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長老の家に毒物が仕掛けられる

2012-04-29 17:26:58 | 事件・事故
その異常な事件は、2011年にオーストラリアのある会衆で起こった。長老とその家族は自宅で起こっている異変に気付き、隠しカメラを設置する。そこに、写ってたものは・・・。

News.co.au 2012/03/03

アデレード・ヒルのエホバの証人たちは、長老とその家族が毒殺されようとしていたことを知り、大きな衝撃を受けている。

その一連の異常な事件は、被害者が隠しカメラを台所に付けた後になって発覚した。犯人がまさにことを行っているのがはっきりと写っていたのである。

家族は、誰かが繰り返し家の中に入り、家族が集会に行っている間に食べ物に何かしているのではないかとの疑いを持つようになった。

家族には5才から12才までの3人の子供たちがいたが、不満を言うようになった。集会後に冷蔵庫にあるものを食べようとすると、変な臭いがして、毒のような味がするというのである。

隠しカメラを設置した結果、ある男がそこに写っていた。その男は見覚えのある男だった。被害者はこのように語っている

「事件が起こり出した時、一体誰がそんなことをしているのか想像も付きませんでした。現実に起こっているとは思えなかったからです。でも、会衆に関係したことかも知れないと考え始めました。というのも、いつも集会のために私たちがいない時にそれは起こったからです」

男は現在12の罪で起訴されている。2011年7月に逮捕されるまで7ヶ月に渡って行なってきた、毒殺を計画した罪も含まれている。さらに不法侵入、ドアの鍵と銀行通帳を盗んだ罪も加わる。

男性の家からは、拳銃と弾薬、消音器と強力なスタンガンも発見されている。

この異常な事件は、マウント・ロフティ会衆での懲罰行為と関係があると見られている。その会衆には被害者と加害者の双方が所属していた。

起訴された男は、2010年に彼の不品行のために排斥されたが、その決定に憤っていたと考えられており、被害者は、その時長老としてその決定に関係していた。

被害者によると、既にその男は100人ほどいる会衆の成員のメンバーではないとのことだ。

「彼は、会衆から削除されました。誰であっても、1人でこのような決定が出来る訳ではありません。それは委員会としての決定です」

「もし彼が、その決定が間違いだと感じたなら、誰でもそれを提訴することが出来ます。それが彼の場合で問題だったかどうかは分かりません。彼はすべてを知っているからです。彼はその決定をすべて受け入れたように思えました」

「彼は引き続き、自由に集会に出席することが出来ます。集会に出席することを私たちは妨げられません。ただ、もし懲罰的な決定が会衆によってなされたなら、その人となにか関係するということはありません」

被害者は、その男とはいつも心からの関係を持っていたと言い、その男を異常な行動に駆り立てた動機については分からないと述べている。

被害者が警察に語ったところに拠ると、2011年の4月には、冷蔵庫の中の食べ物と飲み物に毒物が混入されていたことに気付いていたようだ。集会から帰ってみると、特に牛乳やフルーツジュースから毒のような臭いと味がするということが度々あったという。また、料理油やその他の食品にも毒物が混入されていた。牛乳とジュースは、ちょっと味見しただけですぐにおかしいと分かるほどであった。

「最初の頃は飲み物だけでした。牛乳が変な味だったのですぐに捨てました。誰かがまさか毒を入れたなんて思いもしませんよ。でも2度、3度と続くうちに、私たちは何かがおかしいと疑うようになりました」と彼は述べている。

何度かこうしたことが続いた後、地元のスーパーマーケットに牛乳の味の事で苦情を言いに行った。供給の段階で何か問題が起こったのだろうと考えたのである。

彼はこう続ける。

「スーパーマーケットから帰った後、今度は別の食べ物から同じ臭いがしました。私はもう一度スーパーマーケットに戻って、「牛流のことは忘れて下さい。あれは問題ありませんでした」と言いました」

ある時には、牛乳を持って警察署へ行き、起こっている事を警察官に話したこともある。

「最初に私は彼女にこう言いました。「これから私が話す事を信じるのは難しいかも知れません。では、始めます」しかし、彼女はきちんと聞いてくれました」

「この報告は取り上げられ、刑事たちが私と接触を持ち、科学捜査班のチームに送られました」

「彼らのアドバイスは、鍵を変えて、家族を安全なところにおいて、この事を忘れてしまいなさい、というものでした」

「私はそうしたいとは思いませんでした。なぜなら、誰かが毒を混入していると思っており、私は、誰がそうしているのか知りたかったからです。それでもう少し粘ることにしました」

7月に入り、被害者は防犯カメラを探してイーベイで購入した。デジタル時計の形をしており、外からはカメラとは全く分からないものだった。動く被写体を感知すると自動的に録画するようになっており、値段は$30である。

最初何度かチャレンジしたがうまく取れなかった。カメラが壊れていたのか、なにも起こらなかったのか・・・。彼は言った。「男は、来たり来なかったりだったのです。ある時は一月の間、来なかったこともありました」

「それで私たちは、すべては終わったと思いました。しかし、それは間違いでした」

2011年10月25日、集会から帰った後で、彼はカメラのビデオをコンピューターで再生してみた。すると、男が台所にいるのが写っていた。

「その防犯カメラはあまりいいものではありませんでした。今考えると、もう少し画像の良い、高品質のカメラを買っておけば良かったと思います」と彼は言う。

数分に渡るそのビデオは、確かに画質があまり良くなかった。しかし、彼はそこに写っている、冷蔵庫を空け、牛乳に何かをしている男が誰なのかを見分けることが出来た。翌朝、彼は警察に連絡し、警察はそのビデオを受け取って鑑識に回した。

同じ日に警察は犯人の家に行き、取調べと家宅捜索を行なった。

その取調べによって、大量の農薬と注射器、2つの消音器、スタンガン、弾薬、手製拳銃、被害者の家の鍵が見つかった。2週間に及ぶ再拘留の後、11月11日に彼は保釈された。彼の保釈の条件の一つは、クラファーズの会衆の成員の誰とも接触してはならないこと、スターリングとオルドゲート、クレファーズにいかなる理由があろうとも入ってはならないということである。

彼の裁判は引き続き行なわれている。


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