空の日誌

設計室「空」のブログ

豆蔵当番

2015-09-23 18:43:33 | アート・文化
今日は
私が
ギャラリー「豆蔵」当番。
日に数人しか来ないけど、
そのゆったりさが売りさ・・、
なんちゃって。

しかし
今展示中の
「大薗弘二」展は
見ごたえありますよ。

大薗さんは
私の
親友であり、
飲み仲間であり、
なにより
確かな詩的造形力の
持ち主です。

私は勝手に
「造形詩人」と名づけてしまいました。

いい作品は
人に見せる前に
自分で気に入ってしまいますが、
そんな時は
もちろん
購入してしまいます。

作品と言うのは
買われてこそ幸せ。
どんなに
素晴らしい作品でも
売れなかったら
誰がその
作品の行く末を
見守るのでしょう?

静岡県の景勝地に建てた
「メゾン・マミ」の
展示の目玉の一つが
「後藤愛彦」氏の油彩作品です。

その後藤作品を
公立の美術館として
数多く保管していた
福岡の美術館から
持ち主に(後藤さんの息子さんに)
返されました。
(後藤さんはメゾン・マミの館長です)

このご時世で
公立の美術館も
いい作品だとはいえ
いつまでも所蔵してくれるとは
限りません。

引き取る相手が
いたからいいものの、
もし誰も居なかったら
かけがえのない
作者の命ともいえる
作品が
この世から
消えていってしまいます。

先月
豆蔵で
企画展示した
もう一人の親友の
「神林學」さんが
「おれ?おれはいいよ、
作品は全部捨ててもらうんだ」と
言い切っていました。

そんな愛すべき作家のためにも
その作家の作品を
愛し
手元に
置いていただける
買い手が
現れるよう
努力したいと
思っています。

写真は展示中の
大薗作品の
展示風景と、
オープニングで
飛び入り参加し
尺八を吹いてくれた
大好きな日本画家「生井巌」氏。




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