Buddha and merchants
「古池や蛙とび込む水の音」芭蕉(1644~1694)
仏頂禅師と芭蕉の問答
「今日のことはいかがですか」
「雨過ぎて青苔うるおう」
「青苔いまだ生まれないときの仏法はどうか」
「蛙とび込む水の音」
古池や、は後から付け足した
・『禅と日本文化』「禅と俳句」鈴木大拙
「芭蕉の俳句を閑寂の味わいと解するのは要領を得ていない」
「実際には直感そのものである」
・大箴和尚の俳句人生「石に噛み入るセミの声」
俳句を語る資格は俳人になってから。禅を語るのは本当にその境地になってから。知っているのと実践したのは違う。
・中道や無常を説く教えは他にもある。無我を説くのは仏教だけ。
中道について
・琴糸のたとえ「ソーナよ、張りつめたことの糸は切れてしまう。糸を緩めると琴の音は出ない」『雑阿含経』『パーリ語経典相応部』
禅では「道にあたる」とよみ、偏らずに実行すること。
・ソーナは修行に頑張りすぎた。悟れないので僧侶をやめたくなった。
・お医者さまから「頭に腫瘍ができている」といわれました。でも分かってよかったと思います。今は一日一日を大切に生きています。Kさん76歳
一日一日大切に生きる、これが中道、真ん中の道ではない。
・スリランカの寺では「信者さんの僧団施設」がある。中道は相談の指導方針だそうだ。仏教各宗派では中道について多くの教えがある。
スリランカ仏教における禅の原点
- 禅はインドで生まれ中国で発展し日本に伝えられた。
- アッサジの托鉢のすがたとシャーリープトラの入門
- 禅は「捨てる」ということがモットーである。
- サイの角ように歩め
English lecture ’What is Zen for Sri Lankan Buddhist?’
動画
Zen lecture