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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

助け主聖霊 第20回

2016年09月20日 | 日記

7.現在、聖霊の賜物と奇跡を体験している人が最も留意すべきことは何ですか?

 最も重要なことは、神様のみ言葉を深く研究することです。なぜなら真理自体は永遠不変ですが、真理を理解する私たちの知識と経験は、間違うことがあるからです。通常の場合、人々は自分の誤った知識と経験をもとに、真理を検証しようとしています。しかし、私たちは真理を基準にして、私たちが持っている知識と経験を判断する必要があります。つまり、私たちの知識と経験で真理を判断するのではなく、真理をもって私たちの知識と経験をテストする必要があるのです。

 しかし、サタンは経験を真理の上に置こうとします。私たちの経験は、それが正しい真理の枠組みの中あるときのみ価値があります。2人の人が同じものを観察しても異なる経験を話すように、真理は同じでも、受け止め方は人それぞれです。ですから、真理ついての私たちの知識と経験も、私たちがどのような教団に所属しているかとか、誰から聖書を学んだかによって大きく異なる可能性があります。しかし、真理は時と空間を超越して、常に不変です。

 聖霊の賜物を体験しているという人々の中で多くの人が次のように自分の経験を説明します。

 

A 私はある驚くべき奇跡を経験しました。

B ところで、私は私の経験と非常に似た経験を聖書に発見しました。

C したがって、私の経験は真実です。

 

このような3段論法によって、彼らは自分たちの経験を聖霊の賜物とみなしています。このような論理の展開は非常に説得力がありますが、自分の経験が初代教会の経験と似ているからと言って、それが真実であると言うことは出来ません。なぜなら、サタンも奇跡を起こすことが出来、聖霊の働きを偽造することが出来、人の感情を高揚させることが出来るからです。

 経験が最高の証拠と信じている人にとって、神様の真理は何の影響力も発揮出来なくなります。それらの人々は、自分が経験した「霊」によって真理を推し量ろうとします。パウロは、このようなクリスチャンに、次のように警告しています。「また、あらゆる不義の惑わしとを、滅ぶべき者どもに対して行うためである。彼らが滅びるのは、自分らの救となるべき真理に対する愛を受けいれなかった報いである。そこで神は、彼らが偽りを信じるように、迷わす力を送り」(Ⅱテサロニケ2:10,11)。神様の真理である聖書のみ言葉を深く研究して下さい。それだけが、終わりの時代に広がるサタンの最後の策略から逃れることができる唯一の道です。

 いくらキリストを信じ、愛していると公言したとしても、真理のみ言葉から逸れていたり、そのみ言葉に従わない場合、その人の霊的な立場は、非常に危険であると言わなければなりません。愛と真理は分離することが出来ません。愛だけを強調して真理を無視する人は、感情的な信仰を持つようになり、真理を主張しても愛をおろそかにする人は、律法主義者になりがちです。キリストを愛する人は、真理に最後まで従うべきであり、真理を持っていると主張する人は、その心の中に愛を持っている必要があります。