~16回目の一人旅~

いつもより少し長めの一人旅。。求めるものはお酒と世界遺産!デッカいカメラでバシャバシャ撮ってます。

祝☆50ヶ国目!<336日目> Stayed in サンルイ

2012-01-26 23:00:00 | モーリタニア~ギニア(2回目)
 朝7時に宿を出るため、朝6時に目覚ましをかけたが、寒くて寝袋から出れず…
 『そもそも7時に出る必要はないやろう』とか考えつつ、30分以上も寝袋の中でゴソゴソとしていた。それでも7時半前には宿を出て、タクシーを捕まえ、国境の街のロッソ行きの乗合タクシー乗り場へ行った。

 タクシーが到着するや否や、乗合タクシーのヒトが集まってきてアッという間に2000ウギアで交渉成立。少し待っただけでロッソに向けて出発した。好調だ♪ 前回の移動から運が向いてきたかな?

 3hほどでロッソに到着した。乗合タクシーを降りるとヒトが群がってくる。
 モーリタニアとセネガルの国境であるロッソボーダーは結構面倒くさいらしい。実際、アタールで会ったフランス人のオバちゃんは、「人生で一番最悪の経験だったわ。絶対に日本語しか分からないフリをしなさい」って言っていた。
 日本語しか分からないフリってのも難しい。「セネガル?」って聞かれて分からない訳がないんだし…

 警戒しながらもイミグレの場所も船乗り場も分からないので、群がってきた中の一人に付いていくことにした。マーケットのようなところを抜けた奥に船乗り場はあって、ここもヒトだらけ。

 入口で船のチケットらしきものを売っていたので100ウギアで買ったが、チケットを見ると40ウギアって書いてある。ちょっとボラれた。15円くらいやけど…

 最初の建物で警察がパスポートチェック。そしてお金のことを何か言ってる。よく分からなかったが、どうやら『お金を見せろ』ってことらしい。ちょっとした個室のようなところで、持っているウギアとドル&ユーロの一部とを見せた。ただそれだけ。賄賂を請求してくる様子もない。ちょっと拍子抜けした。

 イミグレはさらに船乗り場の奥にあった。ここでも簡単に出国スタンプを貰え、無事にモーリタニアの出国は完了。
 セネガル川を挟んで対岸にあるセネガルへ行く船を探した。手こぎのピローグはたくさんある。が、1000~3000ウギアとバカみたいな値段を言ってくる。

 川岸に座って様子を見ていると、一人のおじいさんが「コッチへ来い」と声を掛けてきた。さっき適当に買ったチケットで乗れる船がちゃんとあるらしい。よく対岸を見てみると、車も乗れる大きめの船がある。

 ちょっと待っているとその船がやってきて無事乗ることができた。そして、5分程でセネガルへ到着。船を降りる時にパスポートを回収され、スグそばに居た『おれはポリスだ』と名乗る人間が何やら色々と世話をしてくれた。
 船の上。


 セネガル川。


 自称ポリスが勝手に色々とやってセネガルの入国手続きも無事に完了。ところが、いったんイミグレからおれの手に戻ってきたパスポートを自称ポリスがパッと取ってしまった。
 『これはヤバいなぁ~』と思いつつも、両替所に連れてってくれるというので、とりあえず抗議する前に両替所まで付いていった。
 そして、両替所で自称ポリスは「2000CFA寄越せ」と言ってきた。でも、アホなのか、「まず両替だ。パスポートを返せ」と言うと、すんなりパスポートは返ってきた。これでもう用はない。両替だけしてサッサとその場を立ち去った。自称ポリスが追ってくる様子もない。なんだったんだろう?

 サンルイ行きの乗合タクシー乗り場まで歩き、30分程待って出発。それにしてもボロい車。今までも色々とボロい車には乗ってきたけど、これはなかなかのもんだ… 大丈夫かいな…?


