今日も「カサブランカ」の話で恐縮ですが、先日の映画祭で私が被って解説をした時の帽子は実は小包などによく使われる「クラフト紙」で作ったもので、それにスプレーペイントをして重厚感をだしました。
もともと帽子は好きだったのですが、どちらかと言うとカジュアルな方が好きで、「カサブランカ」の主人公のようなフォーマルなものは苦手だったのですが、あるときそのシルエットが気になってスケッチをしたことがありました。
あの形の帽子は中折れ帽に似ていますが、後ろのひさしがちょっと跳ね上がって、逆に前は下がっています。全体が反り上がると名探偵「ポワロ」のような帽子になってしまいますが、前部がほどよく下がっているところがミソです。
スケッチよりも、作ってみたほうがものの核心に迫れるようです。
写真はお祝いの花束とポスターと帽子。花の名はもちろん「カサブランカ」。