goo blog サービス終了のお知らせ 

ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

岡田美佳さんの刺繍絵

2006年04月20日 17時15分26秒 | 芸術

 今日、お世話になった久我山のギャラリー藍に行って来ました。とても興味があった展覧会の初日だからです。その、実物をぜひこの目でみたかったというのは、岡田美佳さんの刺繍絵です。こちらに彼女の作品のサイトがあります。 
 作品はどても独創的で、特に、猫の描写がおもしろかったです。実際、猫を飼っているそうです。HPには、今回の展覧会のことが載っていないようですが、久我山での展覧会は来週の木曜日までだそうです。
 私の父の絵もそうですが、絵というのは、人に見てもらわなくては意味がないと思います。美佳さんの絵も、ぜひ、多くの人に見てもらいたいものです。興味がありましたら、ぜひ、実物をご覧下さい。
 私は専業主婦なので、実際の絵を買うことはできませんでしたが(猫のブランコが一番気に入ってます)、せめてと、絵葉書を買って帰りました。
 ギャラリー藍は、井の頭線の久我山駅北口を出て、そのまま商店街を北上し、角の時計店の並びにあります。徒歩5分もかからないくらいの場所です。なお、ギャラリー藍に行く手前の右側の角を曲がってしばらく行くと、お気に入りのパン屋「ラ・パン」があります。もっちろん、今日も帰りに寄って買って帰りましたよ。


ギャラリーれがろにお届け

2006年03月31日 19時30分36秒 | 芸術

 今日、展覧会の会期中にお買上げいただいた絵を2枚、荻窪のギャラリーれがろに届けてきました。こちらのギャラリーで展覧会をということもあって、ついでに見学も兼ねていました。今日はとても寒かったですね。もうちょっと厚着をすればよかったと公開しながら、やはり方向音痴だけあって、徒歩1分なのに商店街のメインストリートをちょっとうろうろ・・・。やっと見つけました。ビルの2階、そうか、エレベータないから搬入搬出、ちと大変かなと既に乗り気な私。で、ギャラリーに入ってみると、それほど狭いと感じないのは、きっと長細いからでしょうか。遠くからも絵を眺めることができるのは優れものかも・・。
 ギャラリーのKさんとお話して、私がどうしたいとか愚痴も含めて、実際に2時間近くも話してしまい、来年の企画展に載せてもらうことになり、ギャラリーを出たらもう夕方の雰囲気でした。
 価格の件でも、かなり悩んでいたのを相談に乗ってくれて、とても安心しました。彼女のすごいところは、画集は確かに高価と思われるので値下げしても、絵は先日のギャラリーでの価格を維持することを薦めてくれたことでした。絵は、実際に父が心をこめて1枚1枚、手を入れたものです。数が少なくなっているからよけいに、貴重だと思います。さすがに、親戚にはちょっと安くオワケしたり、お譲りすることもあるかもしれないけれど、それ以外は、まるでセールのように(三鷹では本当に最後のつもりだったから・・・)値下げするのは問題ですね。ということで、これから、ギャラリーれがろを通して絵を額装送料込みで7万円ということにしました。ギャラリー藍で、実際に7万円で買ってくれた人がいるんですもの、裏切れません。
 絵というのは、本当に難しいものです。安いからいいというのではないし、高いからその値段相応かというのも疑問だし・・。ただ、安いからと邪険に扱われるのはとても悲しいものです。
 絵葉書と画集は値下げしました。来年の春、ギャラリーれがろで展覧会を予定しています。父の残したたくさんのスケッチも、前日に、富士高校卒業生限定で、お好きにお持ち帰りしてもらおうと思っています。スケッチは私が邪険にしているから、きちんと整理しないといけませんね(反省)。
 いつも、これが最後、と言ってきて、こうしてこの先も、続くのは、思えばとてもラッキーなことです。本物の絵を見てもらうのが一番いいことですし、父もきっとそう望んでいるはず。見られる機会を持つこと。私ができるまで、やはりやるべきなんですね。人との縁を大切にしていきます。Kさんは、画集の絵を少しずつ分けて展示していくというシリーズで1、2年毎にやってみるといいとのこと。だから、たった1点ものも、非売品として出すのは全然問題ないと言っていました。うれしい限りです。


終わったーーー!!

