昨日、久しぶりに下高井戸シネマで映画を2本見ました。最初のモーニングショーのが、この「合唱ができるまで」。パリ13区のアマチュア合唱団の練習の様子を描いたドキュメンタリーで、パリの街が見られるかな、と思ったのでしたが、練習風景と本番だけで、街中の様子はまったくわかりませんでした。それも、本番は1月31日と2月1日、教会でということですからパリの厳冬、練習室も暖房が効いているのかどうか、結構寒そうでした。でも、音楽を作り上げているその姿がとても感動的でした。音楽にかかわっているすべての人に見てもらいたいです。すばらしい指導でした。子どもたちにラテン語の歌詞を教えるところとか、ソリストのティーンエイジャーに、平和の意味を聖書の時代を想像して考えてみるようにとか、たくさんの発見があって、本当に面白かったです。
ヨーロッパでも教会離れが目立ってきたということでしたが、こうして、いろんな人がキリスト教音楽を勉強するために集まっているというのは、素敵なことです。
習いに来た一人ひとりの個性がすばらしく、それぞれが素敵でした。特に、子どもがかわいい!!指導は、固定ドでしていたようでした。それと、本当にユニークな指導の仕方。日本で音楽教育をしている人、絶対にみるべきですね。見ながら、わたしも声を出しそうになりました。
合唱をやっている人は必見ですね。見に行ってよかったです。
本番は、目白の聖マリアカテドラルみたいに大きな教会でした。本番の演奏が始まって映画は幕となります。残念ながら、下高井戸シネマでは明日でおしまい。もっとあちこちで上映してほしいです。
昨日、本当に久し振りに映画を見ました。いつもの下高井戸シネマです。
そのために、家事を必死でこなし、慌てて9時過ぎの電車に乗りました。やはり、猫の世話はきつい・・・。
さて、モーニングショウでベルイマン監督の「サラバンド」。チェロを弾く姿があったので、見たかったんです。静かな映画でした。人間の本質をうまく表現した、いい映画だと私は思います。
そして、メイン上映が「敬愛なるベートーヴェン」。でも、こちらは確かに、資料をもとに、当時の時代を見事に再現した映画ですが、そういう意味では、映画「真珠の耳飾りの少女」と同じ。つまらなかった。第九の演奏シーンは、とても面白かったけれど、あとは、私はベートーヴェンがものすごく好きだというわけじゃないからなのかどうなのか、納得できませんでした。ベートーヴェンの人物に関しては、映画「不滅の恋/ベートーヴェン」のほうが、よく描けていたと思います。映画自体も、カメラワークがなにかあざとく感じて、悪趣味ではないのかと思いました。先に見たサラバンドとはえらい違いです。私は、静かに流れていくほうが好きですね。何か、わざと何かありそうと見せかけるわざとらしさは、嫌いです。趣味の問題だから、まあ、2本目を見てしまった私が悪いのでしょう・・・。
でも、映画を見て、音楽に浸れたのは、楽しかったです。義母の件があって以来、映画はとんと見にいけなかったのですから。
今朝、NHK生活ほっとモーニングの金曜のコーナー、「この人にトキメキ!」を見ました。ゲストは奥田瑛ニ。かなり興味ある俳優です。しぶいし、彼が時代劇に出ると、本当にぴったりとはまりますもの。
その彼は、いまや映画監督として大活躍。映画を作るって、ものすごくお金もかかると、大変なことですが、家族のサポートで、本当にいい作品を作っていますよね。まだ一つも見ていなくて、残念ですが、秋に公開となる「「風の外側」という青春映画は、絶対に見たいと思いました。紹介の映像を見て、涙があふれましたもの。
奥さんの安藤和津さん、彼女は「奥田瑛ニ」という作品を作っているそうです。夫婦のいい形ですよね。
熟年俳優で、私が大好きなのは、この奥田瑛ニと、林隆三。いつか、林隆三さんのピアノ弾き語りを聴いてみたい・・・。ともに時代劇が似合うという共通点があります。
