福岡大学医学部・社会学研究会 研修
プログラム
・受付14:00
・坐禅14:10~14:40
・休憩14:40~14:50
・法話14:50~15:20
・ディスカッション15:20~15:50
・掃除15:50~16:00
〇法話「生死(しょうじ)について」
l 医師が遺族に臨終を伝えるとき
・義父の臨終のとき主治医の先生は脈拍と動向を見て合掌された。言葉はいらなかった
・大往生ということばは遺族への賛辞。禅では如何なる死も大往生。
・輪廻転生のインド思想 執着すれば悩みになる
・この世を極楽にするのが修行であり仏教信仰
l 臓器移植に関して
・生死は分けられない。理屈を述べれば限がない。
・禅で「生死の問題」といえば「自分の問題」ということ。
・よき生き方によき最期あり。元気な時に家族で最期のことを話し合うべき。
l 善意の世界
・僧侶の托鉢は無我の修行
:丁寧なお辞儀:午前中:三人以上:笠をかぶって顔を見せない
:言葉を交わさない:任意の寄付、強制しない:見返りは求めない
・本当の自分とは何か。だれかに喜んでもらえるというとき。
・臓器移植も「布施行」だから「無我の行」
l 生也全機現死也全機現(しょうや、ぜんきげん)圜悟禅師『圜悟錄』十七
・精一杯生きようとする方に手を差し伸べるのが医療ではないか。