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ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

ヴァイオリンの夜

2017年07月30日 22時58分45秒 | 音楽

 今日の午後、あきる野のキララホールで、古澤巌のコンサートを聴いてきました。彼の演奏を聴くのは本当に久しぶりでした。ヴァイオリンの響きは、いいですねえ。おしゃべりも楽しく、素晴らしい時間を過ごしました。相変わらず、おばさまファンが多くてびっくり。

 30年近く前、清里音楽祭で彼のヴァイオリンを聴き、その当時のおばさまたちはもう夢中になったものでした。クラシックというジャンル関係なく、音楽という世界で自由に活動している古澤さんは素敵です。CDを会場で購入すると演奏終了後の握手会に参加できるというので、ミーハーな私はさっそく、最新CDを買って握手しました・・・。

 


ファビオ・ビオンディ!!

2017年07月21日 16時52分55秒 | 音楽

 先日、会議の前に公民館ロビーでチラシを見ていたら、なんとなんと、ファビオ・ビオンディのコンサートのチラシを見つけちゃいました。日本に来るんですね!と、あまりの暑さに、やっと思い出し、今日、小金井のホールの事務室で1枚、購入しました。9月18日祝日の昼の時間です。うれしいですね。今月30日はあきるのキララホールで、古澤巌さんのヴァイオリンの夜(午後だけど)です。

 やはり、弦楽器が好き。そろそろまた練習再開するかな。

 今日、そのチケットを買うために電車に乗ったとき、立っていたら若い女性に席を譲られてしまいました。ぎりぎり50代なのに、よほど体調悪そうに見えたのかしら、ちょっと悲しい・・。

 今月はいわちゃん、9月はファビオに会える!


山田姉妹

2017年05月05日 23時06分37秒 | 音楽

 音楽が好きなので、今夜放送された「関ジャニ∞の音楽王」というのを、じっくり見ました。ピアノとカラオケふたつのジャンルでの、ピアノは難曲のミスの少なさを競争、カラオケは得点を競うという内容で、かなり面白かったです。ピアノは、技術だけ問えば、確かにミスが少ないのはいいけれど、それがそのまま音楽としてどうかというのは別問題。だから、音楽的に優れていても、ミスが多くて敗退というピアニストもいました。もちろん、ミスしないに越したことはありませんが、完璧に弾いたものが芸術的だとは限りません。

 そして、歌。まさに、その人そのものが楽器なのです。カラオケの得点は、技術だけではなく表現力も、機械なのにちゃんと計算してくれるようです。だから、ピアノのミスの数だけというのではないのですが、そこでも、微妙に機械と人間が聴いて判断したものとは誤差が出ると思いました。でも、それぞれに優れた歌声の持ち主なので、甲乙つけがたく、興味があったのは、クラシックで研鑽を積んだ女性が決勝まで残り、ミュージカルの女王の新妻聖子さんと争ったことでした。同じ曲でも、それぞれに違う味が出て、オペラ的なものも、すごくいいなあと感じました。で、さっそくその歌声を披露した山田麗さんを検索したら、アクセスが集中したのでしょう、しばらく見られませんでした。私のように、非常に興味持った人がいたのです、うれしいですね!双子の姉妹で、「山田姉妹」という名前で活動しているそうで、CDも出ました。買ってみたいと思いました。本当に、素晴らしかったです。

 阿佐ヶ谷姉妹はお笑い芸人だけど、山田姉妹は、正真正銘の歌の姉妹です。素敵なハーモニー、どんどんテレビに出てきてくださいね!楽しみにしています。


久しぶりに楽器練習しました

2017年04月18日 18時18分59秒 | 音楽

 ハッチがリビングに来ていたので、それはいい機会とばかりに、楽器が置いてある部屋に行き、久しぶりに練習しました。確か、1月は1回、2月か3月もめったにしなくて、どちらかで1回くらいか、でした。そうそう、ブログに弦を張り替えたのはいつでしたっけ??で、調弦が持ったままでできるかと心配でしたが、A線を張りなおしたら、よく動くようになり、持ったまたできるようになりました!ついでに、D線がガット弦じゃなくても、全然違和感ありませんでした。私の耳も加齢で、違いが分からなくなったのかもです。

 右肩が、五十肩の不安がありましたが、練習している間は痛くもなく大丈夫でした。こうして練習することで、ボケ防止にもあるし、体の内なる声を聴くことができます。いいことずくめですね。そういえば、今度の土曜日、オケ老人という映画の上映会に行きます。まさに自分か?なんでも、ロケ地が福生市民会館だったとか。楽しみです!

