景気が悪化すればするほど、失業者やホームレスが増え、年を越そうにも越せない人々が巷にあふれているように思えます。
資本主義の体質上、失業者はゼロにはならないのかもしれませんが、
他人事として無視ばかりも出来ないと思い、せめて現実を見てみようと、
貧困をなくす、地道な努力をしておられる会の主催する催しに行ってきました。
「昨日は俺、ホテルMに泊まったんだよ・・。」と、向いで差し入れのおもちを食べているホームレスの人がいきなり言い出したので、「・・え、わたしよりリッチかも・・?」と思ったら、
ホテルが終日開いているので、中に入って床か何かにごろ寝させてもらったそうです。
「市の職員がダンボール(小屋の材料)持って行っちゃったんで、寝るとこなくて、仕方なくホテルに泊まったんだよ。」と説明してくれました。
年齢は60歳以上の方が多いようで、中には高齢の上、身体的ハンディを持った親子もおられて、この方々はこれからどうやって食べていくのだろう・・と心配になります。
私のできることは、知り合いにお願いして、余剰品の食品を届けたぐらいで、それ以上の努力をしておられるボランティアの方々には頭が下がります。
写真は差し入れの、「おもち」や「おにぎり」、「そば」に「漬物」などが並んだテーブル。みんなの話を聞きながら「大根おろしのおもち」と「おにぎり」と「そば」をいただいてしまいました。
貴重な差し入れを減らしてしまってすみません・・でも、おいしかったなあ・・
以前、テレビで「炊き出し村」にきた人が言っていました。「こんなに、人の善意のありがたみを感じた事はありません。」と。
先日、「長野グランドシネマズ」という長野市内のシネコンに向かって、推定1キロほど(人数にして1000人以上、最後列が昭和通りを越えて着物の「たちばな」まで、延々と長蛇の列ができていたので、なんの目的で並んでいるのかなと思ったら、映画「ワンピース」の券に付いてくる「0巻」という漫画の非売品のおまけが目当てて、早朝からがんばっていた事が分かりました。
何にでも興味を持つ私は、早速その「ワンピース」なる漫画の「0巻」をお借りして、家に帰り、ワクワクしながら、昔のように布団にもぐりこんで開いてみましたが、内容がさっぱり分からない上、登場人物が多すぎて疲れてしまい、全く理解できないうちに眠りについてしまいました。(主人公が海賊だと言う事は分かりました)
なんでも「少年ジャンプ」にこの漫画は連載されているようですが、「ドラゴンボール」あたりで週刊漫画を卒業した私は最近の漫画事情にうとく、「歳とっちゃたのかな~・・」などとさびしく思ってしまいました。
それにしても近頃の若者向けの邦画(特に実写版)の原作に漫画の多い事!
「のだめカンタービレ」、「僕の初恋を君に捧ぐ」、「クロウズゼロ」、「ルーキーズ」、「カイジ」、「20世紀少年」・・み~んな漫画が原作なんですと、分かりませんな~こりゃ・・