SOS.TV.JAPAN

ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

助け主聖霊 第4回

2016年09月02日 | 日記

3.約束された贈り物

 イエス様はゲッセマネの園に行く直前に、彼の弟子たちに聖霊の賜物を約束されました。 3年の間に、イエス様は言葉と比喩を通して聖霊の賜物について教えられました。約3年の間、イエス様は弟子たちの能力の源として、カウンセラーとして、指導者として、友として一緒におられました。しかし、イエス様は彼らから去らなければならないときが迫り、弟子たちが、狼の中でさまよう羊として、ヘビの攻撃を受ける鳩として取り残されてしまうときが来たことを自覚されました。

 イエス様は、彼らがこれまで以上に大きな助けを必要とすることを知っておられ、彼らがこれから経験することになる多くの試験を見据えて、彼らのために最大の贈り物を準備し、彼らのすべての必要を満たそうとされました。「わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、いつまでもあなたがたと共におらせて下さるであろう。それは真理の御霊である。この世はそれを見ようともせず、知ろうともしないので、それを受けることができない。あなたがたはそれを知っている。なぜなら、それはあなたがたと共におり、またあなたがたのうちにいるからである」(ヨハネ14:16,17)。

 聖霊を意味する「助け主」のギリシャ語原語は「パラクレートスParakletos」です。この言葉は、他の聖書訳によると、「助け手」(NASB)、「相談者」(RSV)、「代弁者」(NEB)、「あなたの隣の弁護してくれる他の人」(Philips)などと翻訳されています。これらの翻訳を比べてみると、「助け主」という言葉には、いくつかの暗示的な意味が込められているのを知ることが出来ます。

 スコットランドの有名な神学者ウイリアム・バークレーは「パラクレートス= 助け主」が持つ意味を次のように説明しています。

 「パラクレートスの文字通りの意味は『召された者』という意味だが、この言葉の実際の意味は、『なぜ召しを受けたのか』という理由と結び合わさって決定される。ギリシャの人々は、この言葉を色んな意味で使用した。『パラクレートス』は、法廷で証人として召された人を指すときにも使われた言葉であり、この人は、告発された人の代弁者や証人として、告発された人を弁護する役割をすることになる。また、この言葉は、ある団体や軍隊に招待され、その団体で働く人々や軍人の士気を高める働きをする人を示していた。したがって、『パラクレートス』は、主に問題に直面している人々を助ける者という意味を持っていた。『パラクレートス』の現代的な意味は、『対処する、打ち勝つ』であり、私たちの人生の問題と不安を取り除くために、審判の問題を解決することができるという意味である。聖霊は、敗北した魂に勝利を可能とするのである」。