 ところで、先日の古楽ですが、もしかして、信長はリュートやガンバの演奏を聴いたかもしれないのです。秀吉も、かな?天正少年遣欧使節が持ち帰った楽器で彼らが演奏したそうです。それに、彼らはヨーロッパで、実際にパイプオルガンも弾いたとか、すごいですね!おそらく、チェンバロまでは無理だったかな・・。初めて聴く西洋音楽は、どうだったのでしょうか。もしかしたら、信長には、鑑賞力があったと思います、私は。新しいものが大好きだったし。きっと、ワインも飲んだことでしょう。

 時間ができれば、これからはちゃんと独学でも練習を続けようと思います。音楽は、癒してくれますから。でも、猫はヴァイオリンが嫌いなんですよね、困りました。


古楽コンサート

2017年04月17日 16時59分06秒 | 音楽

 昨日、西国分寺の個人の民家で(といっても、古民家ですごく素敵な空間)、古楽コンサートを聴いてきました。夫が生きていたら、一番喜んだでしょう。聴きながら、夫と知り合った頃、古楽を初めて知って夢中になって二人であちこちコンサートを聴いて回った時代を思い出しました。30年以上前の話です。

 聴衆の方々はその古民家コンサートが始まってからの常連さんが多いので、ほぼ高齢者。だから、かつて参加していた清里音楽祭のコンサートそっくりだったのです。夫の亡霊が出てきそうでした。

 あの頃は、有田正弘さんたちが古楽器での演奏をはじめて、日本ではとても珍しい存在でした。そして、1990年代初めに私が親友とパリに行った頃、フランスでは「めぐり逢う朝」というマラン・マレを主人公にした映画が大ヒットして、古楽ブームが起こっていました。

 夫は高校時代からカール・リヒターを聴き、バッハの音楽にのめりこんでいました。大学でリコーダーも習ったようでしたが、たいしてうまくならなかったみたいです。

 そんなリコーダーとリュート、ガンバの3人の演奏は、とても響きが素敵で、涙が出てきました。解説者が、古民家だからこそ、いい響きと言っていましたが、その通りですね。

 かつては、古楽専用と言ってもいいくらいの素晴らしいホールがありました。お茶の水のカザルスホールです。私の幸せな時代そのものでした。

 あまりに演奏に感激したので、リコーダー奏者のCDを購入し、本人にサインまでしてもらっちゃいました。相変わらず、ミーハーな私です。

 リコーダー奏者は辺保陽一さん、リュート奏者は水戸茂雄さん、ガンバ奏者は鬼澤悠歌さんでした。

 オトテールの曲もよかった・・。昔、有田正弘さんや本間正史さんのオトテールアンサンブル、生で聴いたことがありましたっけ。遠い昔のことです。

 追記です。

 検索したたら、オーボエ奏者の本間正史さん、去年亡くなっていたんです。東京都交響楽団でも長く首席を務めていました。悲しい・・・。

 


古楽の室内楽

2017年03月21日 21時28分52秒 | 音楽

 昨日は旧友に誘われて、久しぶりに荻窪の名曲喫茶ミニヨンで、古楽のコンサートを聴いてきました。何年振りかなあ、荻窪は・・。ちょっと街も変わっていてびっくり。カルディは相変わらずでした。

 チェンバロとガンバとバロックヴァイオリン。昔は夫が大好きで、よく一緒に古楽を聴きに行きました。昨日のプログラムにあったスウェーリンクは、もっと有名な曲で知っていました。といっても、タイトルに青春がついていたのしか覚えていませんでしたが。

 スヴェーリンクの「わが青春はすでに過ぎ去り」という曲で、当時流行していた曲を変奏曲にしたものだと思いますが、とても印象的な旋律です。亡夫が大好きで、これを聴くと、泣くんです。子供のころ、この曲を使ったCMがあったそうで、くまのサンタがそりに乗っているとか・・。4つ違いなので、私には全く記憶にありません。今ネットで探しても、どこにもかけらも出てきません。本当なのかしらとちょっと疑っています。テレビのCMにこの曲を使うなんて、当時のテレビ界や産業界ではありえないのでは?私が知っている昔のCMは、明治金鶏インドカレーとかマーブルチョコレートとかでした。レナウンやサントリーオールドは少しあとだし・・。

 さて、今夜はドラマカルテットの最終回。しっかり見よう、食器洗ってから。


オーボエコンサート

2017年03月04日 22時46分21秒 | 音楽

 今日は、立川市民会館(たましんRISURUホール)で、徳永二男さんがレクチャーする楽器シリーズのオーボエのコンサートを聴いてきました。福生市でも、立川の芸術公演の案内チラシが入ってくるので、注目してチケットを買いに行ったのが先月。帰りに立川の街中をうろうろしていろんな発見がありました。