2006年03月31日 00時17分54秒 | 芸術
 いやー、さすがに連日のお勤めは、くたびれました。毎日夜7時まででしたから。24日に準備をして、25日~30日、企画展で私もギャラリーに詰めていました。
 都立富士高校の学区の杉並区ということで、大勢の卒業生がいらしてくれました。本当にありがたいです。でも、なかなか、新規の人が絵を買ってくれるまでにはいかず、ちょっと残念。ギャラリーの方が、こんなに手の込んだ貴重な絵だから、絶対に高くても大丈夫ということだったのですが、やはり蓋を開けてみれば、価格的にもむずかしかったのかと思いました。今までをよく知っている人たちは、戸惑ったのかもしれません、でも、企画ということなので、どうしてもそうせざるを得ない事情もあるのです。結果的には赤字にならなくてすんで、ほっとしています。それと、三鷹の自宅を使わせてくれたO先生が、今回忙しくて見に来られないという電話があったとき、ちょっとお話したのですが、初日に卒業生で去年から荻窪でギャラリーを始めた方が、絵を買ったくれて、さらにぜひ荻窪でとおっしゃったので、その縁ができただけでも、今回は成功だったのではないかとおっしゃられて、その前向きの発想に痛く感動したのでした。
 私の家での絵の保管はもうかなり難しく、シミも昔の作品だけではなくて後期の作品にも出てきているのも現実なのです。なんとかしたいのですが、先立つものも乏しく、ほそぼそとインターネットで公開している現状。来年は父の没後10年という区切りです。これを何とかしなくてはダメかな、と計画を立てています。とりあえずは、あした、荻窪のギャラリーに買っていただいた絵を届けて相談してこようと思います。そのギャラリーが常設で置いてくれるといいのですが・・・。
 私も、アマチュア活動が忙しく、いつまでもこういうことができなくなりつつあります。専業主婦でも、忙しいんです(本当に!)。6日間、楽器に触れなかったので、今日はもううれしくて!モーツァルトの曲ばかり弾いていました。私は私の人生を全うしたい!

3日目(父の命日)

2006年03月27日 23時45分11秒 | 芸術
 今日は父の命日でした。9年目です。それもあってか、富士高校の卒業生がいらしてくれました。それと、おととしの10月に、三鷹の個人宅で展覧会をしたときに来てくれた人も、案内状を送ったので、来てくれました。
 割と久我山の住人も見に来てくれたのですが、なかなかそうそう、絵は売れないものです。今日も一日、絵は売れませんでした。
 夜、閉店間際に、父の命日ということで以前から約束していた姉が来て、帰りは久我山の居酒屋で食べて帰りました。つくづく、久我山というのはなかなか味のある、面白い町だと感じました。

二日目

2006年03月26日 23時46分47秒 | 芸術

 二日目の今日は、日曜日。実は、大勢来てくれるものと、とても期待していたのです。でも、開店当初が、教え子の方たちがおおぜい見えて、大混雑だったけれど、その後はぱったりと客足が途絶え、かなり暇でした。地元のお得意さんは、どうも外出は日曜日以外だそうです。それと、風の強い日、雨の降る日もだめだとか。
 結局、今日は一枚も絵が売れず、ギャラリーのMさんとおしゃべりばかりして過ごしました。閉店時間ちょっと前に姉が彼女の高校時代の友人と見に来てくれました。でも、既に事前に絵を買っていたので純粋に絵を見に来たけれど、何も買ってくれませんでした。今日は一枚も売れず、がっかりの一日。でも、現実はそんなものかもしれませんね。明日は父の9年目の命日です。1枚でも絵が売れるといいのですが・・・。今日、Mさんとなぜか学校の怪談話になったのですが、そのとき、明日の命日に、父が現れるといいね、なんて話していました。どんな人か会ってみたいというのです。教え子にはかなり人気がありました(が、家ではとても気難しくて怖かったんです)。久我山は都立富士高校の学区だから(西高は近所)多分、知っているとは思うのですが、迷わずに来てくれるかしら・・・。


展覧会初日

2006年03月25日 23時26分32秒 | 芸術

 今日の12時から、久我山のギャラリー藍での父の絵の企画展が始まりました。
 私は昨夜午前1時まで起きていたので、ちょっと寝不足でした。さらに、今日は夫が小田急線沿線の病院への肝臓の定期検診日でそれも午前中の予約だったので、早くに夫を横浜線の最寄駅に車で送らなくてはならず、朝7時過ぎにコンタクトレンズを入れる羽目になりました。でも、夫を送って帰宅してからは、家事を充分こなす時間があってよかったです。洗濯物を干して、掃除もして・・・。
 12時前に久我山に着き、寝不足解消のために駅前のドトールでエスプレッソコーヒーを飲み、ギャラリーへ向いました。父の写真を飾り、取り決めた価格の表示をし、後はお客さんを待つのみ・・・。
 12時過ぎに、父の教え子でドイツ語の先生が来てくれました。絵も一枚、お買上げでした(ありがたい!!)。その後、父の教え子や、姉の三女(私の姪)、さらに私の友人が来訪し、一時はとても大勢の人でごったがえしていました。驚くことに、父の教え子でドイツ語の先生の同期の女性が荻窪で画廊をはじめて1年になるとか。貸し画廊の料金も安く、やってみてもいいかな、今回の展覧会の結果では、と思いました。その方も、絵を2枚も買ってくれました。その画廊は、ギャラリーれがろです。
 初日は、3枚売れて、まずまずの滑り出しでしょうか。知人もたくさん来てくれて、うれしかったです。


