生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

福島原発と東北地方太平洋沖地震89

2011年04月16日 01時06分33秒 | 生命生物生活哲学
2011年4月16日-2
福島原発と東北地方太平洋沖地震89


 「2011年4月1日、京大原子炉実験所の小出裕章助教に、原発事故の危険性についてインタビュー」したものが、

http://iwakamiyasumi.com/archives/8030

に出ている。

  「小出: 100万キロワットとは何かというと、電気になっているのが100万キロワットという意味。炉心では300万キロワット分の熱が出ている。残りの3分の2はどうするかというと、海に捨てている。〔略〕蒸気機関の原理をいまだに使っている。効率はあがっているが熱効率はいまだに33%しかない。残りの66%は捨てるしかないという馬鹿な装置。
   〔略〕
   一秒間に70トンの海水を引きこんで、その温度を7度上げるということをやっている。
   〔略〕
  日本近海は世界平均の海洋の温度上昇の何倍も高いスピードで温度が上昇している。」
http://iwakamiyasumi.com/archives/8030

 地球温暖化に関連して。

  「岩上: 原子力発電所の設置、それによる温排水と日本近海海洋温度上昇の実証的な関係の研究はあるのか。

小出: 厳密には立証されていない。ただし、日本にある54機の原子力発電所が1年間にどれだけの温排水を出しているかというと1千億トンになる。日本という国にはたくさんの川があるが、全河川でどれだけの流量があるかというと4千億トン。つまり、日本全体の川の四分の一にもなる水量を「熱い川」として海に流している。私の感覚で言えば、それで海が熱くならないのはおかしい。

岩上:地球温暖化の原因は二酸化炭素だとしきりに言われているがどうか。

小出:その主張がかなり有力だが、私は信じていない。二酸化炭素は確かに原因の一つではあるが、それだけでなく原発の温排水も一因だと思う。

岩上:CO2の排出規制のためには原子力だと、この何年間、かなり喧伝されてきたが間違いなのか。

小出:もともとから間違い。原子力発電所が生む核分裂生成物の始末まで考えれば、あまりにもばかばかしい。原子力発電をすればCO2の排出量が減るなどということは決してない。」
http://iwakamiyasumi.com/archives/8030


福島原発と東北地方太平洋沖地震88

2011年04月16日 00時18分12秒 | 生命生物生活哲学
2011年4月16日-1
福島原発と東北地方太平洋沖地震88

http://news.livedoor.com/article/detail/5493439/
に、「武田邦彦氏の過去の発言を検証してみる」(2011年04月15日00時00分)という記事がある。

  「武田氏を信用するべきでないと考える理由はいくつかあるが、たとえば、疫学に関する知識の欠如、知識の乏しい分野における慎重さの欠如、批判相手の主張を正確に引用しない/引用元を明示しない議論の方法、リスクを比較するという概念の欠如などである。」

と結論している。

 武田邦彦氏は、「原発深層流001 信用できる人、できない人 その1」
http://takedanet.com/2011/04/post_0a1f.html
で、政府がついた嘘として、8つ列挙している。たとえば、

  「魚に蓄積するもっとも危険なストロンチウムを測定せずに、「魚は安全だ」と言った。」
http://takedanet.com/2011/04/post_0a1f.html

である。