 午前中は別の用事ができていつになく外出時間が長い一日でした。午後のそのコンサートは、元N響コンサートマスターの徳永二男さんが毎回、一つの楽器をテーマにゲストを呼んでその楽器の名曲を演奏してもらうという趣旨のようです。私は今回12回目で初めて伺いました。

 オーボエという楽器には特別な思いがあって、それで聴きに行ったのでした。さらに、最後の曲目がバッハのオーボエとヴァイオリンのコンチェルトですから、たまりません。

 私が社会人になって始めたヴァイオリン、ずっと個人レッスン受けていましたが、転職した時の上司がアマチュアのオーボエ吹きだったのです。そこで、たいして弾けないのにその曲を合わせてもらいたくて、何度も無理を言って、相手がセミプロなのにずうずうしく練習させてもらった曲だったのです。当然、譜面通りも難しいし、ましてや音楽的なんてもう遠い遠い・・・。懐かしいあの曲を聴きました。自分の人生を振り返るようで、もう、思い残すことはないかなあ・・。しみじみしてしまいました。オーボエは古部賢一さん、名前だけはよく知っていました。現代楽器奏者の彼も、バロックオーボエも持っているのが意外でした。それに、眼鏡をかけているので、印象とはちょっと違って見えました。

 オーボエ吹きはほっぺを膨らませておでこには血管浮き出るし、絶対に演奏中は写真撮るなよなというのも頷けます。バッハのドッペルは、ヴァイオリンも結構ハードなので、徳永さんだって血管浮き出ちゃうんじゃないかと心配しました。

 若い頃って、無謀なことできるんですよねえ。いまさらながら、自分の図々しさにあきれました。たぶん、今だって、ちゃんと弾けませんよ、もう楽譜すら行方不明かも・・・。30年も前の、若気の至りの時代でした。

 私の楽器の腕は、アマチュアの下の方で終わっていて、人前でモーツァルトのケーゲルシュタットトリオがせいぜいでした。そのヴィオラさえも、肩の骨折で弾けなくなり、ヴァイオリンもここ2か月は触ってもいません。ガット弦が調弦難しいので、ドミナントに張り替えて、ちょっとでも練習した方がいいかなと思っています。残りの人生、やはり音楽はずっとそばに置いておきたいから。オーボエとではない、ヴァイオリン2本のドッペルがやっとです。バッハに始まり、バッハで終わる、というより、中途半端!!


アンナ・マグダレーナ・バッハ

2016年12月27日 12時42分45秒 | 音楽

 昨夜放送された世界ドキュメンタリー選の録画を、さっき見ました。とても感動しました。バッハの後妻、アンナ・マグダレーナ・バッハが夫バッハの楽譜を写譜していただけでなく、そもそも、作曲したのも彼女だったものがあるという研究の話だったのです。そこには、筆跡鑑定の専門家も協力し、晩年何度も目の手術をしてほとんど見えていなかったバッハに代わって楽譜を書いていただけではなく、アンナが12歳の頃から、バッハから作曲も習っていたのではないかというものでした。

 女性が才能を持っていても表に出してもらえないという風潮は、全世界であったことです。今残っている曲も、当時18世紀19世紀のものは、もしかしたらバッハだけではなくほかの作曲家も夫の名を出して妻が、娘が作曲していたものかもしれない・・・。

 以前、楽器の演奏者に関する本をかじりました。それによると、女性は、ピアノくらいしか演奏することが許されなかったのです。宗教的なこともあるでしょう、ほかの楽器を人前で演奏することも許されなかったのです。まるで、今のイスラム圏の女性のようですね。

 女性は劣っているという考えは、どうしてはじまったのでしょうか?男性のあばら骨から作られたなんてばかばかしいことが信じられていたなんて、悲しいです。子供を産む道具なんて、ひどすぎます。

 私は、女性には男性と同じくらい、いえそれ以上の才能があると思っています。適応能力、忍耐力、持久力。瞬間的な能力こそ、劣るかもしれませんが、ほかのことでは引けを取らないでしょう。体力だけで自慢する男性って、どうなの?これでは、私はとことん、男嫌いみたいに思われてしまうかしら。

 生まれてつけられた名前が、頼山陽の奥さんの名前からとった、それがそもそも、こういう考えを持つ運命だったのかもしれません。

 哺乳類で、人間の女性と同じ間隔で生理を持つ動物はいるのでしょうか?そして、出産までの期間も、同じような動物は?人類の女性は、生理の間隔は、旧暦の月の期間と似ています。私は28日周期でした。月の満ち欠けと同じなのです。さて、だからどうって?だからきっと、この地球を救うのは、人類の女性なんじゃないかという壮大な妄想です。