展覧会の準備

2006年03月24日 22時30分29秒 | 芸術

 今日は、展覧会の準備で忙しかったです。おととしの10月の、三鷹の個人宅での展覧会の時にお願いした赤帽さんに来てもらい、絵3枚、画集60冊、絵葉書50セットを積んで久我山のギャラリーに向いました。この荷物の量は、愛車フィットに当然おさまるのですが、久我山あたりの一方通行だらけの道でギャラリーに自力ではとてもたどり着けないし、運転に視神経使い果たして到着してもくたびれるだけけだからと、贅沢ながら展覧会の往復をお願いしました。私が赤帽さんの車に同乗して出発したその同じ時間に夫が家を出て電車でギャラリーに向いました。私たちが到着してほとんどすぐ、夫も到着。世界堂からきた17枚の額を梱包からだして並べ。全部で20枚を飾るのですが、そのほとんどをワイヤーフックでさげ、4枚だけは床置きにしてみました。今回、企画展なので、在庫5枚以上ある絵を選んで展示しました。バランスを考えてきちんと絵をかけるのは難しく、結構な時間がかかりました。昼前に到着して、作業が完成したのが4時近く。夫もかなりグロッキーでした。彼は、同じ職場の大手予備校の前に、ある画廊に勤めていました。だから、こういうことは慣れているそうです。なるべく、絵が売れるように飾ったとかなんだとか・・・。 
 こればっかりは、ふたを開けてみなければわからない。さて、どうなるでしょうか。


イタリアワインセミナー

2006年03月02日 15時47分02秒 | 芸術
 以前、ブログでも紹介した、ict食文化企画のイタリアワインセミナーが今回、ようやく実施されることになり、白金台というほとんど行ったことのない地域に足を踏み入れて、参加してきました(都の庭園美術館なら何度か行っています)。
 場所は白金台5丁目、近所に松岡美術館があります。家を早めに出て、ダイエットシリアルをどこかで食べてからセミナーへと思っていたのですが、駅で食べそこね、そのまま目黒駅からバスに乗り、二つ目で降りて松岡美術館に行きました。ゆっくり展示を見た後、セミナーの開始時間の15分前に会場に着きましたが、用意ができていないということで、下のレストランに案内されてエスプレッソコーヒーをごちそうになりました(ラッキー!)。でも、ランチ抜きなのでちょっとつらい・・。そしてようやく2階に案内されてセミナーが始まりましたが、なんと生徒は3人だけ。ソムリエは二人。マンツーマンみたいなものでしたね。
 生徒の二人は専門家のようで、一人はict代表の長本和子先生とよくイタリア旅行に行っている常連さんのようでした。ちょっと肩身が狭いし、おなかがぐうぐうなるしで、恥ずかしかったですね。でも、すぐにイタリアワインの話に引き込まれ、今回はイタリアのあの長靴のかかとや土踏まずのあたりの州、カンパーニャ、バジリカータ、カラブリアのワインの講習を受けました。講師はアクアパッツァのシェフソムリエ滝本氏、さらに渕本ソムリエも手伝っていました。話は、申し訳ないけれど渕本さんの方がわかりやすかったです。私はただ単にイタリアワインが好き!というだけで受けたので、知識もなく、すべてが興味津々でした。特にカンパーニャのワインが面白そうで、アリアニコというブドウ品種からできるタウラージというワインは3種類飲んだ中で一番おいしかったです。それぞれに香りが独特で、飲み比べると違いがよくわかります。写真左は2番目に飲んだカラブリア州はリブランディのチロ(輸入業者はモンテ物産、2003年)、真ん中は最初に飲んだカンパーニャ州のマストロベラルディーノのフィアノ・ディ・アヴェッリーノ(白、輸入業者サントリー、2002)、右が美味しかったカンパーニャ州の白と同じマストロベラルディーノのタウラージ、ラディーチ(サントリー、1998)です。みなさん、専門家のようで、香りをかいで、口の中で妙な!音を立ててすすっているのです。さすがにそれは真似できませんでした。昼食抜きだったので飲み干せなかったけれど、ちゃんとおなかに物が入っていたら、絶対に飲み干したかも・・・。ちょっとご機嫌であっという間に講習会が終わり、帰りは200円のバス代をけちって目黒駅まで歩きました。初めてのプラチナ通り、うーーん、なんかスノッブですね。それも、地に足ついていない感じで、いただけない。何がシロガネーゼだ!と独り言を言いつつ、おしゃれな街を離れました。
 イタリアは、気さくじゃなくちゃ。でも、イタリア自体、北と南では雰囲気も違うし、格差が原因ではないといっていましたが、やはり、南イタリアのワインが日本に入ってくるのはなかなかないそうで、残念なことです。地元で消費してしまうからだけれど、もったいないですよね。南のバローロと言われるほどのアリアニコというブドウ品種のワイン、ぜひ、入手できるようにしてもらいたいです。さて、来月の講習会、残ったチケットでまた受講しようかな?夫は、ド素人が行くことがいいんだから、めげるなと言ってくれています。そう、ワインセミナーにおつまみはなかったのでした!?

