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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

Bible Nabi 第23課 聖霊か悪霊か?第5回 デイビット・カン

2017年09月30日 | 日記

④.キリスト教会の中に深く入って来た降神術

 悪魔が背後で操る奇跡と神秘的な現象が、世界を深い欺瞞(ぎまん)の中へ追いやっています。その上、いくつかの大きなキリスト教団も、このような超自然的な現象を真理の道として薦めているのです。新しい生まれ変わりや、心の改変を経験しない信仰者の要求を満足させるために、偽りの牧師たちは、奇跡や超自然的な現象を追求し、様々な偽りの賜物を、神様の神聖な教会へ引き入れました。キリスト教会のある指導者たちは、そのような現象を神様から来たものだと教えています。多くのクリスチャンたちが、すでにこのような教会指導者の言葉によって悪霊の働きを神様と呼ぶ致命的な影響を受けています。

 死者の魂が生きているので、死者と会って対話ができ、彼らの能力を利用して奇跡を起こせると教える降神術の基本教理は何でしょうか?降神術の根本思想は、死者は本当に死んだのではなく、もっと高い知恵と理解力をもって、ある異なる世界で生きているということです。また、降神術は、生者と死者の間で意志疎通が可能だということを教えています。

 メソジスト教会の月刊誌である『トゥギャザー(Together)』に掲載された驚くべき文章を見ていきましょう。「私たちは死者たちのために祈祷しなければならないのか?」という読者の質問について、ネル博士は次のように答えました。「彼らが私たちのために祈祷しているという事実を信じるのなら、私たちも彼らのために祈祷するべきではなかろうか!死者たちのために行う祈祷によって、見えるものと見えないもの、そして私たちすべてを一つに結んで、永遠の友情連合を築けるのである。死者のための祈祷は、神と私たちを連合させるのだ」。プロテスタント教会で、影響力のあるこの牧師の発言は、霊魂不滅や降神術の力がどんなに大きな勢力へ成長しているかを見せてくれる氷山の一角です。

 少し前に、イギリス国教会はある委員会を設置して、降神術について調査させました。2年間の研究の後、この問題について驚きの報告書が出され、それはロンドン市と世界中を揺るがしました。その報告書の主要な内容は次のようになっています。

 「私たちがしっかり覚えていなければならないことは、聖書が教える教理や信条は、死者の霊と意思疎通出来るという教えと相反しないということです。死者の状態についての教理を正しく理解すれば、亡くなった家族や友人たちの経験を正しい視点から見ることができるでしょう」。

 今日、降神術がどれほど驚くべき勢力で、教会指導者たちの考えを虜にしているか分かりますか?彼らが受け入れている降神術の教理は“神様の言葉”に一致しているでしょうか?聖書は降神術について何と言っていますか?少し降神術の歴史を見ていきましょう。

 降神術の起源はエデンの園にあります。歴史上最初の霊媒者はサタンでした。神様は最初の人類に、不服従には必ず死が臨むと言われましたが、サタンはエバに「あなたがたは決して死ぬことはない」と言いました。しかし、神様の言葉通りに、アダムとエバが永遠に生きることなく死ぬとすぐ、サタンは直ちに自身の嘘を隠そうとして、次の手を打ってきました。

その日からサタンは、人の死は本当の死ではなく、実際はその魂が永遠の生を得ることなのだと説得することに努めました。サタンがそのような偽りを絶えず広げようとしたので、神様はそれを防ぐために、死者との交流や、霊媒、占いなどの偽りの霊との交信を厳しく禁じられました。

 「あなたがたは口寄せ、または占い師のもとにおもむいてはならない。彼らに問うて汚されてはならない。わたしはあなたがたの神、主である」(レビ記19:31)。「男または女で、口寄せ、または占いをする者は、必ず殺されなければならない。すなわち、石で撃ち殺さなければならない。その血は彼らに帰するであろう」(レビ記 20:27)。

 神様がなぜ降神術をそれほど厳しく禁じられたのでしょうか?なぜそんなにも残酷な刑罰が、降神術を行う者たちに与えられたのでしょうか?なぜなら、肉体は死んでもその魂はずっと生き続け、現実世界と交流することが出来ると信じる人たちの前に、サタンの悪霊たちが死者の魂になりすまして、彼らを完全に欺くからです。

 死者は決して現実世界に関わることが出来ないということが、聖書の真理ですが、では、死者が現世に現れるという神秘的な現象をどう説明したらよいのでしょうか?死者と対話したというような多くの証言をどう受け入れたらいいのでしょうか?結局それは、死者の霊などではなく、サタンと悪霊たちの仕業という以外にありません!


