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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

助け主聖霊 第3回

2016年09月01日 | 日記

2.三つの法と聖霊

 この聖書の節で、パウロは、二つの法について述べています。第一の法は、神様の律法、すなわち十戒(7節)を指しており、パウロは、この法律は公正かつ善であるが、自分がその法の要求を満たすことが出来ないと嘆いています。第二の法は、「罪の律法」として肉体に住む罪の力を指しています。 「罪の律法」は、先天的に生じ、また後天的にも習得されている罪に傾きやすい人間の性質を指します。この傾向は、人間が義を行なわないようにさせ、人間の道徳性を弱め、道徳的能力の限界を設定します。そのため、ローマ7章24節で、このような人間の状態を見ながら、パウロは「わたしは、なんというみじめな人間なのだろう。だれが、この死のからだから、わたしを救ってくれるだろうか」と嘆いたのです。

 しかし、パウロはここで終わらず、ローマ8章に勝利の言葉を記しています。ローマ8章は私たちに、みじめな人間の状態を解決する道を確実に提示しています。それは、第三の法が私たちに与えられたということなのです。この三番目の法は、パウロだけでなく、私たちすべての人の問題と信仰的苦悩を完全に解決してくれます。「なぜなら、キリスト・イエスにあるいのちの御霊の法則は、罪と死との法則からあなたを解放したからである」(ローマ8:2)。

 第三の法は、まさに私たちが聖霊に完全に屈服すれば、彼が私たちの中に入ってこられて、私たちの問題を解決して下さるということです。パウロは、キリストを通して来られる聖霊だけが、私たちに救いとなる勝利を得させて下さると言います。そして、聖霊の助けにより私たちが罪に勝利することで、心に真の平和を得、永遠の命に至ると明確に述べています。

 聖霊は、イエス様が神様の民を高めるために父に懇願することが出来る、すべての贈り物の中で最大のプレゼントでした。聖霊は、本性的に堕落した人間を、霊的によみがえらせて下さる方として与えられました。もし、この方がなければ、キリストの犠牲は無駄となるでしょう。悪の勢力は、何世紀もかけて強くなっていたので、人々は、サタンの束縛に奴隷となるしかありませんでした。

 罪は神様の第三位である聖霊の強力な働きを通してのみ、倒すことが出来るのです。聖霊は、限られた能力を持って来られたのではなく、神様の満ち満ちた力を帯びて来られました。世の救い主が成し遂げられたことを、効果あるものとさせるお方が聖霊です。聖霊は心を清めて下さいます。聖霊を通して信仰者は、聖なる品性を分け与えられる者となります。キリストはすべての遺伝的、後天的な悪の性向を打ち負かし、ご自身の品性をご自分の教会に刻まれる、聖なる力として聖霊を与えておられます。