同窓会にまた行ったでー!

会えてよかった友・友・友、そして恩師。言えて良かったあの時ごめんねのひと言。次も絶対来ようね!

いのちの授業

2007-06-07 18:08:11 | Weblog
幸せな気分になれる川柳をたくさんありがとうございました。
この頃、紙面に子殺しや親殺しなどの暗いニュースが多いですね。

5/31に放送されたNHK ドキュメントにっぽんの現場「心に響け いのちの授業」で大分県豊後高田市の養護教諭 山田泉さんの半年を追った番組を拝見し、自身がんの副作用と戦いながら命の大切さを身を持って伝える姿に感銘を受けました。2日後に永六輔さんのラジオ番組で山田さんの話が出てびっくり。直ぐにインターネットで{「いのちの授業」をもう一度}という本を購入し、昨夜一気に読んでしまいました。
この本を読んで、保健室というものは、今の中学生に無くてはならない場所なのだと改めて思いました。中学生の叫びが良く分かり、それを一緒に考えて答えを出そうとしている先生と子どもたちの関係が羨ましく感じます。(私は平凡に生きてきたのかな?怪我をした時ぐらいしか保健室に行った記憶が無いもの。)
その一環として、外部からいろんなこころの先生を招き、生徒と一緒に命の重さについて考える「いのちの授業」が子どもたちにとってこれからの人生に大きな役割を与え、この先生に出会えた田舎の小さな学校の中学生は、本の中に会ったように日本一幸せな中学生だと思いました。こういう授業をどこの学校でも行えば少しは子どもたちも変わるかもしれませんね。

私が心に留めておきたいと思った文がありますので、抜粋しますね。

こころの先生の中にホスピス患者の稙田妙子さんが最後のお別れの時に子どもたちに言った言葉
「来てくれてありがとう…。あのね、私をよく見て。人が死ぬということは、ご飯が食べられなくなり、歩くことができなくなり、水が飲めなくなり、あたりまえのことが一つずつできなくなることなの。あなたたちはあたりまえのことができるよね。だからね…今のうちにやりたいことを思い切ってやって、納得のいく人生を送ってね」
「人生にとって一番大切なものは…お金じゃないなぁ。一番大切なものは、自分をさらけだせる友人を持っているかってこと…。あなたたち、今そんな友達がいなくてもいいのよ。30歳になってからかもしれない。40歳になってからかもしれない。でもね。人にやさしくしていたら、いつかめぐりあうよ」

もう一つ永六輔さんの書いた詩です
 生きているということは
 誰かに借りを作ること
 生きていくということは
 その借りを返していくこと
 誰かに借りたら
 誰かに返そう
 誰かにそうしてもらったように
 誰かにそうしてあげよう

  山田泉著  「いのちの授業」をもう一度   ㈱高文研発行 1,890円