 と不安に思っていると、案の定、出発して10分も走らないうちにストップ。しばらくボンネットを開けて何やらやっていたが、やっぱり無理らしい。結局、乗り場へ戻った。まぁロッソに近いところで故障してくれて良かったよ…

 新しくきた車もなかなかのボロさ。それでもエンジンが一発でかかっただけ、さっきの車よりはマシやろう。荷物の積み替えを終え、再出発。
 積み替えの様子。それにしてもボロい。


 今度は20分程走った所で、何かの検査で停車させられた。どうやら同乗のヒトがモーリタニアから何かを輸入したっぽいんだけれど、その書類と荷物とが合っていないらしい。
 しばらく車のそばで荷物を漁っていたが、最後は近くの小屋のところで話し合い。その間、コッチは待ちぼうけ。

 結局、1h以上そこで待ちぼうけをくらって出発できたのは3時。最初は1時に出発したから本来ならもうサンルイに着いているはずだ。やっぱり移動運悪いよな…と考えつつもどうしようもない。

 ようやく走りだしたが、完全に熟睡してしまっていた。あんな狭い車でよく寝れるなぁ~と目が覚めたとき自分自身のことがちょっとオモシロかった(笑)。

 結局5時前にサンルイに到着。市内の宿に向かったが、どうやら今日からサンルイで音楽フェスティバルがあるらしく、宿はフル。近くに居たオジサンが「宿を紹介してやる」と言うので付いていくことにした。

 オジサンに付いて2ヶ所目の宿に落ち着いた。10000CFA(約20ドル)もする割には…って感じだったが、渋っていると朝食&昼食付きになり、水シャワーだがお湯はくれるというし、何より明るいうちに銀行に行ってお金を下ろしたいので、とりあえず1日はココに泊まることにした。ただの民家のようにしか見えないけど、ホントに宿なんだろうか?


 その後もオジサンは親切で、酒屋、銀行、wi-fiのできるカフェ、レストランと行きたいところに全て連れてってくれた。

 最後に酒屋でビールを買って宿に戻ろうとしたときに、「おれに何かくれ。そのビール一本くれ」と言ってきた。『まぁそうやろうな…』とは思っていたし、『さすがに色々とお世話になったので、何かをあげよう』とは思っていたけど、ビールが欲しいなら買う時に言えよと。。今回買った2本はおれの分や! ってことで、明日ビール1本あげることで落ち着いた。

 宿に戻ると、少し頭が痛い。寝不足か疲れが溜まってきたのか… とりあえずシャワーを浴びて、久しぶりのビール♪ 頭が痛かろうがビールは飲むやろ~ 2週間ぶりくらい。ちょっと甘すぎるけど、贅沢は言ってられない。


 という訳で、ビールで50ヶ国目を乾杯。セネガルは今までの旅行も含めてちょうど50ヶ国目。マイルールによりパレスチナも国として数えているけど… 今回の旅だけでは17ヶ国目。もうすぐ1年。20ヶ国くらいは行けそうやな。

 ちなみに青色が今回の旅、黄色が以前の旅で訪れた国。

 <今日の移動>ヌアクショット→ロッソ・モーリタニア→ロッソ・セネガル→サンルイ
 ・ヌアクショット→ロッソ・モーリタニア
  乗合タクシー。約3h。2000ウギア(荷物代が500ウギア)。
  市内からロッソ行き乗合タクシー乗り場であるガラージュロッソまでは、タクシーで500ウギア。
 ・ロッソ・モーリタニア→ロッソ・セネガル
  船。5分。100ウギア。
  ヌアクショットからの乗合タクシーを降りると、ヒトが群がってくるので適当に付いていけば、船乗り場に着ける。イミグレは船乗り場にある。特に賄賂請求はなし。
  乗った船は車も運べるようなちょっと大きめの船。割りと頻発している様子。船のチケットは40ウギアって書いてあったが、ゴチャゴチャと意味分からんうちに100ウギア払ってしまった。小さいピローグもたくさん待機していたが、1000ウギアまでしか下がらなかった。
 ・ロッソ・セネガル→サンルイ
  セットプラス(乗合タクシー)。約4h。2700CFA(荷物代500CFA)。
  本来なら2hもかからないくらいで行けるはず。ロッソ・セネガルの船乗り場から15分ほど道なりに歩いた街の外れに乗合タクシー乗り場はある。

 <宿泊地>シェ・ガランドゥ(Chez Gualandou) シングル 10000CFA
 住所:不明。最初に訪れたAuberge de la Valleがフルだったために、そばに居た現地人に紹介してもらった。看板も何もなく、ホントに宿なのかどうかは分からない。市役所から少し北側にあるモスクの東側の道を北上し、たぶん1つめの道を左折して右側の180番地。
 設備:トイレ&水シャワーが部屋にある。扇風機&蚊帳もあり。Wi-fi 無し。
 備考:少し渋っていると朝食付きになり、さらには昼食まで付くことになった。水シャワーに難色を示すとお湯をバケツでくれたりと、親切。部屋はキレイな方?アフリカスタンダードが分からない。

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