羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

手裏剣戦隊ニンニンジャー 1

2015-11-08 21:31:55 | 日記
「ウガァアアゥウウッ!!」狼男化して浦鮫を手に暴れるキンジ。天晴達は何とか取り押さえようとした。「これは?」屋上から見下ろし戸惑う正影。「奴を利用しているだけでござりまする」十六夜は話しながら少しずつ正影から離れ始めた。散々暴れ、キンジは元の姿に戻ると気を失い、天晴達は駆け寄った。凪が放り出された浦鮫を回収していると、隙を見て十六夜は煙玉で姿を消した。「まあ、よい。この混乱を利用させてもらおう」正影は小槌でガシャドクロを複数体召喚すると、さらに封印手裏剣2枚を使ってガシャドクロを巨大朧車と巨大ローラーに変化させた。
大暴れし始める巨大朧車。「凪はキンちゃんを頼む!」天晴達4人はシュリケンジンで朧車に対応することにした。正面からかち合うと「何という圧力!」驚く八雲。シュリケンジンでは力負けし、相手の頭部の大砲にも地味に手こずった。ローラーで轢いてくる朧車。「うわあ~っ?!」ペラペラにされたシュリケンジン。「あれぇえ」情けない声の風花。「おじゃるッ!!」調子付く朧車。道場では凪に連れてこられたキンジを好天が見ていた。キンジは狼男の妖力に感染しており、その力が活性化して蝕まれているという。
何とかシュリケンジンから脱出していた天晴達だったが朧車は今度は天晴達を直接巨大ローラーで引きに掛かった。逃げる天晴達。と、見ていた正影も轢かれそうになり慌てた。「馬鹿者! ワシまで巻き込んでどうする?! 小さくならんかっ!」怒られローラーは置いて、体だけ縮小する朧車。「危うくワシもプチりといくところじゃったろうが?!」ひとしきり説教し終わると正影は天晴達に向き直った。超絶化する天晴。「行くぜ!」天晴は一人で突進した。
キンジは霧深い意識の中で狼男と対峙していた。「俺はもはやお前そのものだ!」宣言してくる狼男。
     2に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 2

2015-11-08 21:31:44 | 日記
狼男が姿を消すと「君は罠に掛かったんだよ」十六夜も姿を現した。浦鮫は妖力を喰らうだけではないと聞かされたところで目が覚めた。隣室では好天が凪に浦鮫の特性を話していた。浦鮫は使い手に力を与え、やがて上級妖怪を上回る『修羅』に変えるという。「妖力は恐れ、悩み、侮りを棲みかとする」好天は浦鮫を預かり、道場を出て行った。聞いていたキンジは凪の前に出て「さあ、皆さんの所へ」と戸惑う凪を促し、天晴達の救援に向かった。
「溶岩の術!!」火遁と土遁を合わせ溶岩を放つ八雲。朧車は溶岩で固められてもこれを突き破りまるで通用しなかった。苦戦する八雲、霞、風花。超絶化天晴は正影とサシで戦っていたが「皆ッ!」八雲達の庇いに入り「思いっきりいくぞ、おっちゃん!」「任せろっ」獅子王に呼び掛け一番刀を構えた。「超絶手裏剣斬!!」燃える刀を伸ばして正影を三太刀斬り付けるが切り裂いたまま刃が止まった。笑う正影。「ちと足らんかったようじゃ」弾かれる天晴。
「牙凌道洒落頭ッ!!」正影は妖気を纏った巨大なドクロを放ってきた。ドクロは飛び回って天晴達を連打し、最後に頭上から落下して炸裂した。「うわぁああッ!!」変化を解かれる一同。「ワシを相手にするのは、444年早かったようじゃのう」止めを刺そうした正影。しかし、銃撃されて阻止された。「やらせやせん!」上階にキンジと凪がいた。「大丈夫なのですか?」逆に心配する霞。「麿が相手でおじゃる!」キンジ達が変化すると即、朧車が上階に乱入してきた。
屋上では浦鮫を持つ好天と十六夜が対峙していた。「何故キンジを付け狙う?」「彼は孤独を知っている。手駒にするにはうってつけだ」「キンジは貴様とは違う」「取り引きしよう、ラスト忍者。妖怪化から救う代わりに、君は僕に終わりの手裏剣を託す」「そこまで落ちたかっ」厳しい表情の好天。
     3に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 3

2015-11-08 21:31:32 | 日記
朧車に敗れ、上階から落下して変化を解かれる凪。キンジは一人で朧車に苦戦していた。「どれ、一つ遊んでみようか。牙凌道洒落頭!!」正影はこれ見よがしに生身でロクに動けない天晴達にドクロを放った。「皆さんッ!」キンジは朧車に構わず上階から飛び降りてドクロを受け止めた。キンジが力を出すと妖気が出始め、好天の持つ浦鮫が反応した。浦鮫は独りでに鞘から抜けキンジの元へ飛んだ。「しまった!」対処が間に合わなかった好天。「素晴らしい、浦鮫は主人を選んだのさっ!」興奮する十六夜。「やむを得ん」好天は煙玉で姿を消した。
飛来してきた浦鮫はキンジの目の前で浮いて待っている。好天の話を思い出すキンジ。「ダメだキンさん!」叫ぶ凪。「大丈夫でごぜぇやす! ヤァアアッ!!」浦鮫を取り、掲げたキンジはドクロを真っ二つにして打ち消した。その勢いで気合いを入れながら正影に突進したが、体から妖気が溢れ立ち止まり苦しむキンジ。「キンちゃん! 止めるぞッ!」天晴達が変化してキンジを押さえようとしたが妖気に弾かれる!「皆さん、後はお願い致しやす。あっしを倒して」キンジは狼男と化した。
キンジは再び意識の深い霧の中にいた。十六夜が現れる。「やっとたどり着いたね」狼男も姿を現し、十六夜が狐の面を取ると中はキンジだった。周囲を妖怪達が取り囲んだが、その顔は全てキンジだった。「君と妖怪の力が融合したという訳さ。悩みも恐れも侮りも、忘れられるさ!」「忘れられる?」仲間達を思い出すキンジ。「揺らぎ易い心なら鍛えるだけだよ、私達と一緒に!」風花は言った。「キンちゃんは弱くないし、情けなくなんかないッ!!」天晴は言った。これまでの日々。キンジは笑みを浮かべた。「忘れるなんて違いやす。あっしの心は弱かった。だからこそ、坊っちゃん方とここまでこられやした! 弱さもあっしの一部。悩みや恐れもあっしの
     4に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 4