物を作るって、本当に楽しいですよね。とくに、映画というのは、ものすごくわくわくする世界だと思います。これからも、応援してます。
彼は、極貧時代、なんでも代々木公園をねぐらにしていたそうで、ホームレス俳優だったのを、和津さんが救って、こんな素晴らしい人生を歩んだんですよ。運ってわかりませんね。いい人に出会うこと、それに尽きるのかもしれません。
彼の話をきいて、なんてリベラルな人なんだろうと、うれしくなりました。素敵なアメリカ人です。早く、下高井戸シネマに降りてこないかしら・・・。絶対に見ます。彼の映画、アメリカでも両方とも多くの人に見てもらいたいです。そして、戦争の本当の姿をもっと知ってほしいです。だからこそ、戦争はしてはいけない。未来ある若者の命を奪うんですから!この映画の公式サイトはこちらです。
今日、下高井戸シネマで中国映画「胡同(フートン)のひまわり」を見ました。
中国の昔と今を垣間見られたような気がします。以前、見た中国映画は「北京ヴァイオリン」、もうだいぶ前の話ですが、これはなかなかよかった。そのときに、中国も変ったものだなーと感心しました。
今回も、文化大革命とその後の紅青4人組失脚など、政治的なものをうまく取り込んでいました。それに、農場での6年間の強制労働を終えて帰ってきた夫と久し振りに夜をともにする描写も、けっこう表現が自由になったんだなー、と中国の自由化に目を見張りました。時代は流れる・・。そう、中国も、北京オリンピックを目前に、自由化と民主化、いろんなせめぎあいがあるのでしょう。こういう映画ができたことに、感動を覚えます。
北京ヴァイオリンでもそうだったように、古臭いとか、遅れているということで打ち捨てられるものにこそ、本当のいいものがあるような気がします。
この映画で象徴的に現代の生活空間「アパート」の居住権を得るための苦労が描かれていますが、古い共同住宅「胡同」の居心地の良さは、忘れてはいけないのでは?
親子の葛藤と和解、それは永遠のテーマです。6年という子どもの成長にとってとても大事な時期を引き離されて、それを埋めるために必死だった父。そして、息子の恋人を強引に別れさせる・・・。「父」とは、「親」とは、なんだろうと改めて考えさせられました。実際には、子どもを産んだから親になるのであって、誰だって親になる自信なんかないし、子どもによって「親」を育ててもらうようなものではないかしら?
親子の葛藤の名作「エデンの東」の次に、いいかも!?
そういえば、もちろん監督は違うけれど、北京ヴァイオリンでも、この映画でも、猫が出てくるんですよーー。いいよねーー。下高井戸シネマで10日金曜日まで上映します。ぜひ、ご覧下さい。
今日は大雨の中、映画「明日の記憶」を下高井戸シネマで見てきました(モーニングショーで13日まで)。
見たかった映画でした。本当に、見ながら泣いてばかりでした。帰りはコンタクトが乾いて、辛かったです。
若年性アルツハイマーに罹った40代後半の男性とその妻、その二人の思いは、おそらく、日本人共通のものでしょう。広告業界の最先端を突っ走ってきた有能なサラリーマンが部長として仕事をしつづける困難に直面、娘の結婚式までは「会社員」でいたいからと、格下げでもがんばり、その後退職。部長で退職すれば退職金ももっと多かったのにという同期の上司(社長か?)に、それでもできなかったと。
治療は、当然お金もかかるし、病気が悪化することで、不安も増える中、妻は働きに出て、必死で家庭を守っていく。疑心暗鬼になる、家に閉じこもりな夫。
この時点で、もしかしたら、離婚になってしまうところを妻はふんばり、夫を支える。
夫は、妻も家庭も顧みずに仕事ばかりしてきたというのに・・・・。
私はこの妻のように、最後まで夫に寄り添っていられるのでしょうか?