 バッハの曲が、宇宙のように壮大な感じを受けるのは、もしかして、アンナ・マグダレーナ・バッハが作曲したからなのかもしれません。とてもうれしいことです。私は楽器を始めてから、バッハが大好きでした。ヴァイオリンは、バッハに始まり、バッハに終わると思っています。ついに、無伴奏全曲なんてとても弾けないことがわかりましたが、その一部でも練習することが、生きがいです。早く、リハビリして調弦が楽器持ったままできるようにしないと。ガット弦をやめてナイロン弦にしてしまうか、考え中です。でも、ガット弦の響きの方がとても気持ちがいいのです。

 さて、これから、Gパンの継ぎあてです。夫の遺産のジーンズすべて、これで膝が抜けてしまいました。でも、頑張ってつくろって大事に履き続けようと思います。

 


久しぶりのコンサート

2016年12月25日 21時25分53秒 | 音楽

 今日はクリスマス。全く用事がないので、そういえば、会員登録させてもらっていたからこの日のコンサートに行ってみようかと、電話予約は今月に入ってからでしたが、なんとか潜り込めて、西国分寺の「りとるぷれい」ハウスコンサートに行ってきました。

 今日は、バリトンのリサイタルで、80人くらい座る古民家の会場で3列目だったので、西條智之さんの声がびんびん響いてびっくりしました。本当に素晴らしかったです。

 実は、知り合いの方から紹介されて(福生で引きこもりになっていると思われたようで)会員にさせていただきました。知り合いがおっしゃるように、会員はほとんどが私よりも年上の方々でした。西国分寺は近いし(国立のが近いとは、思わなかった!!)、駅からもすぐでした。古民家に入るのがちょっと不安でしたが・・。

 中は、思い出すなあ、あの清里音楽祭のホールに使われた図書館を半分に小さくした感じ。そして座っている人たちも、そんな感じ。だから、隣に夫が座っていても全然不思議じゃないような、デジャヴのような、迷宮に入り込んだような気分でした。ピアノの壁の左右には、シタールとガンバがかけてあり、ステンドグラスやシャンデリアも素敵でした。

 伴奏のピアニストは急きょ変更になったのに、難しそうな曲を見事に弾ききっていました。それに、とってもチャーミングな女性でした。ウエストがほっそーい!とびっくり・・・。

 ハッチに夕ご飯上げるのでと、知り合いの方に断って、終演後のコーヒータイムを辞退して急いで帰宅しました。クリスマスなので、自宅近くの駅のイタリアントマトJrで、ショートケーキ買っちゃいました。あああ、ウエスト、ふっとーいままだあ。

 声楽をすごく近くで聴くのって、おもしろいですよ。人間の体が楽器になっているんだと実感します。モーツァルトのフィガロは、よくわかるのですが、私はほかのオペラに疎くて・・。アンコールで歌ってくれた武満徹の「小さな空」には、感動して涙があふれました。そういえば、保多由子さんの武満徹の歌を歌った「見えないこども」というCDを持っていたはず、と探して、家でじっくり聴いてみました。昔、八王子の西岡酒造の酒蔵コンサートで、ギターの鈴木大介さんと彼女のコンサートを聴いたときに買ったのでした。ハッチは、ほかに他人がいるのかとびっくりして嫌がっていましたけど。どうも、猫は音楽はあまり好きじゃないみたいです。

 今年ももう1週間しかありません。早いものです。あっという間。こんな時に、年金定期便が来ました。65歳から、年金だけではとっても暮らせないけど、どうすりゃいいのか??そのうち、オレオレ詐欺も、高齢者が騙す方になる時代が来るかもね。

 


抄出版「組曲大和路シンフォニー」

2016年09月01日 20時57分49秒 | 音楽

 楽譜を整理して、引っ越し先に持っていくものと残す(処分)ものとを分けていた時に、このCDが出てきました。実は、これ、全く記憶にないのです。だれからもらったのか・・。そこまで私はボケたのか?

 今日のサッカーの試合があまりに危なっかしくて(負けているので)ノートPCでこの曲を聴いています。テレビはつけているけれど、こののどかな感じが、現実を忘れさせてくれます。かなり、いいかもです。

 なぜ、このCDがうちにあるのか、本当にわかりませんが・・。二胡の響きがとても素敵です。このノートPCは、ヤマハのスピーカーではないけれど、なかなかですね。最後の曲のコーラスは、あんまり好きじゃない。と思っているうち、終わってしまいました。また、現実のサッカーにひきもどされてしまいました。