Bible Nabi 第23課 聖霊か悪霊か?第4回 デイビット・カン

2017年09月29日 | 日記

③.死者の状態

 

聖書は死者の状態について、次のように 5つに分けて説明しています。

 

1)死者は いっさいの感情、意識、計画はない:

「生きている者は死ぬべき事を知っている。しかし死者は何事をも知らない」(伝道の書9:5)。

「その息が出ていけば彼は土に帰る。その日には彼のもろもろの計画は滅びる」(詩篇146:4)。

 

2)死者は活動することも、知識、知恵などの知的活動もない:

「あなたの行く陰府には、わざも、計略も、知識も、知恵もないからである」(伝道の書 9:10)。

 3)死者は主を記憶することも、ほめたたえることも出来ない:

「死においては、あなたを覚えるものはなく、陰府(墓)においては、だれがあなたをほめたたえることができましょうか」(詩篇 6:5)。

「死んだ者も、音なき所に下る者も、主をほめたたえることはない」(詩篇 115:17)。

 4)人の死と眠りの無意識の状態は同じものである:

「あちらへ行っていなさい。少女は死んだのではない。眠っているだけである」(マタイ 9:24)。

 5)死者はよみがえる瞬間まで眠りについている:

「このことを驚くには及ばない。墓の中にいる者たちがみな神の子の声を聞き、善をおこなった人々は、生命を受けるためによみがえり、悪をおこなった人々は、さばきを受けるためによみがえって、それぞれ出てくる時が来るであろう」(ヨハネ 5:28,29)。


Bible Nabi 第23課 聖霊か悪霊か?第3回 デイビット・カン

2017年09月28日 | 日記

②.地球を覆っている悪霊の黒い影

 

私たちは善天使たちだけでなく、悪天使たちがしようとしていることや目的についても、よく理解していなければなりません。神様の御言葉は、天から追い出された悪霊たちの活動について驚くべき事実を語っています。

 

新約時代に、ゲラサ地方で豚の群れに入った霊として表現された悪霊(悪天使)たちがいたように(ルカ8:26~39参照)、今日も悪霊たちは、相変わらず彼らの目的を達成するために、全世界を欺く活動を行っています。悪天使たちは、彼らの目的を達成するための手段と媒体として、死者の魂を呼び出す心霊術、そして占星術や降神術などの神秘主義を使用しています。悪魔を崇拝する宗教もまた、彼らの活動の中の一つです。

 

聖書には、すべての人はその息が止まる瞬間から復活の瞬間まで、墓の中で完全な無意識の眠りにつくと宣言されているにも関わらず、肉体は死を迎えるが、魂は肉体から分離され、見えない煙のような状態で存在し続けるというサタンの偽りの教えで、人々を惑わしています。

 

今日多くの教会で人気のある、このような偽りの教えを受け入れた人々は、悪霊(悪天使)たちが作り出すあらゆる奇跡や、超自然的な現象を神様の奇跡として受け入れるようになり、結局サタンの罠に深くはまって行くのです。

 

死者と会話したという話、死んだ過去の聖人が人の姿で現れたという話、マリア像の目から血の涙が流れたという話など、このような奇跡が、神様によるものなのか、サタンのたくらみによるものなのかを知るためには、聖書が語る死者の状態についての真理をしっかりと理解しなければなりません(Bible Nabi 第29課参照)。

 

今日サタンは、死者の魂が、現実世界へ戻って来るという嘘を広めるのに成功しました。そして、サタンとその悪天使たちが、亡くなった家族や 知人の姿になりすまして人々の前に現れると、ほとんどの人々はそれを死者の魂が現れたと思ってしまうのです。


Bible Nabi 第23課 聖霊か悪霊か? 第2回

2017年09月26日 | 日記

3.天使は神様が創造された被造物なのか?

 

いったい彼らは、どうやって存在するようになったのでしょうか?この質問の答えがコロサイ人への手紙1章16、17節に記録されています。「万物は、天にあるものも地にあるものも、見えるものも見えないものも、位も主権も、支配も権威も、みな御子にあって造られたからである。これらいっさいのものは、御子によって造られ、御子のために造られたのである。彼は万物よりも先にあり、万物は彼にあって成り立っている」。天使たちは神様によって創造されました。この世界が創造されるはるか以前、彼らは神様によって創られたのです。

 

善天使と悪天使

 

私たちの周りには、善天使と悪天使、二種類の天使たちがいるという事実を忘れてはいけません。一方は私たちを助けたり、保護してくれる善い霊で、もう一方は私たちを欺き惑わす悪い霊です。聖書では悪い霊たちを、悪霊、惑わす霊、汚れた霊など、さまざまに表現していますが、最終的にそのような者たちの正体はサタンと悪天使たちです。

