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WEB上のニュースや新聞などで扱われたエホバの証人のニュースを取り上げます。シリアスな話題から笑えるニュースまで。

年次総会の目立った点

2011-10-15 07:37:30 | 組織
今年の10月1日に「ペンシルバニア州ものみの塔聖書冊子協会」の年次総会が開かれました。

毎年10月初頭にジャージー・シティ大会ホール(スタンレー劇場として知られる)で、登録された法人として年に一回の年次総会が行われるのですが、出席者には事前にチケットが配られ、それを持った人しか入ることが出来ません。今年はブルックリン、カナダベテル、ウォールキル、パタソンと電話回線を結んで行われました。

総会では、協会としてのものみの塔が一年間どのような活動を行ってきたか、また今後どのような活動を行う予定なのかが発表されます。組織的な調整が明らかにされることもあります。

今年の年次総会での、特に目立った報告や新しい調整は以下の通りです。

・アメリカのベテルでは73の異なった言語が話されていて、奉仕者は18の外国語会衆あるいは群れに割り当てられている。世界中で2万人のベテル奉仕者がおり、85の国からこの年次総会に代表が来ている。

・6つあった中央アメリカの支部は、現在すべてメキシコ支部に併合された。252人の宣教者が影響を受けることになり、ヘルプデスクを設けて援助している。80の言語グループと70人の翻訳者たちが併合された支部事務所で働いている。80万人の伝道者が支部の新しい取り決めの下に入っている。

・日本では1,700人の兄弟姉妹が大震災と津波に見舞われた仲間を自発的に援助している。日本支部は、日本だけではなく、カンボジア、バングラディッシュ、モンゴルもカバーしている。300人の伝道者がモンゴルにいる。ほんの少し前にはモンゴルには一人も伝道者がいなかった。カンボジアの首都プノンペンには、6つの会衆があり、昨年38人がバプテスマを受けた。

・「協会はブルックリンからウォーウィックに完全に移動する」と明言された。4年間の工事で12の新しいビルディングが計画されている。建設委員会はこの計画に反対する人のために地元で会合を計画したが誰も来なかった。それは珍しいことだそうだ。ウォールキルでは拡張工事が2009年以来行われている。パタソンでは各種学校、音響映像部門など多くの機能を持ち続けている。ウォーウィックから約10キロほど離れたところに土地を購入した。現在世界で920人に一人がエホバの証人である。

・2012年の地域大会から「ギレアデ宣教者学校に関心のある人の集まり」は開かれなくなる。協会は新たに「クリスチャン夫婦の聖書学校」をスタートさせる。今後の地域大会では、この学校に関心を持つ人の集まりが開かれる。ギレアデの集まりに出席しているのはすでに結婚している人が大多数だからである。今後ギレアデは、特別開拓者や巡回監督などが出席する学校となるだろう。開拓者の夫婦は「クリスチャン夫婦の聖書学校」に申し込むことになる。彼らは特別開拓者として、特に人口の多い地域に派遣されるだろう。

・2011年の時点で新世界約聖書は100の言語で出版されて来た。

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世界中で支部事務所の再編が行われています。ブルックリンの本部移転も確実のようです。ブルックリン・ブリッジ・パークの税収のためには2013年12月までの移転が必要でしたが、それに間に合うように動くのでしょうか・・・。ギレアデ学校の取り決めの変更も興味深いですね。詳細は後ほど知らされるそうです。