最近、夫はアルコール性痴呆にはっているのかとも疑っていますが、毎日、口論ばかりです。昨夜も、お互い爆発寸前でした。昔だったら、無茶苦茶に暴れたでしょう。でも、彼は年取ったのか、ちょっと我慢するようになりました。丸くなりました。でも、私は彼と同じように、丸くなっているのは、体型だけなのかもしれません。人を誉めるよりも糾弾するほうが多いかもしれない、その自分の攻撃性をもっと納めなくては。
若い頃、知り合うきっかけとなった陶芸家の先生(大滝秀治)が再び登場したのは、夫の幻想なのでしょうか。その先生は、「生きてりゃいいんだ!」って言っていました。本当にそうだと思います。生きていれば、それでいいんです。
この映画のテーマを演奏しているのは、オーボエの宮本文昭さん。彼は来年、オーボエを辞めます。他の音楽活動をするそうです。私は彼のオーボエ、好きだったなー。最後に、ありがとう。
思い出すたびに涙があふれる、いい映画です。そうそう、最後に彼自身で訪ねた施設の周りの風景は、まさに美しい日本でした。私は高層ビルからの眺めよりも好きですね。ほっとします。
夫婦のあり方を、考えるいい機会になりました。最近の夫の転勤前の忙しさを私が何も考慮しなかったこと、ちょっと後悔しています。飲酒しながらの調理が遅くても、それがストレス解消だったら、ずっと待ってあげるべきだったんですね。昨夜は、本当に深夜に食べました。せめて食事を一緒にしなくては、家族の意味がないもの。夫婦って、最初に自分の意志で選んだ家族ですもの。大事にしなくては・・・。
今日、12時50分の回に、早めに到着したつもりでしたが、けっこう人が入っていました。上映時間直前は満席に近かったです。
この映画は、フィンランドのヘルシンキに、日本食の食堂をはじめた女性と、彼女を取り巻く世界の話ですが、実に面白いのです。それになんといっても、メニューの料理が、もうおなかがなってしまいそうになるくらい、おいしそうで、たまりません!
魅力は、ヘルシンキの町の様子も、まるで自分が旅行しているかのように、よく見ることができること。行った気になりました。そして、その街の人たちの様子が面白いこと。主人公の小林聡美演じるサチエ、とても魅力的な不思議な女性。そしてそれに負けないくらいの強烈な個性を発揮する片桐はいり演じるミドリと、同じくもたいまさこ演じるマサコ、この3人の醸し出す空気がものすごくいいのです。こんなに面白い映画、滅多にないですよ。私は見終わってものすごくうれしくなりました。自分でも、明日、ヘルシンキに行ってみようかなんて考えてしまうくらい。
三谷幸喜の奥さんである小林聡美、家でもきっとしっかり料理を作っているのでしょう。食堂での料理の手際もすばらしかったし、おいしそうでした。いいなーーーー、三谷さん!
これだけ雰囲気のある強烈な個性派女優3人をかけあわせて、素晴らしい映画を作りましたね。食べ物も素敵だし、日本食再発見でした。見終わって、鮭を焼いて食べたくなりました。
のんびり、ゆったり、マイペースで、幸せに生きていこうよ、そんなほんわか勇気をもらいました。
私が憧れるヨーロッパが、その映画にはありました。かもめ食堂から見る通り。向かいの建物。それはシエナやフィレンツェではなくてどちらかといえば、ちょっと冷たいパリの街角みたいな感じでしょうか。あのツンと澄んだ空気まで思い出しました。そう、空気が違うのです。あー、素敵なヘルシンキ。市場もとても興味津々。とにかく、楽しくておいしい映画。本当にあったらいいよね、かもめ食堂。
下高井戸シネマで来週の15日まで上映しています。ぜひ、あなたもヘルシンキに行ってみませんか??