 

*善天使たち:「御使たちはすべて仕える霊であって、救を受け継ぐべき人々に奉仕するため、つかわされたものではないか」(ヘブル 1:14)。

 

*悪天使たち:「悪魔の策略に対抗して立ちうるために、神の武具で身を固めなさい。わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦いである」(エペソ 6:11,12)。

 

 

A.聖書が明かす悪霊たちの地球活動

 

①.サタンと悪天使たちの起源

 

地球が創造されて間もなく、地球には他の世界からの存在が侵入してきました。それがサタンとその仲間になった悪天使たちでした。使徒ヨハネは、ヨハネの黙示録12章でサタンと悪天使たちが天で反逆を起こし、地上に落とされた事実を次のように象徴的に記録しました。「また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、大きな、赤い龍がいた。それに七つの頭と十の角とがあり、その頭に七つの冠をかぶっていた。その尾は天の星の三分の一を掃き寄せ、それらを地に投げ落した。龍は子を産もうとしている女の前に立ち、生れたなら、その子を食い尽そうとかまえていた」(黙示録 12:3,4)。

 

サタンと共に反逆した3分の1の追従者たちは、天から追い出された後、今日まで地球上で神様と対抗し戦う、大戦争を続けています。続いて、使徒ヨハネの説明を見てみましょう。「さて、天では戦いが起った。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。龍(サタン)もその使たち(悪天使たち)も応戦したが、勝てなかった。そして、もはや天には彼らのおる所がなくなった。この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された」(黙示録 12:7-9)。

 

そこでこの地球上には、3種類の知的被造物が存在することになります。一つは神様と協力する善天使たち、もう一つは天からサタンと共に追放された悪天使たちで、残りは人間です。天から追い出されたサタンと悪霊たちの変わらない目的は、すべてのクリスチャンが願う、天の楽園への宇宙旅行を挫折させることです。


Bible Nabi 第23課 聖霊か悪霊か? あなたが受けた霊はどちらなのか?

2017年09月25日 | 日記

第1部:外界から来る2種類の霊

 

1.宇宙から来た霊とは?

 

今この瞬間にも、外界から霊が地球を訪れています。彼らは私たちの友人として訪れるのでしょうか?それとも、敵として訪れるのでしょうか?彼らはほんとうに、私たちの最も大切にしてきた秘密までも、すべて記録するのでしょうか?明らかな事実は、彼らは目に見えない霊であるということです。私たちが最も信頼のできる本であり、神様の、神聖で誤りのない聖書の言葉によれば、彼らが霊であるという事実を正確に指摘しています。

 私たちが現代社会で、“霊”(Spirit)という言葉を様々な意味で用いるように、“霊”は、聖書でも様々な意味が含まれた言葉として使用されています。英語圏に暮らす人々は、ある素晴らしい指導者を“指導する霊(Guiding spirit)”と呼び、アルコールが入っている飲料水を“スピリッツ(Spirits:霊たち)”と呼んでいます。また、一般的に死者の魂を語るときにも悪の“霊(Spirit:悪霊)”という言葉で表現したりします。

 同様に、聖書では神様と聖霊を“霊”(Spirit)という言葉で表現していますが、天使たちもまた“救いの霊(Ministering Spirits)”や“霊”と表現します。「御使たちはすべて仕える霊であって、救を受け継ぐべき人々に奉仕するため、つかわされたものではないか」(ヘブル 1:14)。「それとも、わたしが父に願って、天の使たちを十二軍団以上も、今つかわしていただくことができないと、あなたは思うのか」(マタイ 26:53)。ここに、この地球を訪れる霊が何であるかが記録されています。聖書は彼らを、神様の民を継続的に助け仕える、天使たちだと説明しています。

2.天使は死者の霊なのか?

                                                

ある人々は、「善い人生を送った人は、死んだ後天使となり、悪い人生を送って死んだ人は悪霊となる」と信じていますが、このような見解は事実でしょうか?もしこのような言葉が事実なら、天使たちの正体は死者の魂ということになります。

 この世で善良に生きた人々が死ぬと、その魂が天使に変わるというのは事実でしょうか?いいえ、決してそうではありません。なぜなら、この世界で死が存在する以前、すでに天使が存在したからです。「神は人を追い出し、エデンの園の東に、ケルビムと、回る炎のつるぎとを置いて、命の木の道を守らせられた」(創世記 3:24)。ここで“ケルビム”は天使たちを意味しています(詩篇 99:1)。ですから、天使の数は死者の数が増加するにつれ、増えるようなものではありません。