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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

  人はなぜ苦しむのか 第8回

2014年09月07日 | 日記

 

 人はなぜ苦しむのか 第8回

ヨブは、天でサタンが神様に挑戦していた事実を全く知りませんでした。彼は、自分が試練と悩みに対してどのような態度を取るかということで、神様が勝利されるか、サタンが勝つのかという、宇宙の秩序をかけた戦いが行われていることなどいっさい知りませんでした。また、天で行われた神様とサタンとの争いを知った御使いたちが、ヨブの一つひとつの言動を見つめていたことも知りませんでした。彼が知っていたことといえば、訳もわからず次々と災難が自分に降りかかってきたという事実だけでした。

しかし彼は、自分の良心に照らして、最善を尽くした信仰の態度を示しました。彼自身に起きたことは、全く理解できないことばかりでしたが、彼は、自分が知る限りの真理の光に従って、それでもなお神様の愛を疑わず、神様を信頼して歩み、最終的に神様ご自身から、ヨブの正しさが証明されたのです。「あなたがたはわたしのしもべヨブのように正しい事をわたしについて述べなかった」(ヨブ42:8)

   絶望から希望へ 第10回

  従えない人間

『ローマ人への手紙』7章を見ますと、この人は「罪の下に売られ」(7:14)ていると言っています。この人は新しく生まれた人ですか。そうではない人ですか?新しく生まれていない人です。今日の多くの人は、この姿は、新しく生まれたけれども罪に対して勝利できず、罪を犯し続けながら生きるしかない人だと思っているのですね。なぜでしょうか。そのように教えられているために、次の『ローマ人への手紙』8章が語っている、聖霊に従って罪に勝利するその信仰にまでつながっていかなかったからです。そのため自分の経験に合わせて、聖書のレベルを引き下げたのですね。

『ローマ人への手紙』7章15節、「わたしは自分のしていることが、わからない。なぜなら、わたしは自分の欲する事は行わず、かえって自分の憎む事をしているからである」。

この人は真理を知っている人でしょうか、知らない人でしょうか。この人は真理を知っている人でした。戒めに従って何とかそれを守ろうと力を尽くす人でした。戒めに従いたいという願いがいっぱいある人ですね。誰よりもこの願いを強く持っていた人でした。『ローマ人への手紙』7章は、現在の教会に通っている大部分の人々を示しています。熱心に教会に通っている信者たちのことを言っているのです。そして大部分の信者が、『ローマ人への手紙』7章の所にとどまっているわけです。