臨済宗南禅寺派圓通寺

Zazen 法話のページ

社会学研修会

2015-09-04 | 

 問い合わせ 0942-34-0350 圓通寺

「生死について」 

研修趣旨:人の生死についての認識には宗教が大きくかかわっているといわれている。禅ではこれをどのように説くのか。

福岡大学医学部・社会学研究会 研修

 プログラム

・受付14:00

坐禅14:10~14:40

・休憩14:40~14:50

・法話14:50~15:20

ディスカッション15:20~15:50

・掃除15:50~16:00

 〇法話「生死(しょうじ)について」

l  医師が遺族に臨終を伝えるとき

・義父の臨終のとき主治医の先生は脈拍と動向を見て合掌された。言葉はいらなかった

・大往生ということばは遺族への賛辞。禅では如何なる死も大往生。

・輪廻転生のインド思想 執着すれば悩みになる

・この世を極楽にするのが修行であり仏教信仰

 l  臓器移植に関して

・生死は分けられない。理屈を述べれば限がない。

・禅で「生死の問題」といえば「自分の問題」ということ。

・よき生き方によき最期あり。元気な時に家族で最期のことを話し合うべき。

l  善意の世界

・僧侶の托鉢は無我の修行

:丁寧なお辞儀:午前中:三人以上:笠をかぶって顔を見せない

:言葉を交わさない:任意の寄付、強制しない:見返りは求めない

・本当の自分とは何か。だれかに喜んでもらえるというとき。

臓器移植も「布施行」だから「無我の行」

 l  生也全機現死也全機現(しょうや、ぜんきげん)圜悟禅師『圜悟錄』十七

・精一杯生きようとする方に手を差し伸べるのが医療ではないか。


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