴きに行きました。生まれて初めてリュートを聴いたのも、そのころでしょうか。ユングへーネルが来日して、無料の演奏会もあり、聴きに行って大感激したのでした。

 今日はラジオで、懐かしい名前を聴きました。トレバー・ピノック。古楽の先駆けの一人といえるのではないでしょうか。もう、レオンハルトもブリュッヘンもホグウッドも亡くなりました。

 大塚直哉さんは、桐山建志さんと「大江戸バロック」というデュオを組んでいて活躍しています。楽しみにしています。元気が湧いてきたら、コンサートにも行ってみようかな。

 明日が古楽の楽しみのチェンバロ特集の最終日で、リクエストは今日の11時締切です。ぜひ、NHKの番組サイトからリクエストやチェンバロへの質問、どしどし送信してくださいね!私ももちろん、書きましたよ~。朝6時に生演奏もして、きっと午後から質問やリクエストの集計を取って明日に備えるんですね、大塚直哉さんも大変です。お疲れ様です。明日も楽しみにしています。


古楽の楽しみ

2015年08月10日 17時53分29秒 | 音楽

 NHKFMの朝6時から、「古楽の楽しみ」というクラシック音楽の番組があります。以前は、「バロック音楽の楽しみ」という長寿番組でした。夫が大好きで、ずっと聴き続けていましたが、病気がひどくなり、がんの痛み止めのせいか、もうろうとしてラジオの付け方がわからないと嘆いていました。

 今週は、チェンバロ特集で、大塚直哉さんが担当です。今日、半分聞き逃したのですが、じっくり聴きました。番組のテーマ曲のヘンデルの水上の音楽、エンディングは大塚直哉さんの生演奏でした。素晴らしい企画!今週はお盆なので、夫にも聴かせてあげましょう。今日は、彼が大好きだったレオンハルトの演奏も聴きましたよ!


久しぶりにマタイ受難曲を聴きました

2014年09月23日 16時18分14秒 | 音楽

 今日は3連休の中日です。前から、分厚い本を読もうと思っていたので、眠らないようにクラシックを聴きました。

 1984年録音のヘレヴェッヘのバッハのマタイ受難曲。私はこの演奏、大好きなんです。若松夏美さんも演奏に加わっているんですよ。

 そして、読み始めた本が、開沼博著「フクシマ論 原子力ムラはなぜ生まれたのか」です。難しくて、なかなか読めません。

 でも、マタイ受難曲とフクシマ論、共通点があるんですよ。それは、イエス・キリストが生贄になったように、フクシマもそうだったってこと。ついでに言えば、沖縄もそう。

 でも、それを痛感しない国民がいるんです。フクシマや沖縄を犠牲にして、ずうずうしく今まで通りのくらしをしている人たちが。

 ひどい社会構造ですね。

 今日は久しぶりにヴァイオリンを出して練習しました。ハッチは、当然のように慌てて部屋を出ていきました。バッハの無伴奏を少しだけ。そして、ドッペル。

 両手の親指の付け根が痛いです。両方ともに関節炎なんでしょうね。もう、老婆はつらいよ、とほほ。


ゴジラのテーマ

2014年06月27日 19時02分04秒 | 音楽

 最近、NHKで映画ゴジラの宣伝をよくしているので、あの有名なゴジラのテーマを懐かしく聴きました。伊福部昭作曲で、彼は今年が生誕100年だそうです。

 あの有名なフレーズ、あれは、ダジャレなのかと思うのは私だけでしょうか。

 ドシラ、ドシラ、ドシラソラシド・・・。ドシラがゴジラだと思うのですが。

 昔、團伊玖磨のエッセイ「パイプのけむり」に、戦時中に彼が作曲したというシラミの歌というのがありました当時、シラミは当たり前のように出没するので、音階もシラミで作ったとか。あのエッセイは、通っていた歯科医院の待合室にあったので、ゲラゲラ笑いながら診察を待っていたものでした。

 菊川シネマでゴジラの映画を放映していましたっけ。昔はどんなに小さな町にも、映画館がありました。私はできるだけ、映画は映画館で観たいと思います。