今朝、夫と大喧嘩しました(またです、嫌ですね)。彼の横暴に、私は「このテロリスト!」と怒鳴っていましたが、本当に腹が立つのです。私が新宿サザンテラスの「みやざき館」で買った柚ゼリーの袋を投げつけられ、うち一つが無惨にも壊れてしまいました。暴力をふるうのは絶対に許せないです。こうなったら、家出してやる!とばかりに、銀座の映画館に直行しました(水曜日はレディースデーだったので)。
30分前に銀座シネパトスについたのに、チケットを求める行列が長く、11時上映は立ち見になるかもしれないのを覚悟し、やっとのことで館内に入ると、最後列の端から一つ目に空席を見つけて何とか座って見られました。
先日、NHKの深夜にやっていたあの博多の屋台のイッセー尾形が、終戦直後の天皇ヒロヒトを演じるのです。でも、見事でしたね。とても特徴をつかんでいて、好感が持てました。状況設定にちょっと違和感があるシーンもありましたが、監督はロシア人です。ここまで撮れたらたいしたものですよ。全編、薄暗いシーンで統一されていたのは、映画館のせいではなく、オリジナルでしょうか。まるでレンブラントの絵の中のようでした。音楽も抑えたものを使い、特にバッハのチェロ組曲みたいなのが印象的。でも、最後のほうではそのバッハのチェロが、ショスタコーヴィッチのシンフォニーみたいなのに代わっていくのは、これもロシア人だからかな、あーあと思ってしまいました。映画「太陽」のサイトはこちらです。
実は私は、天皇制とか帝国主義は大嫌いですが、個人としての天皇ヒロヒトは好きなんです。どういうわけか、高校の図書館で「天皇ヒロヒト」を読みふけっていたのです。彼の苦悩が伝わってきたような気がします。
シュールな映画でしたが、なかなかの力作です。人気があるようで、今日はとっても混んでいました。80代以上の、戦前戦中と、「天皇陛下万歳!」といっていた人たちが見たら、どう思うのか、知りたいです。
昨日、NHKの討論番組をずっと見ていました。日本とアジアというテーマでした。小泉首相の靖国参拝を賛成する人が多いのには、幻滅してしまいました。そして、若い人たちが、歴史を知らないまま思い込んでいることも多いのには絶句でした。民主主義というのは、戦後はじめて日本に入ってきたもので、戦前は帝国主義、選挙権は女性にはなかったのです。国民総意の政治家でも軍でもなかったのを知らないなんて・・。ひとつ注目したのは、ある人が、北朝鮮が戦前の日本とだぶると言っていたことでした。暴挙に出て戦争に突入、確かに日本はそうだったかもしれません。軍部の暴走で、国を誤らせたのではないでしょうか。軍は食料は現地調達で外地に行ったんです。当然、略奪したわけです。それよりも酷いのは、食料もない外地では、餓死するしかなかったこと。戦死者の半数以上は餓死だといわれています。そんな無計画な軍の政策、許せません。
日本は戦後61年、戦争はしませんでした。これからもしないことを誓って、アジアの信頼を得るしかないのではないかしら。
今日、下高井戸シネマで映画「スタンドアップ」を見てきました。今日が最終日だったんです。
下高井戸シネマでは前回、「三池」というドキュメンタリー映画を見たので、同じ鉱山がテーマの映画、そして何より、セクハラ訴訟の話だったので、とても興味があったんです。こういったテーマをあの大手のワーナーブラザーズが作ったなんて、信じられます?私はあの大会社は、まさに映画の中での大手炭鉱会社と同じ立場だと思っていましたから。
でも、映画は、もちろん裁判を軸に、ストーリーが展開しますが、テーマはもっと大きく、家族や親子の絆までも取り上げている、なかなかの力作です。
私がこの映画で嗚咽したくらいの大泣き場所は、実は、彼女の長男サミーに、本当の父親のことを話すシーンです。彼女はハイスクール時代に同級生のBFと付き合っていて授業をサボり、二人で補習をさせられ、さらに彼女だけ残されて教師にレイプをされ、その結果の妊娠だったのをずっと隠しとおしていたのでした。でも、その教師が炭鉱側の弁護士に、彼女の昔からの「あばずれ振り」の証人として登場したことから、本当の真実が明かされたのです。長男にとっては、家出するくらいの衝撃事実で、彼女は長男のことを一番に気にかけていました。妊娠中、胎児が動いたときに、彼女は、この子は私だけの子どもだと実感して産む決心をしたとのこと。