BCJ今期最後の定演

2006年02月23日 21時37分30秒 | 芸術

 今週は、月曜日と水曜日、オペラシティのコンサートホールに行きました。月曜日があの、ビオンディのエウローパ・ガランテのコンサート、そして昨夜は今期最後のバッハ・コレギウム・ジャパンの定期演奏会でした。実は私たちは、今期を最後に定期会員の継続手続きはしなかったのです。最近はコンサート中に睡魔に襲われて、何しに来たのかわからなかったり、どうも集中力がなくなってきたのです。年齢のせいでしょうか。都心に住んでいるわけではないから、帰りもつらいし・・・。ということで、夫はできる限りコンサートには行かないということに決めたそうで、私は代わりに、鈴木雅明さんの弟、鈴木秀美さんが主宰するオーケストラ・リベラ・クラシカの定期会員になることにしたのです。ハイドンやモーツァルトの演奏は、ワクワクドキドキして、そりゃもう楽しいからです。
 でも、昨日のBCJのコンサートは、ものすごく面白かったです。最近注目を集めている楽器ヴィオロンチェロピッコロ・ダ・スパラという、チェロのような大きな楽器を肩にのせて弾くスタイルの楽器が登場したのです。演奏者はディミトリー・バディアロフというロシア人です。彼のサイトはこちら。そして実際に、寺神戸さんもクイケンに影響されて、練習しているそうです。彼のブログに写真が載っています。
 ヴィオラ・ダ・ガンバのガンバは、あのガンバ大阪のガンバで「足」という意味。そして、同じように、ヴィオラ・ダ・スパラのスパラは「肩」です。いやー、よく演奏できると感心しました。かなり練習を積まないと無理でしょう。でも、チェロは座らないと演奏できませんが、あれだと、歩いても弾けるし、活躍の場が多かったのでは?ちなみに、チェロだって、エンドピンを使い始めたのはずっとあとなんですよね。やはり、ガンバのように、足に挟んでいたのが普通だったのです。
 さて、昨日はその面白い楽器ともう一つ、フラウト・ピッコロという、小さなリコーダーをダン・ラウリンが演奏しました。本当に小さいのです。ソプラニーノ・リコーダーとなっていました。彼はその小さなリコーダーを本当に見事に演奏します。小さくて、まるで指の動きが鳥の翼のように見えるんです(トリノオリンピック?)。さすが、名人芸!この二人の演奏と、いつもの若松夏美さんのバロックヴァイオリンのソロ、最後を飾るのにふさわしい素晴らしい演奏でした。ちょっと継続を辞めたのを後悔してしまいました。


自衛隊のイラク派遣

2006年02月02日 11時34分48秒 | 芸術

 いまさらの話題ですが、昨日見た映画のプログラムにかかれてあったことが気になって・・・。 バグダッドでも戦争で破壊されて、映画館が一つもないそうです。現地で望まれているのはこういった文化施設や文化活動。そういえば、戦争前のバグダッド交響楽団が、楽器や備品がなくて困っているということで世界中から支援物資が届いて喜んでいたニュースをずっと昔にNHKで見ました。その後、彼らは音楽活動を再開できたのでしょうか。 
 「亀も空を飛ぶ」のバフマン・ゴバディ監督のインタビューの中で、クルディスタン自治区にいる韓国軍は、「兵士たちは歩きながら、ものを直していく、歩きながら学校を作っていく、一ヶ所に留まらず、文化的なことも考えて文化祭などもしてくれます。それでクルド人の中では韓国人はとても親しい人たちになりました。残念ながらそういう動きは、イラクにいる日本の自衛隊には見られません」とありました。そして、さらに、日本イラク医療支援ネットワーク代表の鎌田實さんは「戦争で傷つく子どもたち」というタイトルの文章の中で「400億の税金を使って、自衛隊がわずかな水を配っている。本物の人道支援を世に示したいと思った」と書いています。そう、かなりの危険を冒して医療品を運んでいるんです、どうしてそれを自衛隊が援護しないのでしょう。何のために私たちの税金を使っていっているんだか、もっと現地の人たちが望むことをきちんとしてほしいものです。