2015-11-08 21:31:20 | 日記
あっしの一部でございやす!! このことを忘れちゃいけやせんっ!」立ち上がったキンジ。「こいつの恐れの力が消えてゆく?!」キンジを恐れる十六夜。「妖力が怖くないというのか?!」狼男が問うてきた。「もう怖くはありやせん。全ては自分の心が原因。ならば妖力は、もはやあっしの一部でごぜぇやす!!」妖怪達が苦しみ出す。「キンジ! 今じゃ!!」好天の声が響く。「全て斬れッ!」キンジは浦鮫で周囲の妖怪と十六夜を斬って滅した。
狼男の体を突き破って元のキンジが現れた! 驚く天晴達と正影。浦鮫は忍者激熱刀に変化した。「ヤァアアッ!!!」光るキンジはスーパーサイヤ、じゃなかった、スーパースターニンジャーに変化した。ポンチョがなびく。風遁手裏剣を刀に装填する。「ザ・激熱! ハリケーンじゃっ!」「激熱ウィニングスーパースター!!!」烈風で巻き上げた朧車を激熱刀で斬り付け、そのまま上空に吹っ飛ばして爆発させるキンジ。「調子に乗りおって!」憤る正影。天晴達を含め乱戦となった。
「忍びなれども忍ばない!」「忍びなれどもスーパーパーリィナイッ!」「手裏剣戦隊ニンニンジャー!!」戦いながら名乗りも入れる一同。「ゲロッパ! スーパーソウルでいきやすよ!!」雷遁手裏剣を装填するキンジ。「ザ・激熱! サンダーじゃっ!」刀に稲妻を受けるキンジ。「激熱ライトニングスーパースター!!!」加速して帯電した激熱刀で正影を斬り払うキンジ。「おぉうあああ?!」よろめく正影。屋上では「おのれぇ!! ふんっ」十六夜がなぜか乙女な仕草で怒りながら撤収していっていた。
「肥大蕃息の術!!」朧車を巨大化させた正影はよほど頭にきていたらしく、朧車の中に乗り込んだ。天晴達はゲキアツダイオーで応戦した。ローラーでまた押されるとキンジのアイディアでコンテナを多数ローラーに噛ませて一先ず突進を止めた。
     5に続く

手裏剣戦隊ニンニンジャー 5

2015-11-08 21:31:10 | 日記
難を逃れ、ライオンハオーとバイソンキングを呼び出すと覇王ゲキアツダイオーに合体させた。「燃えてきたぁ!!」上がる天晴。「粘り強い奴らじゃ!」苛立つ正影。朧車と互いに突進するが激突する前にハオージョー形態に変形して飛び上がり砲撃し、怯ませる天晴達。着地後、並走しながら砲台で猛烈な連打で撃たずに殴る天晴達。朧車はローラーを離した。「まだまだ!」砲台をロケットパンチのように放つ天晴達。砲台で『殴る』ことにこだわりがある。ローラーは破壊され、「傷だらけでおじゃる、ローラー!!」朧車本体にもダメージを与えた。
天晴は覇王ゲキアツダイオーの頭に乗った。「覇王ゲキアツ大一番!!」構えるキンジ達。「ハァッ!!」天晴が刀を振るうと合わせて覇王ゲキアツダイオーの胸部からオトモ忍の形をしたエネルギー弾が連射され朧車に撃ち込まれた。「おじゃるぅ~ッ!!!」爆発する巨大化朧車。正影は慌てて逃げようとしたが「御館様ぁ、申し訳ござりませぬぅ~ッ!!」爆発に巻き込まれて遠い彼方に吹っ飛ばされていった。「忍ばずぅ、わっしょーいっ!!」「イヤッハー!!」一同大喜びであった。
「また、ご迷惑をお掛けしやした」道場に戻ると頭を下げるキンジ。「気にしちゃダメだよ」気遣う風花。「結果オーライだね!」笑い掛ける凪。ここでなぜ助かったかキンジが不思議がっていると珍しく好天が解説に現れた。『妖力』を克服したから。『力』のみ残ったという。イージィーだなっ!「ところで好天様」意識の世界で好天の声が聞こえたことを聞くと「何のことじゃ?」好天はとぼけるのだった。
・・・サクッと解決。次回はヨシヒコ的なヤツのようだが、本職の特撮班だとどんな感じかな。といっても、ヨシヒコは完全にギャグパロディで一応ファンタジー作だから基準違うだろうけどさ。