ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

安部司著「食品の裏側2」の実態

2014-08-15 08:39:23 | 日記
日本の食の安全を脅かす食品添加物ポストハーベスト農薬遺伝子組み換えの実態から分かることは添加物が怖い理由がある。

インスタントラーメンに添加物とエキス類で10gの塩分スープを飲み、30gの脂分をぺろりと子供でも食べてしまう。また、心臓病や動脈硬化を招くトランス脂肪酸は欧米で表示義務があるが日本はない。しかし、マーガリンやファストフード、フライ麺の油に含まれており、お菓子、ケーキなどに使われているから危険と。

賞味期限の過敏なまでの反応で食べ残し王国日本は年に1900万(民間調査2700万)トンの食品が廃棄に、米国の4.3兆円に対して11兆円も捨てられている。また、中国でいつ作ったか分からない冷凍食品を日本で解凍して賞味期限30日を表示する。冷凍冷蔵のプロチル流通で恐ろしい食品である。

安全性が疑問視されている食品は危害が出ていないからお店に出回る。しかし、リン酸は飲料、漬物、みそ、佃煮、ハム・ソーセージ、練り物、肉製品、麺類の粘着に、プロセスチーズの乳化剤、ポテトフライの変性防止に使用されている。これは腎臓への悪影響が疑われ東京農大のマウス実験では腎臓が石灰化する腎石灰化症が見られたと。

なぜ日本人は既成食品を口にして、命を縮めているか?答えは安い、簡単、便利、きれい、美味しいの楽をしたいからである。手作りの和食が健康の秘訣、お盆の帰省で田舎の味の輪を広げ、輸入食品の制限、減反政策をやめ、手作り家庭料理の復活こそ将来の日本の食文化と考える。今日は月遅れ盂蘭盆会、終戦記念日和食のご飯、煮しめ、きゅり酢もの、煮魚、南瓜の煮つけ、沢庵で頂きたいものである。

「あんちゃんの戦死とヒグラシの声」を聞いて

2014-08-15 05:22:41 | 日記
15日今朝相田みつお美術館長相田一人「明日へのことば」あんちゃんの戦死とヒグラシの声を途中から聞いた。

父相田みつおは二人の兄と三人で日の暮れまで渡良瀬川で釣りをしてきれいな水と自然の中で遊んでいた。そんな兄たちは戦争で、次兄が北京で左胸部貫通で即死という知らせで、悔やみの人に毅然と応対していた祖母は夜嗚咽していたという。

父は自分は弱く憲兵で北京大学生を処刑されないようにと秘密に便りをくれた次兄、厳しい長兄と三人分で生きているという詩。ひょろひょろ伸びる幹と土深く弱い根の自分は枝葉を切り落とし弱い根の活力を得た誰にもわからい自分と。

一字の書を描くのに山と積まれた練習の紙、他人言葉の書には隙間があるから自分の言葉を書にする。幸せは自分の心で決まる。人の作った道は自分の道ではない。自分の命が一番大切だから同じ他人の命も大切だ。どうして人を殺していけないかの疑問に答えてもらえない子が相田みつお美術館の命の言葉で納得したと。

次兄は即死でなく肺の貫通で2時間苦しみ戦争は罪悪と、今年もヒグラシが鳴き出した・・・のヒグラシの声は書家詩人の父の挽歌で、二人の兄の声、死を悲しんだ母の声という。69回終戦記念日の今朝、58才になって私もおぼろげに戦争は分かる世代と結んだ。