レイプも迫害も虐待も、常に、弱いものへの暴力なんです。自分の立場を利用して、本当に卑怯な行いです。私は、こういうことを絶対に許せない。
考えてみれば、日本もそしてちょっと前のアメリカでも当たり前のようだった現実なんです。最後まで娘を理解しなかった父親が、「もし、自分の娘がそういう目にあったら、どう思う?許せない」と、炭鉱の職場でのセクハラに男性としてノーと言ったあの場面は、感動しました。
まだまだ、この地球上では、強い立場を悪用して、弱いものいじめがはびこっています。でも、それを見過ごしてはいけません。みな、同じ権利があるんです。
すべての人が、同じように自由で生きられる世の中、それが地球であってほしい。彼女が裁判を起こしたことで、セクハラという問題が認識されるようになりました。日本は、まだまだこれからです。世の男性の意識が、もっともっと変わってくればと思います。この映画は、人間として生きる勇気をもらえます。確かに、ちょっと極端かもしれないけれど、現実には本当にあったことだと思います。
いまの日本の社会に、全体主義的な、懐古的な抑圧を感じるのは、私だけではないはずです。ジェンダーフリーに対して、人々が誤解しているのは本当に残念なこと。男女の違いはもちろん存在するけれど、それを超越して、同じように、人間として、人間らしく生きること、それがどうしてわかってもらえないのでしょうか。このテーマは次のブログに詳しく書きます。
セクハラ問題だけではなく、この映画は、本当に感動しました。自分の稼いだお金で子どもを養い、家を買う、その幸せを実感した女性の話なんです。それが、そんなに身のほど知らずなことなんですか?三池でもやっていましたが、炭鉱は、温度40度、湿度90度の過酷な条件の職場です。多分、炭鉱じゃない鉱山も、同じようなものだと思います。そこで働く女性にとって、さらに性的嫌がらせを受けるなんて、本当に頭に来ます。
若い人からお年寄りまで客層は幅広く、8割くらい、席が埋まりました。今回はドキュメンタリー特集の一環としての上映なので、館内は関連の作品展やらクッキー販売など、いつもとは違った雰囲気でした。
映画は、大牟田の三池炭鉱のいまと昔を丁寧に描いた作品で、炭鉱のことを知らない私にもわかりやすいものでしたし、何より、明治期からの歴史ある炭鉱、戦前戦後の昭和の歴史そのもののような気がしました。特に、全く知らなかった三池争議は、貴重な証言を集めていました。
閉山となった三池の現在、大牟田市の模索、現実的な問題も山積みですが、3年かけて予算を獲得してこのドキュメンタリーを制作したという市の協力は大きかったことでしょう。今現在生活している人たちの未来への希望も含めて、制作されたものだと思います。簡単に「負の遺産」と言い切ってしまうわけにはいかない、「これから」のこと。新しい「地方の時代」への布石になってほしいです。
そして、こういうものをきちんと作ってみんなが見なくては、日本の戦後は終わらないのだと思いました。第2次世界大戦での捕虜を強制労働させたり、朝鮮半島や中国からも強制的に徴用したりした事実を、私はあまり知りませんでした。人道的にも、その歴史の事実をもっと検証しなくてはいけないはずです。
父が持っていた写真集に、土門拳の「筑豊のこどもたち」という、1960年発行(なんと100円!)のパトリア書店の写真集がありました。まさに、この炭鉱の世界でした。この写真集も、貴重なものですね。
知ることは大事なことです。ぜひ、多くの人に興味を持ってほしいものです。下高井戸シネマでは今日が最後でしたが、ポレポレ東中野では5月まで上映しています。日本の現代史を自分の目で確かめられる貴重な教材です。日本全国で上映してほしいですね。